2013-09-09

キャロット募集馬見学ツアー2013

今年も行ってきましたキャロットクラブ募集馬見学ツアー 2013。
今年は台風一過で地元(三重県)の気温が一気に涼しくなっていた事もあり、昼も夜もまったく寒さを感じない北海道でした。1日目にやや雨模様だったものの、気温としても非常に過ごしやすいツアーでした。
ではでは、見てきた仔馬たちのレビューと行きましょう。

■キューティゴールドの12
1発目の牧場でいきなり本命登場。 気性的な所にも問題はなく、ヤンチャだけど聞き分けは良いので賢いのかもしれない。期待するしか。皮膚もプルプルと弾力に溢れていて薄い。この馬体重にして脚がやたら細いが、歩様にフラツキはなくしっかりとしたものなので問題にはしなかった。
血統、馬体、厩舎、育成状況、全ての点で合格点を超えており、文句なし。
引っかかるのは価格が安すぎる所。いったい何が審査員のご機嫌を損ねてしまったのだろうか。
また、現時点で馬体重が500kgを超えている所も懸念材料ではあるが、走り方(走らせ方・育成部分)で克服できる部分だと思っている。
募集番号が72と言うのも何やら惹かれるものがある。(懸念)

■カニョットの12
2年連続でマンハッタンカフェの牡馬はどうかなーと思っていたので、実は最初の募集馬リストでは本命だったのだが、厩舎が発表された時に大きく評価を下げたカニョットの12。
これは牧場スタッフでは無くキャロットクラブのスタッフに聞いてみたのだが、「新規でお預けする所なので正直よくわかりません。」と率直なコメントを頂いた。期待している厩舎なら2頭3頭と預けると思うのだが、伊藤大士厩舎はただ1頭のみ。正直、これから関係を深めるかどうか迷っている印象である。年1頭と決めている俺が突っ込むにはリスキーである。関東馬と言うのも下げ材料。
馬体は後ろ脚が貧弱に見えた。

■ラフィカの12
すでに真っ白の芦毛が美しいラフィカの12。父クロフネに母の父サンデーサイレンス、兄弟にエアパスカルと血統面では文句が無い。
馬体は正直よく分からない。芦毛は見づらいのだ。
放牧中にケガをしたらしく右後ろ脚に生々しい傷跡があった。が、周回展示では普通に歩いていたし、悪ければ見せないので問題ないケガなんだろう。あと、顔の右側にもケガの痕があった。
さすがに展示では人が多いのでビビッて嘶きまくっていたが、牧場のスタッフも気性は激しい所があるとか、ヤンチャとか言ってたし……見た目は真っ白で可愛いのに、よっぽどヤンチャらしいでこの小娘。

■シーザリオの12
買う気はないけど、とりあえず(価格面での)1番評価たるこの馬もチェックしてきた。
うーん、これといって悪い所も無いし、順調に行けば1勝は出来るんじゃないかなと思ったけど……正直、1憶2000万と言われても馬体からはピンと来ないね。
まぁ、俺の目はザルなので仕方ない。

■ヴェラブランカの12
今回のツアー全行程中で、最も良く見えた馬。
血統は、母の母アドマイヤサンデーに、母系に入って良しのクロフネを挟みつつ、アドマイヤサンデーとの相性が抜群に良いジャングルポケットと、非の打ち所がないキャロット定番血脈。
周回展示で見て惚れそうになったが、例のアドサン×ジャンポケと知って納得。これは素晴らしいわ。毛ヅヤピカピカ、雰囲気があってオーラを放っていた。
厩舎はアニメイトバイオやサクセスオネスティの牧厩舎。関東なのが俺的にはいまいちだが悪くは無いと思う。
価格は初仔だからか評価が低いが、キャロットクラブの中にあっては1次募集で埋まるぐらいの人気はありそう。
毎年1点勝負の自分にとって、キューティゴールドとの一騎打ちとなる評価をしたが、最終的には厩舎が東にあるか西にあるかで、西のキューティゴールドに軍配を上げた。

右の写真は周回展示中のラフィカの12です。
ビビッているのか愛嬌を振りまいているのか、キョロキョロとやたら可愛い。カメラに目線を送ろうとしているあたり、プロである。
右後ろ脚にケガをしていたのもドジっ娘アピールだと思うと、末恐ろしい

このブログを書いている時点で、
「ひょっとして、キューティゴールドの12は1次募集で埋まらないだろうし、ヴェラブランカの12に1次募集最優先でとりあえず逝っといて、ハズレたらキューティゴールド行けば良かったんじゃないか?」
と思ったが、ヴェラブランカの12が間違って当選したらキューティゴールドの12が獲れなくなるわけで、それはそれで悔しい。

と言う事で、今年は キューティゴールドの12 です。
最優先ならまず大丈夫だと思うので、馬名をゆっくり考えていきましょう。