2004-12-10

3代目愛車 TOYOTA CAMRY

スケール : 4815 × 1795 × 1490 mm
車両重量 : 1430 kg
エンジン : 2AZ-FE S4-DOHC 2.362L
エンジンパワー : 159 ps/ 5600 rpm
エンジントルク : 22.4 Kg-m / 4000 rpm

 カローラも走行距離が9万キロに近付き、そろそろ乗換を検討してみました。
 今回のカムリを買う際に競合したのは次の車である。アルテッツァ、アリオン、プリウス、プリメーラ、アコード、アテンザ。
 購入の基準は「カローラを越える事」である。カローラの最大の武器であるバリュー・フォー・マネーについては、他車では比べ物にならないほど優れているので多少は目を瞑ることにする。生涯セダンと決めているので、ワゴンやミニバンの類はまったくノータッチ。ハナから相手にならない。

 まず考えたのが、マイナーチェンジを施したカローラである。モデル後期型なので色々とチューニングされ、ラグジュアリー系統も進化しているものだろう。だが……またカローラ? いくら優れているとはいえ、車好きを自称する私がそれは避けたい。主にネームバリューの意味で。
 次に、トヨタ系の1つ上のグレード、アリオンとプレミオである。カローラに対してアドバンテージになるものが無い。即却下。アルテッツァも発売当初の勢いは無く、普通の見た目スポーティセダンになっている。もう売る気も無いんだろうか。
 そしてもう1つ挙げるならプリウス。だんだんと値を下げてきたハイブリッドカーも悪くは無い選択肢なのだが、先代に比べて悪化したスタイリングが気に入らない。先代と同等か、超えてくれなきゃ買う意欲も湧かない。
 日産だとブルーバード、プリメーラ辺りだろうか。ブルーバードはネームバリューだけ先行して、実は中身が無い。売れてもない。悲惨な車だ。プリメーラは前回カローラを買う時にも選考に入れたが、リアのデザインが重苦しい。
 ホンダの場合、セダンの印象と評判はおしなべて悪い。アコードも考えたが、カローラと比べても内装がちゃちい。勘弁して欲しい。デザインも何がやりたいのやら。
 そして、マツダのアテンザ。迷った。迷いまくった。内装に辛い所があるにしても、スタイリングが素晴らしい。カムリより15cm短い全長にほぼ同じだけの室内空間を作り出しながら、スタイルとしてスマートさを維持している。最小回転半径も大差無い。今回検討したカムリと比べると走行性能においても上回り実に素晴らしい車だと思うのだが、カローラ店との付き合いもあるからなぁ……。
 と言う事で決まった、カムリ。カローラの上位車種としてはあまりにも大きく、その取り回しについては多少苦労しそうな点もある。それは新車レビューの時に書いたことだ。でも、俺の家の周りって田舎だし、そんなに苦しい所も無いかな~と思ったのですよ。

 次にグレードの選択だが、トランクリッドが立ちすぎているのが気にかかり、リアウィングが欲しい所。するとツーリンググレードしか選択肢が無くなる。ツーリンググレードの内装がスポーツ調でシートは黒く、パネルもメタリックだ。正直、カムリの外観に合ってない。シート自体も服の毛が付きやすいと大変悪評高い。内装はフォーン(カローラの時代ではアイボリーと言ったが)が良い。すると、グレードは2.4GLEに限定され、リアウィングの装着が不可能となる。リアウィング装着かフォーン内装か、2つに1つしか選べない。不思議である。このあたり、トヨタは何も考えずにツーリンググレードを作ったことがうかがえる。
 内装か外装かと言われると、使う身としては内装なので、2.4GLEを選択。俺もおっちゃんの仲間入りだ。
 今回はスポイラー等の外観装備は無しの方向で。価格的なところもあるが、あまりガキっぽいのは好かない俺の嗜好もある。
 さて、楽しい楽しい購入厳選も過ぎて、あとは納車されるのを待つだけだ。

2004-12-03

月は東に日は西に – Operation Sanctuary


 K氏、Y氏から伝え聞きし、オーガスト3rd作品。よく解からないが、とにかくシナリオが物凄いらしい。
 物語には起承転結があると思うが、その「転」の部分が並大抵のモノじゃないらしいのだ。その謡い文句はなかなかそそられる。
 略称は、はにはに。タイトルのひらがなの部分だけを読んだ特徴的な略称だが、公式サイトやゲームシステム中でも普通に使われている。

ファーストプレイ

 インストーラのインターフェイスがなかなか凝っていつつ、Windowsと程好く折衝つけており好感が持てる。
 ゲームを起動させると早速オープニングムービーが流れる。絵柄のわりにスピード感のあるオープニングムービーだ。「東西奔走スクールライフADV」を名乗るだけのことはある。
 なんだかシステム周りが無駄に豪華な雰囲気を出している。インストーラ同様、頑張りすぎちゃったんだろう。
> 茉理「聞いてるの?」
 茉理、登場。
 主人公の従妹。この春から主人公の通う学園に入学することになった1年生だそうだ。主人公は、この従妹の家に厄介になっている。
 金髪ツインテール娘。ご多分に漏れず、意地っ張りなんだろうか?
> 源三・英理「ただいまー」
 英理、登場。(ぉぉ
 主人公が厄介になっている家の家主。主人公にとって叔母にあたる人物だ。つまり、Kanonで言う所の秋子さん。
 主人公は5年前の事故以前の記憶が無いらしい。意外と重い話なんじゃないかと思う……。
 ……無理だと言ってくれ。
> 保奈美「なんだは無いじゃない。せっかく起こしに……ほら、もうこんな時間だよ」
 保奈美、登場。
 ロングストレートのクラスメイト。ナナメ45度に伸びるアホ毛が特徴的だ。
 打てなくも無いが印象薄いんだよなぁ……(ぉぉ
> 結「今年一年、この2年B組の担任を努める、ののはら・ゆいです」
 結、登場。
 超ちびっこで、ロングストレートの主人公のクラスの新任教師。主人公が所属する天文部の顧問にも就任された。新聞記事でも騒がれていた「ちびっこ先生」だ。新聞記事ではちびっこ先生は定番と書かれていたが、他のゲームだとぱられるハーモニーと下級生2ぐらいしか知らないが……。
 実は以前に関東へ遊びに行った際、大推進を受けていたキャラクターである。カフェテリアの立ち絵が最高である(謎)
 普通に打てますが、何か?(ぉぉ
 授業開始日から早々学校の屋上で昼寝をしていると、しましまが降ってきた(マテ
 メインヒロインの突然の登場で、オープニングテーマが挿入される。
 普通に楽しい学園生活。季節は春、主人公は2年生になったばかりだ。東鳩の季節。主人公はノリが良く、これは楽しめそうだ。
> 美琴「あまがさき・みこと、です」
 美琴、登場。
 オープニングシーンで屋上のさらに上から降ってきた女の子。帰国子女の転入生で、主人公と同じクラスになる。
 赤髪ポニーテールの女の子。しましま確定の逸材。
 主人公の事を「裕介」なる人物と勘違いするが、記憶の無い主人公。はてさて。
 俺にとっては、微妙に打ちづらいポイントである。
> 恭子「こっちで私特製のコーヒーでも飲んでいかない?」
 恭子、登場。
 学園の美人保健医。タイトスカートに白衣を羽織った若々しい先生だ。しかし、男子生徒からはその容姿に誘われて騙されると畏怖されているらしい。
 当然、ファーストインプレッションの時も温室の掃除を、コーヒー1杯の報酬でやらされることとなる。
 ナスティ・ボーイはもちろん打てるというか、むしろ手の中で踊りたいだろうけど、俺には無理……(笑)
> ちひろ「あの……」
 ちひろ、登場。
 主人公が温室の掃除をさせられていると登場した1年生。園芸部に入部希望で来たらしい。従妹の茉理とは友達。たった一人の園芸部員として活動していく事となる。
 ショートの髪に黒ストが眩しい後輩だ。性格はおとなしい。
 苦もなく打てる甘い球。右へ打とうか左へ打とうか迷ってしまうほどである(ぉ
> 文緒「はぁ……しょうがないわね」
 文緒、登場。
 真打は遅れて現れる。威風堂々本命登場。主人公の推薦でクラスの委員長になったクラスメイト。1年の時も委員長だったらしい。
 ショートボブの黒髪に白いハチマキ(ぉ)を巻いている。クラスの委員決めもテキパキとこなし、困っていた結先生を助けた。
 えっ……と。これ打てなかったら犯罪だよ……?(ぉぉぉ
 茉理の両親、つまり主人公がお世話になっている叔父母が仕事が忙しくなるらしく、家事の分担。主人公が掃除洗濯、茉理が料理ということになった。さっそく保奈美を呼ぶ茉理(笑)
 保奈美が私服で登場。……ロ、ロングスカートにエプロンですか……(・∀・)イイ!!
 クラナドやONEで育った俺には、非常に楽しい。主人公がボケ役で、登場人物はノッたりツッコんだり。
 ちひろのボイスがなかなか良い。これは声質的なもの。結先生のしゃべりはまったりとして大人のような気もするが語尾が舌足らずであり、最後まで聞こうという気にさせてくれる(ぉ
 カフェテリアにて保奈美が正面に座るシーンがあるが、結先生のそれと比べると、結先生の凄さが解かる。はいココGOサインですよ~(ぉぉぉ
 ふむ、結先生はプリンが大好きで、保奈美はウサギが大好きですか。ふむ。
 雰囲気は変わらず、伏線も希少なままゴールデンウィークまで進む。蓮華寮(美琴、ちひろなどが下宿している)でお泊まり会をするらしい。ここで茉理の私服(よそいき)が登場。コ、コイツ……見事なひらひらじゃないですか…。
 美琴の私服姿もここで登場。き、貴様もか……。
 ち、ちひろもかい……!! そろそろ良作確定でいいですか?
 美琴との会話は何かヒロインじゃない生き物と会話している気分になるね……(笑)
 保奈美は、慌てることがないONEの瑞佳……って感じだな。主人公の性格もあいまって、そう感じる。
 イベントシーンは体育祭に突入。親が観覧に来ない寮生のために、家庭科室を使って一緒にお弁当を作ろう企画を主人公が発案。立ち合いを結先生に頼むなどして、無茶なギャグばかりかましていた主人公がもの凄く良い人になってきている。
 ……ん? まてよ? 放課後を使って皆で家庭科室で料理? って事は……。
 制エプオンパレードキタ────(゜∀゜)────!!
 こ、このイベントシチュエーションを作るためにかける労力! 偽善的振る舞い! 用意周到且つ大胆不敵なこの主人公はナスティ・ボーイなのか!?(ぉぉ
> 主人公「ほら、美琴もエプロンつけろよ」
 このさりげない切り口。
> 茉理「ちひろもね」
 身内まで、野望のために騙し切る凄腕。恐れ入りました……。
 季節は進み、6月。学生服が冬服から夏服へと変わり、私服も夏バージョンに変わる。見ているだけで楽しいのは俺だけじゃないよね? つーか、現実もそうだよね?
 OK。茉理もちひろも夏服OK(ぉぉ
 さらに進んで7月突入。ちひろルートなのかな? と思いつつも天文部イベントがあって微妙な感じ。
 仲の良い茉理とちひろだが、主人公がちひろと仲良さげにするのを見る茉理と、主人公が茉理と楽しそうに喧嘩するのを見るちひろ。茉理とちひろの中で話し合いがおき、舞台は夜の公園に……。
> ちひろ「実は私……」
 愛の告白シーンキタ! 舞台セッティングも完璧!
> ちひろ「ここには、(ザ・ワールド!)来たんです」
 きt────( ゜Д゜)────ajklwrqdnf!!!?!?
> ちひろ「大丈夫ですよ。仁科先生も(ザ・ワールド!)」
 (  Д  )   ゜  ゜
 えっと……?(ピヨピヨ)
……長い間がありますが、それを受け入れるまでレビュー出来る状態じゃなかった……そして時は動き出す。
> 玲「こんにちは。久住君に橘さん……だったかしら」
 玲、登場。
 主人公の通う学園の理事長先生。ビジネススーツのメガネっ娘お姉さんだ。9月まで来て新キャラとは……いや、ちょいキャラだろうか。その割りに立ち絵もあるし。
 まぁ打てないんだけど(ぉぉ
 ちひろとラウンド2、ファイッ!
 えーと……ガラスもブチ破って大きな音をさせているわけだし、ソコでするのは勘弁しる……(笑)
 肥料キタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉ
 ちひろちゃんが育てているフォステリア。その重要な肥料の抽出に成功(ぉぉ
 シナリオは感動的なものなんだけど、前半の伏線から予想された転結の遥か彼方を行く展開にさすがの俺も唖然とした……(笑) こりゃ、急転直下のシナリオとして名高いセンスオフを超えたかも知れん。
 けど、ラストが惜しい。栞チックで泣けるはずなのに、もったいないことをしています。

恭子シナリオ

 さて、なかなか面白いゲームと感じている感情は精神的疾患の一種でしょうか。はにはに2周目入ります。
 問題は、次は誰のルートに入るかだ……。1周目にちひろルート入ってしまったので関連性の高い恭子先生ルートか、メーカー推奨攻略順序通りに美琴ルートだと思われるが、ここは結先生ルート、イットク?(正直者)
 ……すまん。モチベーションが続くうちに恭子先生ルートを踏んでおこう(笑)
 恭子先生は、主人公が通う学園の保健医の先生。精力に満ち溢れた男子学生達を手玉に取る悪魔先生だが、しかし実は(ザ・ワールド!)なのである。
 まぁ、俺が打つところじゃないので、今日の日記は読み飛ばしてもいいですよ(マテ
 法定速度を守る結先生に対して、多少攻撃的と評される恭子先生の運転。
> ブロッ! キュルルッ!!
 軽自動車で、商店街脇の道をホイルスピンさせる運転を「多少」とは言わない(笑)
 ゴールデンウィーク。砂浜まで遊びにドライブにきた主人公と恭子先生と結先生。
> 男「しっかりした娘さんですね」
 え、もうワールド来た?(ぉぉぉ
 ごめ、大 爆 笑。
 授業中に漫画を読んでいた主人公。担任の結先生も知る所となり、起こられる事に。
> 結「ちゃーんと、お説教してあげますから」
 ……。
 ……。
 ……ナスティ・ボーイの気持ちも、解からんでも、ない(ぉぉ
 特に俺が吼える部分も無くシナリオは進んでいたんですが、ちひろシナリオの展開が恭子ルートでも展開する。
> 恭子「久住が見た通り、時計塔の下には研究室があるんだけど、上には……」
> 主人公「何があるんですか?」
> 恭子「……(ザ・ワールド!)」
 ……。
 ちひろインパクトには叶わないけど、さ す が です。
 そして、作品名「月は東に日は西に」の副題になっている「Operation Sanctuary」の名前も出てきた……これって、意味あったんだ……(ぉぉ
 げっ、ここで裕介君ですか……。
 ゆ、裕介君……(謎)
 キタ────(゜∀゜)────!!
 アツい展開キタ────(゜∀゜)────!!
> 恭子「一日中、キスしよう」
 不覚にも、超熱くなった……(ぉぉ
 やべぇ、感動的じゃないっすか……。ちひろで泣けなかったのに、恭子先生で泣いている俺ガイル(ぉぉ
 はにはににはまっている俺ガイル。(ぉ
 まさか恭子先生で……そんな意味でも予想出来なかった展開ですね。これも含めて、ザ・ワールドか。

美琴シナリオ

 恭子シナリオで出てきた裕介君。それが関連するキャラクターと言えば、もちろん登場時のセリフからして美琴だ。ファーストプレイから気になっていた伏線に進みたい。
 また、恭子先生はシナリオの泣き度に打ちこんでしまったが、美琴こそ外すだろ……ってことで、モチベーションが高いうちにメインヒロイン行きます。
 美琴は、新学期から訪れた転入生。赤髪ポニーテールの明るい性格……と言うか、1本ネジが折れたような性格をしていて、メインヒロインらしからぬ言動と行動で主人公とかなり気が合うようだ。
 好きな食べ物は杏仁豆腐で、趣味は編み物。
 むしろ、とにかく私服がひらひらで俺を惑わせようとする(ぉ
 さて、舞台は一気に飛びまして体育祭後、美琴ルートに突入するあたりである。
 土曜日に天文部の活動をしていると、弘司が、家の用事があるからと言って帰宅する。
 弘司って蓮華寮生じゃなかったっけ……? 伏線がある度にワクワクするのは、ザ・ワールドの魔力に取り付かれているんでしょうか。
 なんだかよく解からない内に美琴と軽いお付き合いを始めるようになった主人公。そしてあっさり引き下がる保奈美。おいおい……それはあり得ないだろ、保奈美的に。
 ……いや、修羅場が欲しいとかそういうことじゃないからね?(ぉぉ
 そしてお待ちかね。しかしその話は突然。
> 美琴「直樹、わたしの話を聞いてくれる?」
 キタ────(゜∀゜)────!!
> 美琴「(ザ・ワールド!)って言ったら……信じる?」
 !?
> 美琴「なんだか勢いで話しちゃったけど……」
 勢いとか言う話じゃないんだよ……。
 その勢いに乗ってラーウンド1、ファイッ!!
 薄い緑のしましまが、ぴんくのしましまに変わってますよ……?
 ラウンド1、ラウンド2、ラウンド3と行きましたが……なんだか、オレポケのナズナを連想させる構成ですね(謎)
 そしてついに、ワールド物語の鍵を握る人物、裕介の登場。
 裕介との事実が明らかになっていく。面白くなってまいりましたが……。
 この設定、俺的にはものすごく面白いのに(物理・生物・心理)、やけにあっさり終わってしまいました……物凄く残念でした。

茉理シナリオ

 世界(ザ・ワールド)ランカーのトップエージェント、ナスティ・ボーイからの指令が下る。
> K氏「美琴をクリアしたら茉理、保奈美と行って最後に結先生です」
 私に我慢プレイをしろと……?orz
 美琴が拍子抜けだったのでテンションが上がるように結先生に行きたい所でしたが、俺的最難関の茉理をやれって、そんな殺生な……(涙)
 しかし、今月はナスティ・ボーイ月間なのでその言葉を信じてみます。ほら、このゲーム「はにはに」でも言ってるじゃん? 信じるものは癒されるって(謎)
 茉理は、主人公の従妹で、金髪ツインテール娘。ツンケンしている意地っぱり娘でもなければ、おっとりとした天然娘でもない。ぎゃいぎゃいと騒ぐごく普通の妹って感じ。この時点で既に打てません。
 主人公の1つ下で、ピカピカの1年生だ。クラブ活動に食堂運営委員会を選択し、カフェテリアでウェイトレスをしている。打てないポイントその2。
 マジで勘弁して欲しいナリよ……。
 ふむ……。ファーストプレイで起こった、ちひろと茉理の仲に微妙な変化が生じるところから、シナリオは起こっていく。ここから茉理側にシナリオが振られていくのだろうが、正直ちひろ側に逃げさせてください……(ぉ
> ちひろ「私、久住先輩のこと、好きです」
 声優さんゴッジョブ。(ぉぉ
 特にこのセリフの後半部分の息の入れ方が絶妙で、ひたすらちひろに萌える仕様になっている。選んでいる選択肢は茉理オンリープレイなので、茉理シナリオのはずですが……(ぉぉ
> ちひろ「……分かってました」
> ちひろ「これから言おうとしたこと、分かってました」
 そうなんだ……この気持ち、解かってくれていたんだね……。
> ちひろ「それを、茉理に早く言ってあげて下さい」
 ポカーン。
 ……ち、違うよ? なにこれ? ワールド?(ぉぉぉ
> ちひろ「あたし相手じゃときめかない?」
 うn……ごふんごふん!!(ぉぉぉ
 茉理の勢いで初デート……ときめかない(笑)
 そしてあっさり引き下がる保奈美。おいおい……だからそれはあり得ないって、保奈美的に。
 って、あれ? まだワールドが来ていないのに、ちひろちゃんと3人で海ですか? 引っ張りすぎじゃないんですか? ……まさか展開しないとか?
 ……確かに、ちひろ・恭子・美琴はワールドの設定が強く絡んで、と言うか(ザ・ワールド!)だった。茉理ルートはワールド展開無しなのか……なんか物凄く残念がってる俺ガイル……(ぉぉ
> 茉理「直樹っ、怪我はっ!?」
 ……。
 ……。
 ……orz
 ワールド来た……最悪の形で……orz
 さて、終わりました……(ぉぉぉ
 相変わらず、のめり込むと筆が止まる俺。この辺り、レビュアーとしては失格ですかな。
 感想はと言えば、美琴と同じく非常に惜しいと言わざるを得ない。日記を広げるシーンまでの持っていき方は問題無い。ワールドが展開するのも、もう慣れた。惜しむらくは「日記の内容」と「ノーリーズンで終わった事」だ。日記の内容はイベントシーンしか書かれておらず、その他の日のことが出て来ないのでは威力も半減だ。そして2段階エンドの1段目で茉理の状態が良くなるが、そのきっかけすら描かれていない。きっかけの伏線は、ちひろの持ってきたフォステリアぐらいのもので、それもちひろルートをクリアしないと解からないしこれで「察してください」と言うのは無理があるよ……(笑)
 とかなんとか言ってますが、シナリオ中は当然のように泣きましたが、なにか?(ぉぉぉ

保奈美シナリオ

 では、ラス前。保奈美ルートに行こう。
 結先生をオアズケされて、保奈美ルートにテンションが上がらないかと言えばそうでもない。美琴ルート、茉理ルートでも書いたように、保奈美のキャラポジションが茉理に次いで近い位置で、尚且つパーフェクトな幼馴染み。これは素敵なバーサスイベントが期待出来ると言うものですよ(ぉ
 まぁ、普通に考えれば茉理ルートで出てくると思っていた今の今まで出てきていない主人公最大の謎、記憶喪失になる5年前以前だ。結先生が知っているとは考えにくいし、それが保奈美ルートの焦点になるのだろう。
 しかし無情にもナスティ・ボーイからのリークでは、保奈美と美琴はエロ担ですよとの情報が舞い降りる。保奈美はまだプレイしていないので解からないが、美琴ってエロ担って言うよりコス担なんじゃないかと……(ぉぉ
 保奈美は、主人公の幼馴染み。お隣に住んでいるらしく、毎朝起こしてくれる甲斐甲斐しい女の子だ。ロングストレートの髪に抜群のプロポーション、人当たりの良い優しい性格に成績優秀な頭脳、料理も掃除も大得意で大好きと、もはや非の打ち所の無いスーパー幼馴染みだ。
 キャラ的に見るともちろん打てる所なのだが、何かしら欠点が無いと愛着が湧かないと言うか……(マテ
 さて、シーンはあっさりと夏休みの登校日に飛ぶ。何度も通ってきた共通ルートだし、制エプぐらいしか感想が出ない(マテ
 登校日が終わると天文部の夏合宿だ。他のシナリオとは違い、保奈美も参加することになった。
> 保奈美「……そうだ、夕食の差し入れを持っていっていいかな?」
> 美琴「大賛成!」
> 弘司「是非!」
> 結「プリン~」
 先生、それおかしいです。って言うか、夕食でもないです。
> 結「……じゃなくて、よろしくお願いしますね」
 (;´Д`)ハァハァ
 かなり展開が遅いように感じるが、9月に入ってからちひろルートで出てきたコテージへ行く事になる。
 さて……エロ担の実力を見せていただきますかね……(ぉ
 そこで着替えが入りますか……(ぉ
 うーん……なかなかですな……(謎)
 保奈美の誕生日、エプロンをプレゼントする主人公。
 そして、それに応える保奈美。予想を越える応え方ですよ? ワールド……?
 ほなみんは、ドウシテ、ソンナニ、エロインデスカ……?(ぉぉぉ
 美琴ルートと同じようなワールドのきざし。正直、ワールドはもうおなか一杯です(笑)
 ワールドは恭子先生から語られる。考えれば当然だ……。
 そして……う、結先生が激しく絡んでくるんですが……(←心境をお察し下さい)
 美琴と同じく惜しいなぁ……。
 物語の転がキツいゲーム……シナリオ前半と後半で差が激しいゲームと言えば、俺が知っているゲームで代表格はsence offだ。未来にキスをも同じようなもんだが、俗に言う「元長テキスト」というやつ。
 その元長テキストととの大きな違いは何かと言うと、前半と後半の尺が大きく違う。元長テキストの前後尺(重要度含む)が3:7程度だとすると、はにはにの場合は8:2ぐらいなのだ。
 俺自身は終わり良ければ全て良しって感じなので、好きなのは元長テキストの方になる。いや、はにはにも嫌いじゃないんだが、元長氏なら読むのに10時間はかかるだろうテキスト量を用意してこれる設定で、サクッと終わってしまう辺りが、実に惜しいと言わざるを得ない。

結シナリオ

 はい、ついにはにはにも最終章で御座います。
 って言うか、今の俺を止められるものと言ったら……1000万パワーの人とか、金色の鎧の人とかじゃないと無理。パワーがみなぎっております。ヤル気に満ち溢れております。
 結先生は、新任でやってきた担任教師。主人公が所属する天文部の顧問ともなり、主人公たちとよく関わってくる。
 身長が140cmに届いていない超ちびっこで、クラス全員から可愛がられ、愛されている。そして結先生自身も優しく思いやりがあり、まさに教育者の鏡。実に素晴らしい先生っぷりだ。
 もちろん、打つ。超特大アーチを予告(ぉぉ
 まずは、結先生の冬の私服姿ですが……ふりふりのワンピースはまだ良しとします。激しくふりふりしていますが、吼えるような場所ではないでしょう。むしろ、ここは吼えずにそっとしておくべきです。私の属性ではないので!
 そんな所よりもここはむしろ……その帽子は反則なんじゃないんでしょうか……!
 ごめん、打つとか言った俺が悪かった。
 さて、前半のヤマ場。恭子先生ルートでも通りましたが、
> 男「しっかりした娘さんですね」
 最高。それ最高。
 しかし、この後の1枚CGって結先生が犯罪だよなぁ……(ぉ
 この絵師さんって、保奈美とか恭子先生みたいな女性を描くと巧いけど、ちびっこを描くのは苦手ですな。
 殆どこれまでのルートで通った選択肢なので、華麗にスキップして体育祭。
 結先生を見たことが無い参観父兄の視線が結先生に飛ぶ。
> 結「はい?」
 ん、いい声だ(ぉぉ
 年上のようなそうでないような微妙なラインがいいね……(ぉぉ
 そして6月。いつもの天文部活動だ。
> 結「ちゃんと怒る時には怒るんですよ」
> 主人公「見たことないけどな」
> 結「怒るんですよ」
> 頬を、ぷぅと膨らます結先生。
 よーし、皆の者! ここも撃てっっっ!!!
 7月になると、結先生の私服も夏バージョンだ。
 水兵さんである(謎)
 ……。
 …………。
 ……相変わらず帽子が反則ギリギリです。って言うかアウト。
 そして、ワールドが到来する。来る必要が無い場面なのだが、問答無用だ。
> 玲「ここは、(ザ・ワールド!)です」
 ……。
 相変わらず有無を言わさない、物凄い斬り伏せ方でございますこと……。
 主人公と結先生には、壁がある。教師と生徒、外見的な問題、保奈美ルートで出たアレ……色々あるが、恭子先生とも巧く立ち回ったわけだし、そこらへんはなんとかなるだろうと思った矢先、ワールドが牙を剥く。
> 結「(ザ・ワールド!)がいても不思議じゃないでしょう?」 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 ……ににに、2段階ワールドキタ────(゜∀゜)────!!
 けど……負けないっっ! ラーゥンド1、ファイッ!!(ぉぉぉ
 CGが別人に……っっ!!(ぉぉ
 こ、これも、ザ・ワールドの一種だろうか!? しかし、こんなことじゃ負けられな……GYAAAAAAA!!
 ふむ……(ぁ
> 結「どうして、男の人ってパンツが好きなんでしよう?」
 結先生は教師であり、(ザ・ワールド!)だ。疑問があれば、
> 結「では、興奮するところ見せて下さい」
 解決させなければ気が済まないものである。
 でも先生。場所が……危険極まりないですよ……。
> 結先生のことだから、熱心に勉強してしまったに違いない。
 OK。GOサインが出ました(ぉぉぉ
 そしてシナリオはヤマ場へ向かう。
 これまでのシナリオルートからすればありえないぐらいの丁寧な伏線が貼られ、事態はその方向へ向かう。
 勘弁して下さい勘弁して下さい。
 マ、マルチキタ────orz────!! 真琴キタ────orz────!! 旭ちゃんキタ────orz────!!
 こう言うのは、耐えられません。ほとばしるって絶対。
 しかも、膝の上。それ、無理。マルチは観覧車、真琴は腕の中、旭ちゃんは巣穴の中(ぉぉ
 そして……。
> 結「久住……くん?」
 orz
 もっと引っ張るのかと思って油断してたから、またほとばしっちゃったじゃないですががががががGYAAAAAAAAAAAA!!!!!!
> 結「わたし、(ザ・ワールド!)でした」 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 3段階目のワールドキタ────(゜∀゜)────!? 
 ……。 
 えーと、今更どうしろと……。 
 えーと……。 
 (  Д  )   ゜  ゜
 3度に渡るワールド発言で、さすがに感覚が麻痺してしまった。保奈美ルートで出てきた結先生が絡む事件が結先生のシナリオの本筋になるのかと思いきや、予想の遥か彼方を行く展開が「さすがワールド」と言わしめた。
 最後は良かったね良かったね展開で楽しめたのだから、良かったんだろうか。いやしかし、その「良かったね」は1次ワールド後から2次ワールド、3次ワールドを経ない状態の「良かったね」であって、2次ワールドで号泣した俺は3次ワールド後の「良かったね」に「良かったね」と思いたい気持ちをどうすればいいんだ(電波発言ブチかましてますが気にしないで下さい)
 しかし、「Operation Sanctuary」のラストも見届ける事が出来たし、これまで再三ワールド発言をされて保奈美シナリオでは「おなか一杯」とか言っていたはずなのに複数段ワールド展開で飽きることなく結シナリオを楽しめる事が出来た。結局、結シナリオはラストにしてよかったと思っている。

総括
 さて、総評。
 シナリオは、ザ・ワールド! 前半のノリ、ギャグは俺的にかなりヒット。後半もシナリオごとに落差はあるが、良いシナリオはかなり盛り上がる。俺も半分のシナリオで泣かされた。ただ、全てはワールドを受け入れられる事が出来るか、この1点に尽きる。恭子シナリオ、茉理シナリオ、結シナリオは誉めていい。ちひろシナリオのワールド展開は美しいほどに見事。
 CGは並み程度。特に嫌いじゃないが好きでもない絵柄。コスシーンが意外に多いので要注意だ。あと、しましま。
 音楽は結構好き。もうちょっとBGMにインパクトがあっても良かったかな。シナリオのワールドが突出しているだけに、押しの強いBGMでも負けることはあるまい。
 システムはよく作りこんであるが、キーボード操作しにくいのが減点。
 総じて、ワールドを許容できるか否かに尽きる。ほんと。ワールドを許容できるならば、私のようにちひろルートのワールド展開は美しかったと言えるようになるだろう。ほんと、あそこまで思考が真っ白になったのは久々だ。

2004-11-15

Sentimental Prelude


 数々の伝説と名言を刻んでいったWEBチャット「こひチャ」。そのこひチャに於いて、ときメモ、Kanon、同級生などと同じレベルの知名度と武勇伝を紡ぎ出していったゲーム、センチメンタルグラフティ。ゲームのデキうんぬんではなく、知名度として抜群の評価を得ていたゲームだった。こひチャをこひチャたらしめたゲームと言っても過言ではない。
 その、センチの正統なる後継が、PS2より登場。これは逝かざるを得ない。こひチャ育ちの俺としては、逝かざるを得ないのだ。
 略称は、センプレ。
 ゲームのデキは問わない。あの頃の鋭い切り口を取り戻せるものなら取り戻して行きたいとも思う。

ファーストプレイ

 オープニングムービーでは、主人公らがタイプカプセルを埋めている映像が流れる。別に、前作までの忌まわしき記憶とか、前作の主人公を埋めているわけではないようだ
 さっそくゲームスタート。
 舞台は鎌倉の街。「雪の降る街」とか「南の島」とか地名で説明せずに架空のものとしてお茶を濁すゲームが多い中、はっきりと地名が出る辺り、前作を思い起こさせる。
 大地、登場。
 主人公の男友達だ。稲中の井沢とか、ラグナロクオンラインのSAKAGEを思い起こさせる、物凄い髪型だ。
> さおり「確か、あゆみちゃんが転校した後、故障したんだよね?」
 さおり、登場。
 肩には届いていないが長いショートの髪の女の子。主人公の幼馴染みだ。引っ込み思案な性格をしている。
 ちなみにセリフで言っている故障とは、7年前から鳴らない時計台の鐘のことだが、伝説なんだろうか?(謎)
 打てるんだけど、シナリオに一抹の不安。
> 藍子「うるせ~な! あたしは波乗りで忙しいんだよ!」
 藍子、登場。
 金髪ポニーの女の子。主人公の幼馴染み。
 なんだか怒っているだけでファーストインプレッションから姿を消してしまった。
 まぁ、打つ所じゃないんだけど……(ぉぉ
 選択肢は普通に出てくる。が、好感度が上がったり下がったりする効果音はどうにかなりませんか。クイズの正解不正解じゃないんだからさ。
> あゆみ「見つかっちゃったね」
 あゆみ、登場。
 カチューシャにセミロングの女の子。本作品のメインヒロインであり、主人公の幼馴染み。幼い頃に転校して行ったらしい。が、突然戻ってくる。
 微妙……(ぉぉ
> 聡美「かあああ! 先輩言いますねー! それって聞きようによってはプロポーズですよお~」
 聡美、登場。
 三つ編みお下げでメガネっ娘。ビデオカメラを片手にそれをずっと回しているが……だから、そういうのはちょっと……。
 ごめ、打てない(ぁ
> なつみ「こらあああああ! 聡美! 何やってんの!」
 なつみ、登場。
 黒髪ショートの女の子。礼儀正しい元気っ娘だ。
 さおりは高等部で聡美は中等部だから制服が違うのは解かるが、同じ中等部の聡美となつみで制服が違うのは何故なんだろう? ごめ、飛ばすよ~?(ぉぉ
> さな「うわあああっ、驚いたあ~」
 さな、登場。
 ツインテールの小学生。主人公の幼馴染み、拓馬の妹だ。ひらスカが眩スィー。
 なかなか口の減らない性格をしている。
 俺が打つ所じゃないよね……ってか打てないダロ?(ぉ
> 遥「う~ん……」
 遥、登場。
 黒髪ロングの女の子だ。主人公のクラスメイトで、校庭で寝ている所を見かけてゲット(謎)
 起こそうと思って声をかけたら突き飛ばされて逃げられる。
 打てそうな気もするんだが……うーん?
> 杏子「あはははっ、若造! お前、デリカシイがないねぇ~。それじゃ、女の子にもてないよ」
 杏子先生、登場。
 腰まで伸びたロングストレートの髪が特徴的な白衣の先生。白衣の下はぱっつんぱっつんのボディコンだが、いまどきそれはどうだろう……?
 もちろん打てません。
> 静音「それでは、いってまいりますね」
 静音、登場。
 朝、登校すると校門に車でやってきたお嬢様。憧れの静音先輩である。
 打てないことも無いが……。
> 操「ちょっと、そこのあなた」
 操、登場。
 ツリ目にカチューシャ、ロングストレートの女の子。静音の妹。
 はい、私に君望の茜は打てません。
> 大地「それによ、スコートのひらひらは、確かにこう…ぐっとくるモノがあるよな~」
 おーぅ、心の友よ~(ぉぉ
 確かにこう見えるか見えないかっつーギリギリ感と、白と脚の美しいコントラスト&黄金比は(以下長いので削除)
> 大地「ひ、ひいいいいいいっ!」
 お前、ヒィヒィ言い過ぎな。
 女の子キャラの私服がとても可愛い。いや、ひらひらしてるからとかじゃなく、いやひらひらしていたりするキャラもいるのだが、普通にセンスあると思う。
 背景はちょっと微妙だ。鎌倉の街角に某TMRがHIGH PRESSUREを歌うときに着ていた黒のラバースーツの男はいないと思われる。
 どうやらフルボイスではなく、部分ボイス形式のようだ。ボイスが出ないテキストがちらほらとある。部分ボイス形式で、ときメモのようなEVSシステムも無く、DVD容量を使っていると言うことは……これは期待できるのか!?(ぉ
> みお「すみません、押さないで下さい! 危ないですぅ~!」
 みお、登場。
 ショートカットに大きな黄色い頭リボンを付けた女の子。制服が違うことから主人公が通う学園ではないようだが、中等部3年生。とにかくですぅですぅ言っているのが気にかかる。まさか、キラーキャラ? いや、そんなことは無いと思いたいが……。
> みお「優しいお兄さんに、会えたから…」
 ふむ……。(んぁ
> 雛乃「……」
 雛乃、登場。
 黒髪ストレートの女の子。制服が聡美やなつみと一緒の所から見て、中等部なのだろう。
 出会いは雨宿りの街角なのだが、気弱そうな主人公がいきなりナンパ台詞を吐いたことに驚いた(笑)
 キャラ的には、まぁ、打てないことも無いと思うが……ファーストインプレッションが短すぎる。
 なつみのお店(甘味処)を臨時で手伝うことに。白玉を練るのための水を、神社まで汲みに行く仕事らしい……なんでしょう、このSNOW的展開は。
 そして、朝の5時から神社へポリタンク片手に歩いていくと……雛乃、登場。どうやらここの神社の巫女さんらしい。……ふぅ、もう一度巫女さんらしい。(ぉぉ
 まだまだ……リピート・アフター・ミー! 
 巫女さんらしい
 おkkkおkkwwwwwうぇぇぇっうぇ 
 そう来たかセンチめ……(謎)
 幼馴染みのエピソード……生徒会長選や、拓馬とさなのイベントなどは非常に良かったのだが、センチなのに切なくありませんよ? むしろ熱め。これが恐らく、幼少イベントが関わってくると切なくなってくるんだろうか……。
 と思ったら、核心キタ!!
 そう、オープニングムービーでも大きく時間を割かれているタイムカプセルを7人の幼馴染みで埋めるシーンだ。それをあのメガネっ娘が製作映画の題材にしたいと言うのだ。製作したい理由も、聡美が製作する理由もしっかりとしているのだが、なぜか嫌な予感がする俺……(笑)
 午後から突然の雨。雛乃ちゃんと昇降口で出会う。
> 雛乃「はい、そうなんです…」
 声優さんグッジョブ!!
 「そうなんです」の「で」の発音が絶妙極まりない。「で」なのに「れ」と「て」が混ざったような素晴らスィ発音だ。不覚にもかなり前にセーブした地点まで戻って聞きなおしてしまったぐらい萌えた
 この発音を聞いて以来、全てのボイスを聞き逃さなくなってしまった俺に乾杯……(ぉ
 大地のエピソードキター!!
 やっべ、センチで1泣きキトァァァ……(ぉぉぉ
 青クセェ……最高だよお前ら…(笑)
 幼馴染みエピソードに比べると、やはりパンチ不足の感が否めない体育祭イベント。そして、それを越えると修学旅行だ。
 修学旅行の行き先が選べるらしいが……。
> 修学旅行、どこに行く?(選択肢)
> ・札幌
> ・青森
> ・仙台
> ・金沢
> ・名古屋
> ・京都
> ・大阪
> ・高松
> ・広島
> ・福岡
> ・長崎
> ・ハワイ
 続編だからこそのお楽しみって奴ですか?(笑)
 えーと、高松……っと(ぉぉ
 この時、丁度ホップ・ステップ・ジャンプの時代を歩んだ古豪たちとチャットをしていたため、思いっきり昔を懐かしみました。仙台の能力値は、やはり他の追随を許しません。完・全・独・走です。
 学校の池に蛍を呼び戻そうと、雛乃が頑張る。あからさまに無理かと思われたその雛乃の努力を見て……。
> 操「奇跡はね、起こらないから奇跡なのよ!」
 姉の操がのたまいました。
 激 し く デ ジ ャ ヴ 。 しかも主人公の名前がデフォルトだと相沢。
 狂おしいほどに デ ジ ャ ヴ 。
 古き良き青春物語を踏襲しまくったビデオ撮影イベントは、もちろん幼馴染み7人イベントのクライマックスであり、とても良い話だと思うのだがメインヒロインのあゆみの行動が不可解でイライラする……(笑)
 やたら中途半端で、一貫性が無く、人を焚き付けるだけで自分は何もしてないやん……?
 エンディングは……ああ巫女さん、巫女さん巫女さん、人見知り(謎)
 雛乃ちゃんでした。Kanonの栞がデジャヴしつつ、年齢はチューニー(ぁ
 エンディングテーマには、某青い人もカバーした名曲が採用されている。

みおシナリオ

 まだだ……まだ終わっちゃいない!(謎)
 センチの電波娘をクリアせずしてセンチを語ることは出来ないだろう。
 そこで、最も発信しちゃっていると思われる、みおルートを目指そう。
 えーと……フルコンプする気は無いので……(ぉぉ
 みおが通う女子中の文化祭に招待される。
 みおは手芸部に入っていて、展示物の手編みマフラーを見せてくれるが、毛玉にしか見えない……もしくはポッキッキのムック。
> みお「ホントですかあ? きゃる~ん! みお、嬉しいですぅ」
 きゃる~んだぁ!?(ぉぉ
 1人称は自分の名前。これはまだいい。みおの正体がだんだんと明らかになって行きます……。
 みおにせがまれて、なぜかみおの家庭教師をすることに……そして、みおの家を訪ねると。
> みお「あっ、先輩だぁ!」
 ウサ耳キタァァァァ!!(爆笑)
 電波キタ! キタ電波! 得意技!
 大きなウサ耳の付いた帽子を被って登場する、みお。
> みお「ピッ、ピッ、ピッ、初めまして~、私、ピッコちゃんですピッ」
 電波キタ! キタ電波! 得意技!orz
 家族を紹介すると言って出てきたのは、みおの手に抱かれたチキンラーメンのヒヨコ
 これは……そ、想像以上のツワモノ!!
> みお「先輩~、ピッコちゃんにご挨拶ぅ」
 強要キタ! キタ強要! ……正直、スマンかったorz
 そして、実は勉強自体はよく出来る優等生。出たよ、キラーマシンが……(ぉぉ
 七夕祭り。
 背景の左手に女の子がペアで歩いているが、向かって右の女の子が最高だ。他のどのキャラよりも魅力的に感じている俺は精神的疾患の一種ですか? あと、チャイナ風味の小学生もGOOD(ぉぉ
> みお「て、手を繋いで欲しいなあ、なんて……えへへっ」
 いつもは押しが強く明るいみおが控えめ。これを萌えずしてどこに萌えるって言うんだい……マッタク!!(ぉぉ
 みおと言えば「きゃる~ん」だ。さおりとのバーサスイベントや、お菓子エピソードもなかなか熱く、実に素晴らしい。
 素晴らしいのだが、唯一の弱点がエンディングラストのセリフだ。
> みお「ダーリンを信じて(ry」
 ……。
 ……。
 その呼び名は……精神的電波障害(トラウマ)が……orz
 みおの電波能力値は某仙台には遠く及ばないにしても、それなりの戦闘力を持っておられました。

遥シナリオ

 このままヒロインルートを目指して終わるのも味気ないかなと思い、もう1人ぐらいクリアしておこう……。
 ここは「年下」「ショート」「元気っ子」の、俺の属性を揃えたなつみちゃんを目指すのも良いが、意表を突いてこれまで殆どシナリオを絡まなかったキャラを目指してみよう。
 遥は、中庭の眠り姫と言われ、木陰でよく寝ているそうだ。
 イベントがあるたびに寝ておりますよこの子……。
 中庭で寝、図書室で寝、教室で寝、美術館で寝、人と会話している時でも立ちながら寝ていく……いくらキャラ特性だからってこれはやり過ぎでは。
 趣味はサンドアートで、子供と一緒に公園の砂場で遊んでいるそうだ(ぇ
 全ルート恒例なのか、相合傘イベント。
> 遥「えっ? そ、そんな風に言われると、なんだか照れちゃいますよ…」
 あの鈍感娘の遥が照れてる……イ、イカン! ギャップが発動している……!!
 サンドアートのモチーフ探しにハイキングに出かけた主人公と遥。
 ハイキングコースを歩いていると途中で雨が降り出し、狭い岩陰で寄り添う二人……。
> 遥「もう少し、こうしていても…いいですか?」
 コ、コンシューマゲームじゃなければ……!!(ぉぉぉ
 ハイキングの翌日、疲れからか校庭の木陰で寝ているといつの間にか遥に膝枕をされている。
 あの「センチ」がイベント目白押しで攻めてくるとは……。
> 遥「これからは、遥ちゃんって呼んでくださいね~」
 ……。
 怒涛の攻勢です……。
 エロゲーなんじゃないかと思うぐらいにラブラブ路線ですが……センチメンタルどこ行った。
 ふぉぉぉぉ! 友情パワーキター!!(笑)
 サンドアートコンテストに出場する遥の消防団チームに緊急の火事が起こり、人手がなくなってしまった遥。一人でも作るという遥か、主人公が、大地らが、あゆみらがつぎつぎと駆けつけ、大会前夜の徹夜作業。
 こういう展開、大好きです……(笑)

さおりシナリオ

 では、最後にメインヒロインで締めるとしよう。
 メインヒロインには幼馴染みのあゆみとさおりの2人が有力だが、今一つ魅力の無いあゆみよりも、さおりルートを目指してみよう。
 一人暮らしをしているあゆみ。偶然、主人公が買い物に行くとバッタリと出会い、あゆみに夕食をご馳走してもらうことになった。
 そう、伝統の! あゆみの制服エプロンキターーーー!!
 しかしこの制服(白地に赤)に、このエプロン(クリーム地にピンク)は、ナスティ・ボーイの厳しい相馬眼には酷評を受ける対象になるのではないかと思う。
 だって俺がダメだし。(ぉ
 ボイスがあゆ(マルチ)だし。(ぉぉ
 立ち絵数パターンから1枚CG2枚に渡るまでコレじゃあなぁ……(ぉぉぉぉ
 そしてその時、さおりがあゆみの部屋にノートを貸しに訪れ、とらいあんぐるハート……(笑)
> さおり「あっ、そ、そう? うん! 空いてるよ! とっても!」
 この「とっても」の「も」の発音が、雛乃に続いて声優さんグッジョブ!! 舌を巻きながら舌足らずな発音という神業を披露された(ぉ ……って書いてる俺もよく解からないが、そんなような発音の「も」なのだ。
 セーブしていなかったので、イニシャルスタートからやり直して聞きなおしちまったよ……セリフ読み返し機能って、結構重要なんだね……声マニアには
 くっ……あゆみと双璧を為すメインヒロイン格のはずなのに、ラストの展開が他ヒロインと変わらない……。
 えーと……あゆみをクリア? ……。無理(ぉぉぉ

なつみシナリオ

 仕方が無いので、同時攻略をしてみよう。あゆみとなつみを同時に目指すことにする。あゆみオンリープレイは無理です。
 なつみのお店に行ってみると、いつもお手伝いしているなつみちゃんがいない。
 どうやら風邪を引いてしまったらしく、奥で寝ているようなので、お兄さんが塗る風邪薬を塗りお見舞いに家に上がると……。
チャイナ風味パジャマキターーーー!!
 ……うはwww 超w好wきwwww(ぉぉ
 なつみのお婆ちゃんの姦計にはめられ、温泉旅行に行ったお婆ちゃんがいない状態のなつみの家にに行くことになり、二人っきりの夜を過ごすことになった主人公となつみちゃん……。
 チャイナパジャマ……頬を染めるなつみちゃん。
 これってエロゲーじゃないよね……?(ぉぉ
 おるすばん出た! はじめてのおるすばん! チャイナっ娘!!
 回避不可orz
 ごめwww普通になwつwみwエwンwドwww
 俺には無理だったんだよ……(遠い目)

総括

 さて、総評。
 シナリオは、かなり頑張っているんじゃないかと思う。前作に比べると。ただ、センチメンタルかと言うとそうでもなく、キミと僕らの友情物語だ。スタンド・バイ・ミー。それを思い返した時にセンチメンタルになる……エンディングアニメーションなのだが、今ひとつ伝わってこないのが悲しい。
 絵はおしなべて微妙。絵で買うゲームではない。ただ、背景枚数が非常に多く、それは楽しめる。イベントCGもなかなか多い。
 音楽はそんなに推すほどでもないが、エンディングテーマが聞き覚えがありすぎて浮いている気がしないでもないが、効いたことが無い人ならベストかと。青い人まで知っている業の深い古豪だと別の意味で古傷がえぐられてセンチメンタルなことに。
 システムは非常に軽快。よく出来ている。
 総じて……どう評価すればいいんだろうか。少なくともせつなさは炸裂しない。友情物語が好きな人にはイイかもしれない。

2004-11-03

Clover Heart’s


 昨年からK氏より薦められた作品。
 やろうやろうと思いつつもう1年も経過してしまっていた。本当に申し訳ないのだが、どうやったらサダハルを越えられるんですか、教えてナスティ・ボーイ。
 メーカーは違うがあの月陽炎の後継と言われているそうだ。これは期待せずにはいられますまい。色んな意味で。
 「ふむ……」は最高です。また聞きたいね。いや言いたいね。
 略称はクロハ。

ファーストプレイ

 ゲームを起動させるといきなり本編が始まる。天12や初恋もそうだったように、物語を魅せる作品に多い手法だ。期待せざるを得ない。
 当然ながら世界観も何も解かったものじゃない。思いっきり突き放されながらオープニングムービーへ突入。
 えーと……。普通に男キャラも紹介されてますが、こんな若僧が「ふむ」とか言うの?
 ありえねぇ……。
 ありえねぇよな……って事は、このゲーム、ハズレか……?(ゲームの可否を「ふむ」だけに絞らないように)
 円華、登場。
 清楚な雰囲気を持ったお嬢様な先輩。長髪ロングにカチューシャと、メインヒロインとしての風貌を備えている。そして、学園でも人気のアイドル的存在らしい。メインヒロインとしての背景を備えている。
 主人公はこの円華と付き合っているらしい。と言うか初っ端から突き合ってました。天12チックに。
 主人公はよく解からないがお坊ちゃま的なご身分らしい。兄に白兎、読みはハクト。見るからに気弱でひ弱な兄である。
 執事にロベルトという男がいる。恰幅の良いオジさんである。
 莉織、登場。
 青いリボンの金髪ツインテール少女。落ち着いた感じの口数少なめな少女だ。
 玲亜、登場。
 赤いリボンの金髪ツインテール少女。明るい性格のイタズラっ娘だ。
 ツインテールの姉妹って比較的ダメなものを思い出すんですが、どうなんでしょう。姉妹の性格設定(おしとやかな姉に無邪気な妹)もよく似てるし。
 久遠、登場。
 黒髪ロングのメイドさん。何故かやたら強い。ケンカ慣れしている主人公を一撃。不思議と天然系の匂いがするんだが、絵柄のせいだろうな……。
 莉織や玲亜が、主人公の住む館に住むことになった経緯は出て来ない。不自然ではあるが、まぁ追々……って感じだろうか。
 主人公の背景や設定などの説明は無く、思いっきり本編から始まっていく。2周目には慣れるだろ……と思いつつ。
 凛、登場。
 主人公のクラスメイト。お下げの女の子だ。口達者らしい。
 まぁそんなことはどうでもいいが、立ち絵の表情がエロすぎ
 うーん……無理(ぇ
 久遠恐るべし。
 アウトローを通していた主人公が、久遠に制御されている。ははは……キッツい……(ぇ
 あと、主人公のクラスの担任の先生って、アッチ系? ボイスだけが。(ぉぉ
 むしろこの先生から「ふむ」の香りがする。要注意だ。
> どっちにするの?
> 円華を手伝う。莉織を手伝う。
 ぐむ……どっちでもいいんだが先約は莉織だし円華は契約がある。うーん……このぐらいのどっちつかずの選択肢はイイね。理不尽でもなければ、明快でもない。そんな選択肢が良い。
> ロベルト「はい。私は夏と冬のこの時を人生最大の楽しみにしておりますから。申し訳ありませんが29日と30日はお休みを頂きます」
 何物だよお前は……。
 修羅場キター!!
 先輩(円華)との関係がおかしいと突っ込まれ、当人との話しあいに進んでいく主人公と莉織と先輩。どうしてお前はそんなに良いやつなのだ莉織。
 なんとか問題を回避し、主人公は円華に対して気持ち新たにし、円華は主人公の家に住む事になる。莉織は当然のように複雑な顔。
 うーん……。
 シナリオはまぁまぁ面白いんだけど、キャラにあんまり魅力を感じないので「ふーん」とか「ほぉ」とか言う感想しか出ない。いや、声優さん(CV)は相変わらず巧いんだけどさ。
 制エプキター!!
 湯気で! 湯気で見えないよナスティ・ボーイ(マーマ)!!
 ……アリですか?
 あれ? これで終わり?
 月陽炎のような仰々しいお話では無いようだ。円華エンドってヤツだろうか。
 ふむ……。

莉織シナリオ

 ふむ……。
 タイトル画面のジグソーパズルに一部分だけ色が付いているようになった。なるほどなるほど、この色を集めていくことがシナリオ進行度というわけだな。ピースの数からして、一周が短く感じたのも頷ける。かなり周回するようだ。
 攻略順序はもちろん、オープニングムービー紹介順で、莉織から入って玲亜で締めるとしよう。久遠と凛はオープニングムービーに出て来ないし、考えなくていいよね?(ぉぉ
 って、あれ……? またここで終わり……?
 莉織としての話が殆ど無いと思ったが、エンドロール後に現れた文字は「続く」
 連続するシナリオの中でタイトル画面に戻っていいんだろうか。Ever17のように話が収束へ向かうわけでもなければ、P17nのように同じ周回を繰り返すわけでもない。それなのにタイトル画面へ戻るのは違和感を禁じえないが、まぁ、何らかの意図があるのだろう。
 さぁ魅せてくれクローバーハーツ。
 莉織シナリオ、第2章スタート。
 ちまり、登場。
 ここへ来て本命新キャラか。白兎たちの幼馴染みで、白兎と仲がよい。と言うか狙われている白兎(←凄い弱々しそう)
 小さな頃に転校していったが、また戻ってきて主人公たちと同じクラスになる。ショートボブのちびっ子である。本物は遅れて現れるらしい。一瞬だけ登場して堂々の本命に抜擢。白兎ルートが楽しみである。
 莉織が語る南雲のおじさま。つまり、主人公の父親。
 この姉妹が幼い頃に通い詰めていたって……ヤバい人ですか?
 血のなせる技……?(謎)
 うーん……なんでこんなに莉織は懐いてくるのだろう。不思議である。
> 一通りの話を、黙ったまま聞き終えた久遠はふむ、と頷いた。
 ふむキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉ
 って、久遠ってあの絶対能力メイドさんじゃないか……女の「ふむ」か……なるほど、そいつぁ斬新だ。莉織と玲亜もその「ふむ」によって癒されてきたと見て間違いないね? いや、間違いない(ぉ
 すこしアッサリ目のような気もしたが、円華と円華の弟との話は納得の行く終焉を迎える。
 同時に主人公と莉織も分かり合い求め合うようになるのだが、今一つきっかけが弱いような……。莉織が主人公に強く干渉し始めるシーンで、もう一つ取っ掛かりが欲しい。
 そして第3章突入。
 ここで初めて主人公の夷月のボイスを聞くことが出来た。ケンカもするしアウトローな主人公夷月のはずだが。うっはぁ……ロリ声だよぉ……。
 凛も面白い存在になってきた。毎度毎度のエロティックな表情が光り輝く。玲亜に狙いを定めて。
 それはそうと莉織との第2ラウンドキタ────(゜∀゜)────!!
 そ、そんなヒラヒラの赤いおぱんちゅがお気に入り……さすがロシアの娘。
 つーかここでいきなり虹キタ────(゜∀゜)────!!
 ビックリだよ……ちまりの役目じゃなかったんだ……(ぉ
 ひたすら莉織とラブラブな日常が進んでいく。
 それは突然だった。
 莉織と二人で図書室へ行った時、黒い装丁の本を見かけたと思ったら莉織が立派なモノをシャキーン!
 な、なんだよこの展開は……爆笑が抑えきれないんですが。
 って、え、何このオチ。
 これってバッドエンド……だよなぁ……?
 問題となった選択肢からリスタート。物語は4章へと突入していった。
 1章2章と節目で終わったように感じたが、3章はまったりと盛り上がったまま終わっていったなぁ。
 3章もなかなかだったが、4章になると夷月と莉織のバカッポゥ度も加速。止まらんのぅ……。
 シナリオ展開は大きく動いていくが、場面の変化はあっても心境の変化が無いものだから、急ぎすぎている気もしない。テキスト量も他の章に比べて拡大に多いわけでもない。
 感動的な泣きのシーンはあっのだが、ロベルトがカッコ良すぎて……。

玲亜シナリオ

 では、別視点ルートを始めよう。兄弟の2つの視点から見ていくらしいが物静かな兄にヤンチャな弟、尚且つ、攻略対象はツインテールの姉妹。それはどうだろう?
 ……俺の思考回路が狂っている……のか?(ぉ
 主人公は気弱な性格で女顔の白兎。
 さっそく凛に弄ばれる。夷月でも苦労した相手なのだから、白兎では為す術もなし。……って、ソコ。ハァハァしないよーに。
 莉織は普通の立ち絵なのだが、玲亜はデフォルメされたものが多い。それは、玲亜の性格によるものなのだろう。明るく無邪気な性格だ。
 うう……無邪気過ぎて眩しいよ……。
 って、遊園地キタ────(゜∀゜)────!!
 数多のゲームで効果的な演出をもたらした奇跡の起こる場所、遊園地イベントである。危険な香りがプンプンしやがるぜ……!
白兎は多少むっつり気味だが、比較的普通の大人しい性格なので、感情移入はしやすいだろうか……と思っていたが、むっつりであることに加えてアウトローの夷月と血を分けた兄弟でもある。キレると怖い怖い(笑)
 あー、若々しい。夷月ルートがエロゲーだったのに対し、白兎ルートはギャルゲー仕様になっているね。
 でもやっぱりエロゲーだからやることはやる訳で。
 その瀕死の小動物みたいな呼吸は聞いてて痛々しいものがあるんだけど……。
 って、ロケットキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉ
 空間を湾曲させて自在に飛び回るその姿はさながら未来の兵器、フィン・ファンネル! アムロ・レイが開発したと言われている幻の遠隔射撃装置は実在したぁぁぁ!!(古館調で)
 このページはあまり危険なものは置けないため、画像はイメージ映像でお楽しみ下さい!!
 そして立て続けにふきふきキタ────(゜∀゜)────!!(笑)
 GJ! GJGJGJ! もー、GJ!!(ぉ
 しかし、1章でここまで行ってしまって良いんだろうか。夷月と違って白兎はそれほど重い問題を持っているわけでもない。夷月との関係は4章だ。それ以外に何があるだろう。……そんな俺の期待は裏切らないはずである。そう、お待ちかねの真打登場なのだろう。
 さぁ、高まる期待を胸に、ロケッティア達の夢を叶えよう。(ロケッティアという単語の意味についてはロケットの夏を参照のこと。)
 ちまり、登場。
 セミロングのちびっ子元気娘。白兎や凛、雄基の幼馴染みだ。
 いきなり飛び込んできて「あたしは白兎の妻」などと言い出す。どうやら、少し可哀想な子らしい(ぉぉぉ
 ようやく私のストライクゾーンに来ましたね……場外まで飛ばしますよって言うか、むしろこのゲームに相応しい言葉はフィフティー・マイルズ・オーヴァー!!!
 玲亜にまたエロ本所持が見つかって、罰として女装をさせられる白兎。
 まぁ、そこまでは良いんだが……。
> ナンパ師「おい……あそこの二人、レベル高くねぇ……?」
 そんな事を言うおまいらのほうがレベル高すぎますよ。どっちもロリっ娘ぺたぺたじゃないですか。
 この後はもちろん……このまま危険なプレイが始まる。羊たちの再来……ッ!!
> 玲亜「ヤダ……下着突き破りそうなくらい、勃ってる……」
 このセリフで大爆笑。
 だって、突き破ったら……飛ぶんだよ?(ぉぉぉ
> 玲亜「今出してあげるからね~♪」
 大爆笑は止まらない。
 駄目! 危ないよ!! その子……飛ぶんだよ!?
 ああっ、そんな下着引っ張ったら……あ!! ドゥーン
……俺、笑い死ぬ(爆笑) 
 いまだかつて、1枚CGでこのような男女比のエロシーンがあったでしょうか(男7:女1:背景2)
 まさに、常識破りだよ……(笑)
> 大きいほうがいい
> 小さいほうがいい
 えーと……ここは正直に答えていいんでしょうか(謎)
 それとも、気弱で白兎らしい返答を返すべきなんでしょうか(笑)
 こんな選択肢で直行はしない……よね……。
 つーか、雄基が不穏な行動を取っている。気を付けないとね!(ぉ
 そして事態は急展開。また出た遊園地! 遊園地また出た! 得意技!(謎)
 展開は予想通りに、だが、それはストライクゾーンなのにバッドエンドに向かって驀進していることを確信した「予想通り」だ。
 こっち(選択肢の)がトゥルーであってくれと願う俺とは裏腹に、何もかもが空中分解していく。
 いいんだ……自分の大事な一人の女の子の笑顔も守れないようじゃ、皆を幸せにする事なんて出来ないんだよ……。
 ってキタ────(゜∀゜)────!!
 しましま出た! 出たしましま! 得意技!!
 よーしパパ5階席ブチこんじゃうぞ~。弾丸ライナーで。
 またしても甘い球! ハイジャンプキタ────(゜∀゜)────!!
 そして白兎の得意技! ふきふきキタ────(゜∀゜)────!!
 もー、どうしてそういうことするかなぁ(謎)
 GYAAAAAAAAA!!!
 
SE付きで虹キタ───(゜∀゜)───!!
 このSE……キツい……(爆笑)
 そして、事態を収束させるべく白兎は頑張る。そう、そうだよ。
 そうなんだ。
 白兎ルートは2章で終わりなんだ……(達成感)
 ……。
 ……。
 さすがにここまで来たらフルコンプ目指さないといけないか……惰性で行きます(ヤレヤレだせ)
 はいはい、関係は元に戻って2章終了。はいはい。(←惰性)
 あー、もぅ。なんでしょう? このおサルさんは? どうにかなりませんか?
 その中で一際輝く存在はあすりんこと、凛。セクハラ大魔神は毎日絶好調だ。
 第4章エンドまで駆け抜けました。
 うーん……(ぇ
 さすがに感動はしたけど、どっちのルートも1~2章の方が面白かったんだよなぁ……。

エクストラストーリー

 さて、お楽しみのエクストラストーリーを始めよう。
 つーか凛……楽しみだよねぇ……(ぉぉ
 凛。
 常に親父ギャグを飛ばし、怪しい行動と言動で毎日目を光らせる女の子。
 結構面白かったけど、いまいち微妙……(笑)
 久遠。
 惰性。(ぉぉぉぉ
 ごめwwwミスwww大w爆w笑www
 最後に、ロベルト。謎多き執事。
 ごめwww超w爆w笑www
 シンクロキタ────(゜∀゜)────!!
 偉大なる塾長とのシンクロキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉぉ
> 否。美しい脚を見せられて目を奪われるなと言う方が酷というもの。
> ロベルト「主よ、貧しき心にパンを分けてくださった事を感謝致します」
> 診察に意識を集中しつつも、感嘆を禁じ得ない。"
 幸せの四葉探し(クローバーハーツ)の答えはここにあったんだね……(謎)

総括

 さて、総評。
 シナリオは、なかなか面白いのだが後半の盛り上がりが今一つか。4章構成が起転承結になっていることは別に珍しいことではないのだが、2章の転に比べて4章の結が弱い。なにより3章の承に、3章として独立した起伏がまったくない。だが、感動もするし、シナリオ自体は面白い。ここまで凝った設定をして且つ壊れたギャグルートも用意していながら、どうして姉妹丼が無かったのかと小一時間(以下略)
 CGはよく纏まっていると思う。特に立ち絵は良い。1枚絵の時に、たまにおかしくな(ロケッティア)るが、それもご愛嬌。
 音楽はまずまず高評価。月陽炎と同じで、シナリオとムービーとの連動で評価も上がる。
 システムはよく出来ている。特に手落ちは無い。が、シナリオルート数が少ないのが残念か。
 総じて、金髪幼女が好きならプレイして損は無い。ただし、ただの姉妹好きがプレイすると痛い目を見る。あと、このゲームの購買層に女性も含めているんだろうと思われる数々の主人公とヒロインの言動と行動には目を瞑れ。