2002-07-24

結い橋


 Y氏、K氏にWEBサイトを教えられて以来、期待してやまなかった作品。
 絵と設定が尽くツボで、メインキャラの4人のアビリティが「ひらひら」に「病弱」、「巫女さん」、「おかっぱ」と余すことなくオールレンジで狙われている気がしてたまらない(謎)
 ガンダムテイストに言えば、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」とか言われながらサザビーに追われている気分で一杯だ。
 シーンテキスト公募などもあって、発売背景も結構盛り上がった。……いや、送ってないけど。
 見た目で狩っちゃイケナイと思い知らされつつも、やっぱり逝ってしまうのが俺って正直者(マテ
 しかし Close to のように大当たりって可能性も無きにしもあらずなので、そんなに悲観することもないか。
 短いタイトルなので略称は無く、そのまま「結い橋」と呼ぶ。
 パッケージ裏に掲載されているCGをざっと見ただけでもう6,000円分の価値は確信できる。
 この感覚……やはり、昨年の Close to に似ている。あの作品も絵に惹かれて買ったのだが、いざゲームをやってみると絵よりもシナリオが上回っていたという良い意味での評価変更。ついにはゲームオブザイヤー2001を受賞した(俺内部で)。つい、「このゲームも……」と思わずにはいられない甘い罠。
 当然ながら今回は、前回のときメモGS日記とは違っていつものように吼えまくる予定。
 しかし、こういうゲームを買うたびに思うのだが、商品の箱が大きすぎ。CDジャケットサイズとは言わないから、大きくともDVDパッケージ程度のサイズに収まらないだろうか? おまけとか特典とかいらないから。こっそり買って持ち帰りたい時に不便だろうが。 ……すいません。何のゲームとは言いませんが、帰る途中でポスターが邪魔で道端のゴミ箱に捨てていったことがあります(ぉ死
 CDは3枚組。当然ながら、インストール容量は1GBを軽く越える。
 画面サイズは800×600サイズで、起動時やBGM演奏にCDを必要としない今風の造りになっている。

ファーストプレイ

 早速、ゲームスタート。
 プロローグはなにやら AIR 風味(謎)
 オープニングムービーが……エフェクトバリバリで、描画しきれない。いや、動作が重いということじゃなく、純粋に俺のPCのマシンスペックが低いだけだ。われものでも感じたけど、本当に買い替えを迫られてるなぁ……。
 未依、登じ…ぶぅっ!?(血)
 夢のマウントポジション、夢のマウントポジション、……夢の、マウントポジショぉおンッッッ!!
 登場シーンからして、いやゲームスタート2分で俺の屈強な萌魂が破裂。「来たね…俺のストライクゾーンが。」などと冷静に分析するまでもなく場外アーチ炸裂(ぉ
 しかしピンク色のアレ(バミューダ・トライアングル)を見せているのはどうかと思うぞ。主人公も「どうすればいいんだ」じゃないだろ。何も考えずに突き上げろ。
 それに、その呼び名はダメだろ。お兄ちゃん呼びはダメだろ未依よ。まったく、それはどうかと思うぞお兄ちゃんは(?)
 ……すまん。キャラ説明してなかった(ぉ
 ひらひら感ナンバー1娘。以上(ヲ
 ……すまん。
 未依は高校生。12年前に実父と再婚した義母の連れ子で、年齢的に義理の妹となった。
 ショートカットの髪型にヘアバンド。設定的にはちょっアレだが、やはり回避できそうに無いな……。
 まぁ、あのK氏でも4打数5安打の快音を響かせている作品なので、俺もガンガン打ちましょうって言うか、打たざるを得ないよね? 打つなっつー方が無理なんだよ( ゜Д゜)ゴルァ!
 琳、登場。
 12年前に実父と再婚した人。つまり、義理の母で、未依の実母ということになる。12年前までは要神社で巫女をやっていたらしい。
 腰下画面外まで伸びる超ロングストレートの黒髪おさげ。泣きボクロがチャーミング。
 どう考えても40歳を越えてるはずなのだが……(笑)
 知絵、登場。
 主人公と未依の昔からの幼馴染みで、未依とは同級生。喫茶店の娘で、親父や琳さんと知絵の親……喫茶店のマスターとの親交もあるらしい。
 どうも足が弱いらしく、杖を持って歩く。
 ツインのお下げで、解かりやすく言うと、こみパの由宇みたいな髪型。
 初登場時からいきなりスカートをひらひらさせて俺を困らせる(ぉ
 ちくしょう……俺にどう回避しろって言うんだ……(んぁ
 まつり、登場。
 嗚呼、巫女さん。巫女さん巫女さん、お人よし(謎)
 要神社の巫女さん。琳さんと入れ替わりで要神社の巫女になった人で、主人公も昔から親交有り。要神社の巫女は、神社の敷地内から出ることが許されないらしい。
 黒髪ロングで白い大きなリボンをしている。もちろん正統派の巫女さん。性格はおっとりゆっくりで、言葉に謎の訛りがある。関西弁のようだが、そんな感じはしない……謎だ。
 里美、登場。
 10数年ぶりに再開した女医先生。主人公の実の母の世話をしていた人で、その頃は研修医だった。それ以来、別の街へ赴任していたが、知絵の右足の治療の担当になってこの街に戻ってきたようだ。
 ショートカットの髪型で、大きなメガネをしている。
 やっとスルー出来そうなキャラが登場して、逆にちょっと安心してしまった(ぉぉ
 詩奈、登場。
 神社の前で何度かすれ違うが、その時は主人公に面識が無かったためスルー。プレイヤーの俺は事前情報で知ってはいたが……。
 まつりの妹で、姉のまつりを連れ戻しにきたらしい。
 ショートのおかっぱで、和風な服装にたすきをしている。腕の布地がどうやって留まっているのかは謎だ……予想としては、お役所の方々が好んで腕に付けるアレみたくなっているに違いない(ぉ
 かなりのちびっこで、俺にとってはホームランボールだろうと思っている人も多いだろうが、無口系らしいので唯一スルー出来そうなメインキャラ。……小さければ良いってもんじゃない(謎)
 でも当たれば場外弾だろうな(爆)
 萌え系のイベントが多い。
 キャラクターの性格を知らしめ魅力を付ける際に、萌え系イベントはお手軽で効果的且つユーザーから求められていようものなのだが、そんなイベントが四六時中あって、俺、打ちひしがれ気味(ぉ
 なんて言うか、反則。
 特に天然ひらひら娘の未依のシーンでは、シンクロ率が400%を超えそう(ぉ
> 「見えそうで見えない、こいつがまた……
> ときめいちゃう☆
> じゃなかった。妹にときめいてどうする。」
 ……俺にどうやって回避しろって言うんだ……ある意味。
 好きとか嫌いとか、そんなんどうだっていいから、好きって選ぶしか無いワケで、「もう、最高!」となるわけだ(死)
 ……その後のメイドがどーのこーのとか言う主人公の話はシンクロ率0%まで落ち込んだけどな(ぉ
 シナリオはどうやら未依ルートに入ったようだ。
 どう考えても俺は未依を回避出来ないよね……って言うか、みいが(謎)
 俺って正直者ぉ☆(マテ
 が、シナリオは大きく動くことなくエンディングを迎えた……エピローグ名は「兄妹」と出た……。多分、バッドエンドだと思う。
 俺は兄妹の一線を越えられなかった模様(ぉ
 ある意味、俺って正直者ぉ☆(涙)

未依ルート

 父親と再婚した琳さんの連れ子で、再婚する以前より親交があり、当時は巫女さんだった琳さんが住む要神社で知絵も含めた3人でよく遊んでいたらしい。
 そして、父親と琳さんが結婚することになり、正式に主人公の義理の妹になった、未依。
 ……まぁ、アリかな……(謎)
 ファーストプレイは巫女さんって約束はどうしたゴルァと思われている方もおられるかも知れないが、それは結い橋をプレイすれば解かります。
 って言うか、俺がこんなひらひら娘を回避できるワケなかろうがゴルァ!!(逆ギレ)
 むしろ未依と言うか、みいなのだッッッ!(謎)
 朝が強くて、主人公の事を起こしに来る。
 ああ萌えるヨ(カクカク)
 しかしメイド服はいかんだろう。うん。
 いくらスカートの裾をフリフリさせたって、こればっかりは譲れないと言うかやっぱスカート大好き♪(マテ
 すまん、吊ってくる。
 まんじゅうが大好物。
 ……謎だ。
 私服にエプロン……イイ。
 凄くいい。壮絶にイイ!
 こう、真っ直ぐ流れる前掛けがイイ(謎)
> 未依「だから、はじめてはお兄ちゃんに……」
 マテ。
 好き = 抱いて?
 なんでそんなに直線的志向なんだ。その気持ちも解からんでもない。俺は男だから。しかし違うだろ。何か違うだろうが!
> 主人公「じゃあ俺の部屋に来るか……?」
 マテヤコラ。
 テメ、少しは苦悩しやがれ。妹だ、妹だと思っている存在なのだぞ。キスとかチラリズムは動揺するくせに、食べられると解かったら速攻でOKかよ! 俺としては、そんなにユーザーの期待に応えまくらなくてもいいから、少しは苦悩して欲しいのだ。って言うか、それを乗り越える答えを提示してくれないと俺は萌えられん。無理。無理なのだ。っつーか、今このえちぃシーンが辛すぎるッッ!
 お風呂で~とか、ワンピースにエプロン装備は結構ツボ付いてるように見えるのだが、萌えにくい……。
 エプロン一枚でご奉仕は冷めるし……(泣)
 ちくしょう、吼えたかったよ……。

知絵ルート

 親同士の交流などもあり、かなり深い幼馴染みの知絵。
 まじアンのスフィーチックな頭ハネに、こみパの猪名川のようなお下げツインテール。
 未依とは同級生だが、未依とは違ってスタイル抜群。
 街の喫茶店でマスターを勤める父親と二人暮し。
 未依ルートから入ったので、そのシナリオから遠く無さそうな知絵のルートへと突入。いやしかし、未依シナリオがかなりの勢いでダメダメだったことを考慮すると、病弱属性という、シナリオまで食い込む強いアビリティを持つはず──いや、設定から言えば、主人公と同じく片親がいないっつーのもかなりの設定的アドバンテージだと思うのだが──知絵シナリオも危ない雰囲気が漂う(ぉ
 未依シナリオでは核地雷をノーガードで直撃してしまったので、今回は疑心暗鬼気味にATフィールド全開で突入します(謎)
 序盤は明るい性格の知絵と楽しいやりとり。
 オッケーです(何が)
 CG。
 立ち絵の色彩が白すぎる。もしくは背景CGを細部まで書き込みすぎ。単体で見ると淡い色合いで綺麗かと思うのだが、背景と合ってないです。背景は背景でよく描き込まれていて綺麗だと思う。細部までよく描き込まれているからこそ、キャラ立ち絵の白さが目立つ。加えて、立ち絵が「目が点になった時」や「大ちゃん風アメリカンクラッカー涙を流した時」など、コミカルなシーンでは絵に違和感しか無い。
 ……ヤバい。
 未依のシナリオはダメダメなのに、キャラクター自体には激惹かれてしまう罠。
 あの声が、あのあどけない声がイカンのだ。あの笑い声が俺を狂わせるのだ。あのドコから出しているのか解からないような声がイカンのだっっっ!
 未依シナリオとは違う朝なのだが、もう狙わなくて良いという安心感からなのか、どーにもこーにも萌えるかも知れんッッ!(謎)
> 未依「だめだよ、私たち、兄妹なんだよ!?」
> 主人公「い、嫌な寝言だな。」
 オマエそれだけかぁーーーーーーー!!
 オマエ、俺(プレイヤー)、めっちゃヘコんだぞゴルァ!
 オマエが俺で俺がオマエで!!
 未依は、俺が萌えそうになるとリミッターが作動する、レブリミッターが付いているらしい(ぉ
 っと、俺が未依に萌えている隙に知絵シナリオも佳境の模様(マテ
 ……結い橋の特性が解かってきた……。純然たる萌えゲーで、キャラゲーみたいだ。シナリオとか設定とか深く考えずに、ただキャラに萌えろ! というゲームのようだ。Piaシリーズみたく。
 いや、それにしてもキャラに萌えるためには主人公に感情移入したいワケだが、未依シナリオでは残念ながら出来なかった。
と言う事は知絵は……?
 フッ……全ッ然、オッケーです(ぉぉぉ
 結局、何も謎は解けないが、シナリオの山場ではそれなりに盛り上がるし、なにより病室でのキスシーンはかなりグッと来た!(笑)
 でもなぁ……病弱系キャラシナリオをする度に思うのだ……えちぃシーンはいらねェって。
 俺も漢だし、あったらあったで嬉しいんだけど、ちょっと引く……いや、知絵の部屋でのファーストプレイなんかツボよ? 後ろからだし?(謎)
 あ、でも喫茶店のカウンターでのアレは頂けない。メイドプレイのアレ。最後の最後でもう一段階、大失速。
 しかし、唯一回避出来そうだったはずの里美女医(知絵バッドエンド)にスッゲェ痛かったのが……マジキたっ……!(謎)
 微妙な評価のゲームだなぁ……。

まつりルート

 3番手攻略になってしまったが、今作品のメイン巫女(謎)
 主人公の父親と未依の母である琳さんが再婚する時……つまり、12年前に知り合った、琳さんの後任の巫女。
 主人公にとっても義理の母が巫女を務めた縁の社であるからして、まつりとも親交はそれなりに深い。
 妙な訛りの言葉を話すほわほわ電波系。まったりとしてのんびりとした性格。
 巫女さんらしい黒髪ロングストレートの髪型。
 未依シナリオでかなり凹んだが、知絵シナリオで少し盛り返した結い橋……さて、まつりさんはどうだろうか?
 結い橋のシナリオの重要なポイントである社の巫女であるからして、おそらくはメインシナリオと推測される。そして、まつりの妹の詩奈のシナリオは、その設定の裏にまわるものなんだろう。と言うか、そうあって欲しい。いや、頼むからそうあってくれ。核地雷はゴメンだ。
 イカン……知絵ルートでもそうだったんだが、未依シナルオとは別のシナリオルートに入るとやたら輝いて俺を惑わせる未依(笑)
 稚拙な恋愛感情を出さないところでこそ未依は光り輝くと断言する(ぉ
 俺の、負けかなぁ……?(謎)
 っと、早速まつりさんの話題から逸れています。
 俺の負けでいいです。むしろ本望。おつかれさまでした(マテ
 まつりさん……と言うか、社と祭と結界の謎が明らかになる。
 ほほぅ……。と言うことは、まつりさんの故郷には巫女さん予備軍がたくさんいるわけですか。何処ですか、その桃源郷(エルドラド)のような場所は。
♪僕を待つ、トキメキ、今も、まだ、ありますか?(謎)
 ……すまん。
 って言うか、まつりさんを追いかけて来たはずの詩奈ちゃんは平気な顔で街に買い物とか行ってたりしてますが、何ソレ? んぁ?(ぉ…
 結い橋、モウダメポ……。
 結局、それは未解決のまま終わってしまった……(笑)
 なんだか熱い展開の話だったようだが、一回冷めてしまったら熱するのは並大抵のシナリオテキストでは不可能なのですよ……(ぉ
 主人公もよく解からないまま、まつりさんとラブラブになってるし……(笑)
 まぁ、ラブラブになった後はそこが結い橋の真骨頂であるからして、相応の破壊力を持っているのだが……。
 ……いかん、エピローグタイトルにもなっているように、どうやらこのまつりルートが結い橋メインルートらしい……(凹)
 正直、凄い勢いできのこ雲立ち昇ったカモ……(ぉぉぉ

詩奈ルート

 んー、まぁどうせあと1本のシナリオだけなんでとりあえずプレイしとくか……。
 普通に読めば3時間程で終わるわずなのだが、ヤル気が続かないので相当の時間がかかると思われる(ぉ
 さて、最後の詩奈は、まつりの妹として登場するキャラ。主人公にとって、唯一面識の無い初見の存在ということになる。
 まつりを故郷へ連れ戻すためにやってきた。
 物静かで、幼稚なのではなく感情の表現の仕方が解からない感じ。公式サイトでは無口系になっているが、実際はそうでもない。よくしゃべる。
 結い橋一のチビキャラで、黒髪おかっぱ娘。
> 主人公「へへ……」
 食事中に詩奈ちゃんの事を考えて、あの未依にまで心配される主人公……。
 ヤベェ……はじるすの匂いが……(ぉ
 主人公の感情はちょっと理解できないが、他のシナリオに比べて展開がゆっくりに感じるのは良い。
 まつりルートで問題になった謎が明かされる……が、まったく納得できないまま流される(ぉ
 説明になってないし、無理がありすぎ……すまん、やっぱりダメポ……(ぉ
 シナリオ的にも、まつりシナリオとそれほど変わらない……主人公(視点)がまつりサイドか、詩奈サイドかってだけだろう。
 萌え的にも惜しい……。外見的にはストライクゾーンに入っているのに、自分のことをモノ扱いするのでやたら引く。これではバットを振れません。
 まぁ正直、俺なんかより鬼畜王A氏のほうが百万倍は萌えられるキャラかと思う。声もあの知佳ぼーだし、えちぃシーンは手首をしば(以下削除)
 ……今はどうか知らないが、昔の彼の萌えランなら1位2位を争う存在かと思われる(ぉぉぉ
 いや間違い無く、いいんちょよりは上ッ(謎ッ)

総括

 さて、総評。
 ハッキリ言って、核地雷ゲー(マテ
 ……なんて言うと怒られそうなのでフォローすると、10点満点中10点の出来を期待していたのに5点しか行かなかった感じ。
 期待の半分程度の出来ではね……この期待値に対する落差が、地雷と感じる所以ですな。
 CGの数は豊富で、単品で見れば綺麗だった。背景と合ってないけど。
 音楽性はそこそこ。エンディングテーマはなかなかの出来かと思うが、ちょっぴり歌がね……(ぉ
 シナリオは、筋の通ったファンタジックストーリーに仕立ててあるつもりのようだが、非常に理不尽。
 フルボイスゲームで、演技力もまずまず。特に俺としては未依の声は大ヒット
 キャラクター達は魅力に溢れていた。特に俺としては未依のキャラは大ヒット
 なのに、最終的に萌えること叶わず。
 ……萌えられない萌えゲーを、核地雷ゲーと言わずして何と言うか!(額から流血)

2002-07-08

ときめきメモリアル Girl’s side


 ……やっちゃった(ぉ
 未知の領域へ挑み、開拓するフロンティア。成長伸び悩む萌え兄日記に嵐を起こせ新展開。奮い立て、俺の探究心&向上心!
 コナミが誇る人気シリーズ「ときめきメモリアル」の、女性視点バージョン。その名もときめきメモリアル ガールズサイド……って、そんまんま(笑)
 今年3月に知り、密かにネタとして期待していたときメモ最新作。でも、ときメモ4って呼ぶのはダメらしい(笑) じゃあ、ときメモ3の-1乗ってことで(マテ
 概略的には女性視点で男性キャラを攻略していくわけだ。すまないが俺は男なんで「萌えたよ……」とか「トキメイタ!」とか言うのは無理だけど、男性視点で女性キャラを攻略するゲームがあるのに逆が無いってのも何かおかしな話で、そこにあるならプレイしとくべきだろう。ゲーマーとして、人として(ぉ
 通称、「ときメモGS」。
 ちなみに、これを購入する際、1カ月前から目星を付けておいた今後絶対に行きそうに無い30km離れた小さなゲームショップまで買いに行った(ぉ
 当たり前だけど、予約とかする勇気も無し(ぉぉ
 チキン野郎でスマン……でもさすがに恥ずかしいと言うか、知り合いに逢いでもすれば俺の今後の人生に関わるかもしれないという危機感が(マテ
 当然、レジが空くのをFF11とか見てる振りしてチェックして見ていたが、意外にときメモGS売れてねぇ(笑)
 まぁ、どかどかバカ売れしてても困るんだけど。

Prologue

 さて、早速スタート。
 コナミのEVSも健在。
 主人公は当然女の子なので、どういう名前にしようか悩んだが……とりあえず、千紗ちぃこと「塚本 千紗」で。
 プロローグは童話の物語が語られる。王子と姫の悲しい恋物語。
 そしてオープニングスムービーが流れ……って、B’zだぁぁ!!(爆笑) 余計なとこで力入れスギ!(笑) 男キャラに「好・き・と・か♪」って歌わせたれ。
 本家ときメモがビジュアル的な女の子キャラの可愛さにこだわっていないにも関わらず、ムービーで出てくる男の子キャラのカッコイイことカッコイイこと……。アングルや服装、画面の色使いまでかなりイイ感じ。本気なのかコナミ。そうなのかコナミ……(笑)
 そして、主人公ははばたき学園へ入学。

First Play

 葉月 桂、登場。
 入学式前に校舎裏でぶつかって出会う同級生の男の子。
 外ハネショートカットで長身痩躯……って、スタイルを紹介しても嬉しかないだろうから、これ以降は無し。知りたきゃ公式サイトで(ぉ
 ちょっと無愛想な感じだが、ぶつかってこけた所で手を貸してくれたりする。多分、女性キャラで言えばONEの茜系なんだろうなぁ……。
 有沢 志穂、登場。
 入学式後に廊下でぶつかって出会う……って、ぶつかってばっかだな(笑) 千紗ちぃにして正解だったかもしれない。
 と言うか女性キャラ。……ライバルになるんだろうか?
 ショートの髪型にメガネをしていて、いかにも勉強できそうなクール系の同級生。
 ……ひょっとして、「お姉サマ……☆」なんて展開もアリですか? 俺的にはアリです。
 氷室 零一、登場。
 主人公のクラスの担任教師。
 かなり厳しくて怖い先生だ。完璧主義者っぽいね。こういう教師がふと見せる優しさに堕ちちゃったりするんだろうか? つまり、Piaキャロのマネージャーとか、あんな感じだろう。
 まぁ誰が何と言おうと水都先生だな(ぉぉ
 尽、登場。
 名前はツクシと読む、主人公の弟。
 中坊かな? ハキハキとして良い子だが、女たらし。
 弟の尽曰く、「ねえちゃんは、意外とドジなところが……」らしい。……にゃあああっ!?(ぉ
 姫条 まどか、登場。
 苗字はキジョウと読む、関西弁の同級生。
 軽い感じも受けるが、ウケを狙う芸人気質の明るい性格。とりあえず可愛い女の子には声をかけるらしい。
 うーむ……。
 って言うか、よく考えたら男性キャラの感想を俺がどう言ったら良いものか……。
 守村 桜弥、登場。
 名前はサクヤと読む、大人しい感じの同級生。
 メガネキャラ多いな……(笑)
 丁寧語で話す優等生。それを鼻にかける風でもなく、優しい控えめな感じ。
 三原 色、登場。
 名前はシキと読む、かなりナルシスト気味の同級生。
 ウェーブセミロングの髪型なんぞしよって……。
 でも、一言一句が電波系で結構面白いかも(ぉぉ
 初対面からして自分の事を「人見知りな性格だから」とか言いつつ、「美の申し子」「ボク自身が芸術なんだ」と評する、ヤヴァイ人。
 須藤 瑞希、登場。
 おだんごロングヘアーの同級生の女の子。
 大財閥の令嬢で、自分の事はミズキと名前で呼ぶ。ちょっとネジ外れてる系。
 「こんにちわ」「さよなら」などの挨拶をフランス語で話す。
 ギャリソン伊藤、登場。
 瑞希の付き人であり執事の老人。
 って言うか、タキシードを着た普通のジジイ。
 まさかコイツも攻略対象なんじゃないだろうな……(笑)
 日比谷 渉、登場。
 主人公が2年に進級した際に登場した1年生。つまり、下級生。
 「~っス」「~っス」と、ティーダ(FF10)もしくは美紗(ぴたテン)チックに話す下級生。
 ポジション的にはときメモ1の優美なんだけど、コイツはイイヤツだ。スポーツ少年。
 お姉さんがぁ、オ・シ・エ・テ・ア・ゲ・りゅん☆(違)
 藤井 奈津実、登場。
 頭バクハツ気味のクラスメイト。
 明るい性格の友人……のはず。恋のライバル役かも知れない女性キャラ。
 天之橋 一鶴、登場。
 学園の理事長だが、初対面ではそのことは解からない。
 ある意味、全てのキャラクターの中で最も危険な人物。それは尽のデータを見れば解かるが……水瓶座のB型ってこんなん?(泣)
 どう見ても40歳は越えてそうなのだが、攻略対象らしい……。なんでやねん(笑)
 まぁ怪男子が四十路越え専ってことは無いと思うが、腐女子が四十路越え専ってことはあるみたいなので、おかしくは無いか。なぁ?
 鈴鹿 和馬、登場。
 バスケットボール部のスポーツ青年。言わずもがな、勉強嫌い。
 勝気で前向きでひたむきな汗を流す健康優良児。
 「つかもと」とEVSが上手く発音してくれないので、ちょっと凹む(笑)
 紺野 珠美、登場。
 男子バスケ部のマネージャー。
 ショートカットでタレ目の、おっとりゆっくり動作の女の子。
 結構ツボ(ぉ) まさか今作品で萌えキャラが出るとは……。
 紺野の弟で、尽と同級生の玉緒というキャラがいるらしいが、まさか……?(ぉ
 ファーストプレイではキャラを登場させすぎて爆死しました(笑)
 友達の女の子(有沢、須藤、藤井、紺野)と遊ぶコマンドがある。これが何気に女性主人公らしい作りになっていると思った。
 EVSは面白いシステムだと思う。キャラごとに苦手な発音もあるようだが、大抵は大丈夫。そのEVSワードのイントネーションよりも、前後の発言との繋がりで違和感がある場面もあるのが残念だ。無理に名前を呼ばせなくても良いと思う場面が多い。
 しかし、服装のセンスが最悪
 どんなものを参考にしたらこんな服ばかりになってしまうのか、コナミに問い詰めたい。
 上下の服の形状や色のバランスも、何も考慮されていない。一応、どんな組み合わせにすると可愛く見えて、スポーティに、華麗に、危険な組み合わせになるのかのルーチンはあるのだが、それの基準が最悪。星条旗カラーのミニスカートに灰色のトレーナーとか、白いロングYシャツに明るい色合いのベストはどう見てもアカンやろ(笑)
 夏の花火のイベントグラフィックが、かなりそれっぽく見えて良い。
 俺もちょっと見惚れた(ぉぉ
 こういう感じで春の桜吹雪や秋の紅葉も気合入れて作ってくれたら女性ユーザー受けするんじゃないでしょうかね。全体的にCGは冬がちとヘボいんだよなぁ……。
 好感度のあまり上がっていない状態のスキーデートだと、デートなのにスキー場で現地解散だし(笑)
 体育祭は「パン食い競争」が一番簡単なのだが、背景のひらひらしてる女の子が気になって気になって、その位置で画面が止まると惨敗するしかない体育祭(ぉぉ
 4位だろうがそれはそれで大満足なんだけどね(マテ
 バレンタインデーは毎回手作り。スティックグルグルは、面倒と言えば面倒なのだが、それがまたイイんだよ。って言うかこみパで慣れたし(ぉ
 面倒さを表現している手法だと思う。合格(謎)
 でも、チョコレートを型に入れて空けたボウルにどうして水が張っているんでしょうか?

守村 桜弥 編

 メガネの文学美少年。園芸部に所属して、花を愛でるのが好き。CVは石田彰。
 簡単に言うと、ショタ属性対応 攻略可能同級生?(ぉ
 優しい性格なので最初っから人当たりが良く、攻略しやすい方かと。逆にいうと、他のキャラにクール系が多いので、取っ掛かりが辛いか。
 守村に誘われた初めてのデートが守村の部屋ってのが、「コイツなかなか積極的だな、って言うか喰っちまえ!(ぉ)」なんて思っちまったね(マテ
 まぁ、守村の性格的に無理だろうけど……って言うか、ゲームはプレステだっつーの(ぉ
 頼りない守村をリードしつつ、しかし守村の頭のキレでリードされつつ、何か理想的な感じ。
 頭の良い子が、こうオタオタしちゃってる姿にキュンと来ませんか?
 ……すまん、吊ってくる。
 ときメモははアレだな。3年間の日々の高校生活の過程で、自分が相手に遜色無く好みであるように成長していく中で、ようやく相手と仲良くなれてちょっとした些細なイベントがあった時の充実感と言うか。うん、コレに尽きる。

三原 色 編

 ウェーブヘアーのナルシスト。自分の輝きを疑わない天才芸術家(実績もある)。CVは三木眞一郎。
 一言一句がネタになる、かなりの電波系。なのだが、その言葉の節々に妙に納得させる力があったりするのが怖い。突飛なように見えて的を得てるのだ。
 攻略としては、気まぐれな性格だがナルシストなのでヨイショしてれば良い(ぉ
 彼の感性に付いていくのが精一杯……と言うか突き放され気味。
 主人公の名前は友人K氏の薦めで永倉えみる(えみりゅん)にしたが、「永倉くん……そこに居たね?」とか「永倉くん……君だね?」とか、何か別次元の感覚で存在を捉えている模様。
 しかし……。
> 「ボクは美しいことを考えるのが好きだ。
> たとえば君の瞳の色。」
 なんて言う、たまに出るストライクゾーンを丸々飲み込むような驚異的な発言に驚かざるを得ない。てっきり自分の事を言ってるんだと思いきやコレだ。いきなり不意打ちでこんなこと言われたら誰だって胸キュンでしょ? ……すまん、吊ってくる。
 ラストがまた強烈で、直球をガンガン投げてくる。自分に自信があるので、恥ずかしいという気持ちが無いのだ。猛烈、要注意(謎)

鈴鹿 和馬 編

 バスケットボール部のエース。CVは檜山修之。
 1年の時から才覚を認められレギュラーメンバーとなるが、能力の高さと勝気な性格で個人プレーが目立つように……とまぁ、ここまで書けばシナリオは解かるでしょ。
 主人公は女の子なのでスポーツコマンドを打ったことが無かったのだが、そろそろ珠美ちゃんと戯れたいと言う俺の個人的な要望により和馬攻略開始(ぉ
 真っ直ぐな性格で感情の変化が解かりやすい。見ていて飽きないヤツ。
 デートの帰りの公園で服のほつれを直してあげるイベントは最強。なんて言うか、主人公が(ぉ
 スポーツ一辺倒な男子が、ふと恋愛感情を持たされてドギマギしてる姿なんて、もうヤヴァイぐらいグッときませんか? ……すまん、吊ってくる。
 ちなみに、珠美ちゃんは鈴鹿に恋愛感情を抱くライバル。最初は仲良しなものの……ううっ、辛い。辛すぎ。鈴鹿に対しての感情が憧れだったことに気付く瞬間なんて、もう俺が堕ちた。凄い勢いで(マテ

姫条 まどか 編

 軽い性格の関西人。CVは置鮎龍太郎。
 しゃべりが達者で会話していて飽きないのだが、ギャグが寒い。致命的。
 攻略は流行ステータスを上げて、デートの際の服装を流行に合わせれば楽勝。
 三原に負けず劣らずの気分屋みたいな感じなのだが、今風の若者ってこんな感じなんだろう。オジサンには解からんよ(ぉ
 って言うか、ときメモシリーズ(1,2,3)の主人公と思ってもらって構わないと思う。
 海やプールに行った時に、主人公の水着が好みと合わなかった時の反応が最高。地球環境問題まで持ち出して違う水着を見たいと言う彼に3000点(謎)
 ちょっとアレな意味でグッと来ませんか? いやむしろ、来るダロ?(ぉ
 ……すまん、吊ってくる。 いやしかし、あのクリスマスは反則やろ?(謎)
 俺も主人公に堕ちるっちゅーねん。

日比谷 渉 編

 葉月に憧れる後輩。CVは山口勝平。
 主人公が2年になった時に登場(入学)し、野球部に所属するスポーツ少年。
 スポーツ系の鈴鹿とキャラがかぶるかと言えばそうでもなく、可愛い後輩である。
 男になることを目指して男を磨く日比谷。逆に言えば、たまに子供っぽいわけで、このあたりがツボ。花火デートの時に、さりげなく舌っ足らずなセリフがあって爆笑。
 真っ直ぐに素直で純粋な少年。あー、もうタマランよ? コーヒーが飲めることを自慢してくるような子なんだよ? ゲームがゲームなら間違い無く堕ちるタイプだね、俺(ぉ
 ……すまん。今日も吊ってくる。
 むしろ、日比谷を攻略する際の主人公が「可愛い後輩に慕われて優しい瞳をするお姉さん」なので、そのあたりはどうか?(謎)

葉月 桂 編

 高校生にしてモデルのクールガイ。CVは緑川光。
 オープニングから登場し、本作品のメインキャラ。
 ときメモシリーズのメインキャラらしく、無口なクセして超一級のテロリストである。ことあるごとにデートの時に電話をしてきて、家の前で鉢合わせ(ガチンコ)て爆弾を炸裂させていく。家の前で会う時は、もはやストーカーかスパイなんじゃないかと思うぐらいアッサリと華麗にキメていく。そして、任務完了…(違)
 他キャラを攻略する際は非常に厄介な彼だが、その彼をターゲットにするとやっぱりカッコいいのでいすちゃん困っちゃう☆(死)  ……すまん、早くも吊ってくる。
 最初から登場しているメインキャラで、好感度の上昇が非常に少ない。
 性格はクールなように見えて物静かで落ち着いたもの。この性格の見せ方が非常に上手いと思った。さすがメイン。
 修学旅行でハァハァされた時(謎)は、ちょっと寒気がした……春の公園で押し倒された時は「野外デスカ野外デスカ野外デスカ」と泣きそうになった……(ぉ
 でもこのキャラもご多分に漏れず、やっぱり3年目のクリスマスは強烈でした……ときめき(謎)
 1年越しのネタ振りに堕ちないヤツがオカシイワケで。
 ……すまん、もっかい吊ってくる。
 とにかく、葉月はメインらしい良い背景とシナリオとキャラクターを持っている。メインらしからぬ部分もあって、そこがまた良かったりする(ぉぉ
 ……すまん。やっぱり吊ってくる。
 チクショウ(謎)

氷室 零一 編

 主人公の担任教師。クラス替えがあるにも関わらず、3年間とも担任する。CVは子安武人。
 ある意味、一世を風靡した「好きしょ!」の数学教師(水都先生)に激似。こういうキャラクターの教師はユーザー(謎)にとって、かなりのツボらしい……いや、俺はもちろん嫌いじゃない。なんて言うか、こう……仲間意識が(謎)
 担任で、数学教師で、尚且つ吹奏楽部顧問でもある。
 性格はちょっと行き過ぎのような気がしないでもない(謎)
 しかし、氷室先生の笑い方が絶妙。一緒に下校するイベントでは、氷室先生の愛車(なにかのスポーツカーらしい……内装からしてセリカ?)で自宅まで送ってもらえるのだが、その時の会話で「ふふふ……」と笑う氷室先生。あかん。あかんっちゅーねん(謎)
 それでもダメなら、テストで赤点取って補習受ければ良い。
 あの夕暮れの中で、あの姿勢で、あの氷室先生がと来ればもう……もう、タマランですよ?
 ……すまん、吊ってくる。
 零一と言う名前から「ゼロワン」、そしてその冷徹理系の性格も考慮して「バイナリー」と言うニックネームはかなりツボった(笑)
 また主人公の評価が上がってしまったね……(ぉ

天之橋 一鶴 編

 はばたき学園の理事長を務めるナイスミドル36歳。CVは小杉十郎太。
 危険だ……危険すぎる……(笑)
 すまん……俺には勝てません(謎)