2002-02-07

Sentimental Graffiti


 いろんな意味で有名な、あのセンチをプレイ。
 日本全土で歴史ある勇者達がメッタ斬りにし過ぎて、もう俺が斬る部分なんて残っていないと思うんですが、借りたからには斬らせて痛抱きましょう。おっと、早くも誤変換ですよ。IMEが勝手に。面白いのでそのままにしておきますが、もし萌えてしまったら後悔ですな……。
 ちなみに、ハードウェアはセガサターンです。このセンチを俺にやらせる為だけに友人達はハードまで用意してくれたのですよ。そんなにお勧めなんですかと問いたい。ここまでメッタクソに言われてるのに俺にやらせるのかと小一時間ほど問い詰めたい。Win版もあると聞いたのだが、どうしてもサターン版でないとダメらしい。
 グチを言っても始まらないので、電源を入れましょう。
 ちなみに、オープニングムービーは一度見たことがありました。最初に見たときはただ唖然としましたよ。その時は「センチのオープニング」とは知らなかったので、よく出来た電波系ムービーだと思ってました。
 オープニングと言うのは言わばゲームのツカミです、引かせてどうしますか。いや、引くどころか怖かったです。
 そう言えば推奨年齢が全年齢となっていましたが、これを年端も行かない子供に見せるのは危険です。確実にトラウマになるので推奨年齢は16歳にしておくことをお勧めします>NECインターチャネル
 ではレッツプレイです。
 主人公は高校生。ある日届いた差出人不明の手紙の差出人を探すために、春休みを使って日本中を旅するらしいです。消印を見ろ。
 主人公は幼少の頃より日本各地を転校しまくって育ったようです。オープニングから12人ものキャラについての回想シーンがありますが、これだけではキャラがよく解らないので割愛です。
 いきなり出発ですか。
 日本各地の12地点に行かなければならないようです。日本特急旅行ゲームみたいですな。とりあえず、地元の名古屋へ行ってみましょう。むしろ行かせろ(謎)
 白川公園と東山動植物園は良いですが、大須演芸場はちょっとマニアックです。
 イタタタタタ……本当に白川公園の写真だよオイ。見覚えあるのが嫌……背景の写真はもっとボカして!(笑)
 るりか、登場。
 ショートカットの明るい女の子。うむッ、よしッ(早)
 手紙の差出人ではない感じだ。
 そこら辺を練り歩くが、どうも夜は誰もいないようである。と言うか、各地にそれぞれキャライベントしかないだろうな。セガタさん程度の容量でボイスゲーだし。
 そのまま西日本の各地を回ってしまおう。とにかく、主人公の目的は「手紙の差出人を探す」ことらしいし。
 次は京都。……いくら知人宅とはいえ、いきなり射的場の的場に出る主人公はどうか?
 若菜、登場。
 黒髪ロングの大和撫子。
 手紙の差出人としては少し怪しい気配である。ファーストコンタクトでは尋ねる前にうやむやになってしまった。
 次は大阪である。
 淡々と行こう。
 夏穂、登場。
 お好み焼屋の看板娘。ショートカットで関西弁……じゃないな。標準語だ。
 どうやら手紙の差出人では無いようである。
 次は香川だ。
 キャラに出会い、そのまま夜行バスで次の目的地に着き、そこらで適当に野宿してまたキャラに出会う。その繰り返しだ。
 真奈美、登場。
 長髪お下げで、やたらと肌の白い子。深窓の令嬢で、病弱系。
 手紙の差出人としてはかなり怪しい……つか、いきなり頬染めCGですか。
 次は広島。
 この主人公は何を思ってこんな旅を始めようと思ったんだっけ……気分は日本特急旅行ゲームである。罰ゲーム風味な(笑)
 優、登場。
 内巻きショートのお姉さんチックな人だ。名前は……「すぐる」じゃないよね?(笑)
 手紙の差出人とは考えにくい言動であるので、この娘はシロだな。
 九州まで着ましたか……次は博多である。
 千恵、登場。
 ポニーテールのロックバンドのボーカリスト。
 コイツも違うな……手紙の差出人とは思えない。
 さて、長崎である。この主人公って本当に手紙の差出人を探しているんだろうか……と不安になる(笑)
 晶、登場。
 ウェーブロングにヘアバンドの、音楽家。バイオリン弾いてるらしい。
 微妙な言動だったが、ちょっと違うようだ。手紙の差出人探しの旅はまだ続く……。
 さて、何気に行くのを忘れていた金沢へと。
 美由紀、登場。
 セミロングにカチューシャのメガネっ娘。呉服問屋の娘さんらしい。
 コイツも微妙な言動だな……しかし、手紙を出した人物とはあまり思えない風だ。
 では横浜へ行って東京に立ち寄った後、北方を攻めよう。
 明日香、登場。
 ショートヘアで、志保ちゃんチックによくしゃべる娘だ。ファミレスでバイトをしている。
 手紙の差出人とは確実に違うな。
 東京へ帰ると、留守電が入っていた。若菜と真奈美からである。両方とも「声が聞きたい」と言うものだったので、放置して北方遠征へ出発。
 まずは、仙台である。
 えみる、登場。
 何かにつけて話題とネタになる、ある意味一番人気の噂のキャラだ。ツインテールの明るい女の子。っつーか、人の話を聞けコイツ……。
 手紙の差出人としてはかなり怪しい言動である。要注意だ、色んな意味で。
 さ、とっとと青森へと飛ぼう。
 妙子、登場。
 ツインテールおさげの家庭的な娘。
 手紙の差出人としては微妙な感じ。
 ようやく最後の札幌だ。
 ほのか、登場。
 ロングツインテールのお嬢様。大学教授の娘らしい。北のほうはツインテールばかりだな(笑)
 手紙の差出人では無いようである。
 ふぅー、やっとこれで12人か……。
 さて手紙の差出人として怪しいキャラは……真奈美、若菜、えみると言ったところが怪しい。また、晶、美由紀、妙子あたりも微妙なところ。
 東京に戻るとえみるとるりかからも留守電が入っていた。えみるがヘコんでる。もっとヘコめ。
 しかしこれで確定だ、俺の読みは正しいぞ。真奈美、若菜、えみる。犯人はこの3名に絞られた。
 まずは若菜にコンタクトを取ってみよう。電話してデートして……ってまた聞けずじまいかよ!!
 この主人公の行動力はハンパじゃないなぁ。
 うぁ、学校間に合わなかった。ダメじゃん(笑)
 自動的にバイトに入るのか……おお、また留守電が。美由紀と夏穂と千恵か。処理が追いつかないよ、俺ッ。っつーか、デートの約束する前に聞くことあるだろうが主人公サンよぉ!!
 次は真奈美だ。快速で現地まで行って野宿してデートして夜行で帰る。バッチリだ。
 ……あかん、ちょっと萌えてきた(笑)
 収穫は何も無かったが、それはそれで良しッッ(ぉ
 次はえみるか……ぬぅ。ヤバい、せつないぞ……。
 プロフィールというコマンドを実行すると、せつなさマップというのが出た。これは……爆弾マップみたいなものだろうか。となると、全員に気を付けないといけないのだろうか……それはシンドイよ……。
 キャラが12人……アレと一緒ですな。あの、シスタープリンセスと。
 シスプリもキャラの名前を覚えるのに苦労したが、これもシンドイよ。12人も覚えられるかっつーの! キャラは全て地名で覚えることにする。
 ちなみに漢塾での見解は、北海道=可憐、青森=白雪、仙台=雛子、横浜=四葉、金沢=鞠絵、名古屋=花穂、京都=春歌、大阪=衛、高松=亞里亞、広島=千影、博多=鈴凛、長崎=咲耶、である。名古屋と博多は微妙だけどその他は概ね一致してると思う(笑)
 こうやって受け継がれてきたのか……となると、シスプリオープニングで突然に呼び名が乱舞するのも、センチの漆黒の闇オープニングから受け継いでいるのか。
 実に奥深い世界ですな。また、見なくて良い歴史を垣間見てしまったようです(ぉ
 また若菜から留守電が入っている。と言うか毎週2件は入ってる。処理しきれないって……。
 京都へ行き、帰ってくるとまたえみるから……うぅ……なんつーゲームなんだ。
 手紙差出人の目星をつけたキャラ以外は放置しておきたいのだが、それをするとダメらしい。せつなさマップで確認しつつ、炸裂を避けなければダメのようだ。
 これがこのセンチのゲーム性なのだろうが、キャラのせつなさよりも俺のせつなさが炸裂しそうなのは気のせいですか。
 キャラとデートする度に、昔のことばかり思い出している主人公。デートはあまり楽しんでいない感じである(笑)
 そして、えみるとのセカンドデートの時……事件は起こった
 えみると仙台の待ち合わせ場所で出会った瞬間……、
> 「ダーリン! やっぱ……」
 ブツッ……、
> BAK.PAC がありません。
 と表示され、ゲームがまるっきり動かなくなる。パッド操作は諦め、リセットボタンを押す。
 バグか? このバグがえみるの毒電波なのかねぇ……と、ひとしきり感心していたが、リセットボタンを押してもゲームが起動しない。
 どうやら、CDの回転モーターが動いてないようである。
 えみるのせつなさが炸裂したらしい(違)
 えみる、ソフトウェアバグではなく、ハードウェアを一撃で破壊。
 いまだかつて体感したことのない凄さだ……。
 ハードウェア事故によりは中断していましたが、新ハード導入により再開。
 速攻で12人と出会い、高松・京都・仙台と同じようなルートを取ってリスタート。メッセージスキップは無いようである。
> 「まったく不愉快な女だぜ」
> 「余計なお世話だよ」
 あからさまに爆弾っぽい選択肢が多発。目的ではないキャラの場合は容赦無く踏みまくる(笑)
 せつなさが炸裂するのを回避するように12人にまんべんなく出会うのがメンドクセェ……。札幌とか長崎は遠すぎ! 何度か時間に間に合わなかった。ま、眼中に無いから気にしないけど(ぉ
 つーわけで、かなり事務的に時間を進める。
 別に合いたくないキャラと合うのが……面倒なんだYO!
 特に、手紙の差出人とは思えず、俺の好みとも合わないキャラッ! ハッキリ言って博多、広島、大阪、横浜ッ! 面倒すぎるYO!
 つーか、萌えるのが高松しかいないYO……(ぉ
 他はそれなりに楽しい程度。
 しかし予想通りにバッドエンド……真奈美タンに振られてしもた。

2nd Play

 他のキャラと会うのが面倒なので、一度逢ってから頃合いを見て振りまくる(ぉ…
 札幌、青森、金沢、広島、博多、長崎を切り捨てる。場所的に遠いし。
 ナンドモナンドモ殴られる。理不尽だよ……(ぉッ!
 しかしこれは俺の性分でもあるのでね……複数の女性と付き合えるほど俺は器用じゃないのサ……。
 真奈美タンと海。瀬戸内の穏やかな海。その水着、可愛いですな。トテモ(・∀・)イイ!
> 「あの手紙を書いたのはきっと真奈美だ。
> 他の女の子にも会ってみないとな……。」
 えーと……1行目と2行目の文脈が繋がってませんが? って言うか、サッサと聞け主人公?
 しかし他のキャラと比べると幼少時回想シーンにせつなさが足りないかなぁ……。
 特にるりかはかなりせつない。
> 「気がついたら、私、先生の前で泣いてた…
> 泣きながら、全部真実を話してた…
> あの標本を割ったのは、私ですって…
> そう言った後も、どんどん涙があふれてきて
> どうしようもなかった…」
 うう……確かに切ないっスよセンチ。
> 「UFOさん来て~」
 オマエは帰れっっ!(ぉ
> 「河童さんっ、モミジさんっ」
 さん付けで言うな電波系がッッ!!
 ……さすがに色々と言われるだけあって、一語一句がネタになる凄まじいキャラだ。俺がセンチをプレイしている時に家の近くで車の事故が起こったんだが、コイツのせいなんじゃないかと勘繰りたくなる(マテ
 ラストは真奈美タンとハッピーエンドな感じ?
 今度は振られませんでした☆
 ま、結局手紙の差出人は解からずじまいだったけどね……(ぉ
 非常に謎の多いゲームだよ……。

2002-02-02

女性の髪型論議


 男性から見た女性の好みは日常会話においてもなかなかに比率の高い雑談になるだろう。まったりした時の雑談となれば一度や二度は男同士の語らいに含まれる部分となる。
 その中でも、好みを選り分ける対象となりやすく、また盛り上がるのは「髪型」と「胸の大きさ」である。
 胸の大きさは女性側の意思でどうこうなるものではない(と思いたい)ので、話題にすることは避けよう。俺も女性を敵に回したくないし。
 髪型は大まかに3種類に分ける。
 まずショートヘアー。髪が肩にかからないまでの長さの髪型である。手入れがしやすく、アクティブな活動にも、また仕事(飲食関係とか)の面でも支障が出ないので、このショートカットスタイルの女性は多い。
 次にロングヘアー。肩にかかる程度ならセミロング、肩甲骨よりも長いとロングヘアーと呼ばれるようになるが、ここでは一まとめにしてロングヘアーと呼ぶことにする。髪は女の命と言う。ロングヘアーにピッタリの言葉である。
 最後は、特殊な髪型。ポニーテールやツインテールなどの髪を結わう型である。ポニーテールはめっきり少なくなった髪型ですな。と言うか、中高生の体育会系女子でしか見た記憶が無い。ツインテールは別名お子様セット。アメリカなどでは目的が無い限り小学生以下でないとしない髪型である。
 モヒカンや丸坊主などの髪型は、このような談義に入ることが無いので割愛。
 さて、前置きが長くなったがここからが本題である。
 俺はショートカットが好きなのです。さらに言うと、おかっぱちゃん激ラヴ(ハァト)
 以上。……などと言うと意味不明なので付け加えると、まず、特殊系は論外。髪を結わうシーンなどなら惹かれないこともないが、基本的に自然な感じがしない。JRAのベテラン岡部JKがブリンカーやメンコに反対しているのと同じことである。
 ロングヘアーのおしとやかで優雅で高貴な感じに惹かれるのも理解できるのだが、こればっかりは譲れない。ショートカットのアクティブでありつつも清楚で可憐な印象に勝るもの無しだ。尚且つ、親しみを持ちやすく俺的好感度はそれだけで3割増しである。
 しかし、世間ではロングヘアーが好きな人が多いらしい……。
 ショートカットは一番魅力的だと思うことに自信があるだけに、ほんと納得いかねェ(笑)
 ショートカットの素晴らしさを皆様にも解かって頂きたく、ショートカットの魅力たる諸要素を少し解析してみよう。実際の人物やゲームや漫画のキャラクターで例を出しても良かったが、それだとキャラクターのイメージが強くなりそうなので止めておいた。キャラクターのイメージが前面に出ては髪型議論とは言えなくなってしまう。
 まず、元気なイメージ。アクティブで何も縛られることない自由な雰囲気。髪の挙動に女性がとらわれることもなく、また髪も思うがままに風に揺れ思うがままに羽を伸ばすような感覚。このあたりから自由で元気そうなイメージが現れるのだろう。人が憧れ、惹きつけられるのに十分な要素だ。何かに夢中な瞳にキリリと表情を引き締めた横顔ともなれば、男女を問わず魅了するであろう。今にも呪詛を唱えそうなロングヘアーに、これは出来まい。しかし、髪を結う系統ならば可能かも知れん。耳が露出する程度のショートカットだとよりこの印象が強くなる。
 また、清楚なイメージ。飲食店などでは帽子や巾を被るように、髪を短くすることで清潔なイメージを捻出させることが可能となる。ロングヘアーはダメなのかと言えばそうでもないが壮絶な手間隙がかかるだろう。清潔で、尚且つ無闇に大げさに振舞わない髪の長さ。これがショートカットなのだ。清楚と言えばショートカットからは少し長めのボブカットあたりがより印象強くなるだろう。
 次に、可憐なイメージ。野に咲く一輪の小さな花のような、そんなイメージ。儚げで頼りない印象を与えつつも、存在を失わずに精一杯の印象を与えてくれる、そんな花。こればっかりはロングヘアーには出来ないショートカットならではの武器となる。柔らかな風が髪を揺らしでもすれば、もはや可憐の一言では済まされない魅力を持とう。
 そして、神秘性と親しみやすさの同居。日本人形のお菊ちゃんと言えばおかっぱの髪型である。これも一種のショートカット。日本が古来より育んできた雅の心や奥ゆかしさといった、そんな和の心をうつ髪型である。奥に秘めた知性を感じさせる神秘性。しかも、神秘と言えばなにやら近寄りがたいイメージが出てしまうがそう感じさせないところがショートカットの素晴らしさである。清楚の項でも説明したように、ショートカットの手入れにはそれほど手間がかからない。この性質が親しみやすさを感じさせているのだ。思わず撫でたくなる、愛でたくなる。そんな愛らしさと共に同居する神秘性。素晴らしいと言わずして何であるか。全米も震撼する大和魂の魅力であると言えよう。
 最後に、幼さと意志の強さの同居。人間は乳幼児の頃は髪がまだ伸びていない。ロングヘアーの1歳児とかがいたら怖い。年を追うごとに髪が伸びていくので、幼い頃はどうしてもショートカットとなる(これはもちろん男女を問わずであるが)。それ故に、ショートカットには幼いというイメージが付随するようになる。しかしただ幼いイメージだけではなんだか足りない子のようである。ショートカットには幼さに加えて確固たる意志の強さを感じる。イメージとしては、幼い頃からその髪型を貫いてきたか、或いはある時バッサリと髪を切り落としたか、どちらにしても確固たる自分の意志による主張を感じるのだ。幼い、頼りないといった印象と同時に、優柔不断ではない、強い本人の意志を印象付けることが出来る。相反するようでいて両立するこの印象はどんな統合理論よりも優れたアウフヘーベン(矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること)である。
 俺は別にロングヘアーやポニーテールが嫌いなわけじゃない。その魅力や特徴は気持ちある程度理解して認めているつもりである。それを踏まえた上でも尚且つ、ショートカットの魅力は素晴らしいものだと思うわけだ。