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2013-11-27

艦隊これくしょん

 仲間内でも話題に昇っているのでやってみたらなかなか面白い。
 時間を忘れて楽しむゲームじゃないけど、歴史・史実の片鱗を知りながら楽しくまったりプレイ出来る優秀なゲームだ。

 ソーシャルゲームにおけるアイテムの奪い合いや対人戦、課金ガチャ等に辟易した人たちがこぞって艦これを始める理由もよく分かる。
 基本的に同じサーバーに接続していても人との繋がりが希薄で、ほぼソロプレイに近いシステムだ。
 また、全てのコレクションアイテムを揃えようと目指しても課金が必要無い。課金すると便利になる程度。
 実にまったりとプレイ出来る。

 私は9月頃からプレイしていて、概ね底は見えてきた。まぁ2カ月もプレイしていれば当たり前である。2週間程度で終わるRPGも多いし、1日で終わるフルプライスのエロゲーだってある。底が深すぎると中だるみをするだけだし、このぐらいが丁度良い。
 もちろん、毎週のように新しいシステム、艦娘の追加、バージョンアップがあり、飽きさせない仕掛けも多い。

 旧日本帝国海軍を元ネタにしたゲームであり、国境が騒がしい昨今の時流にも合致し、サービス開始当初は目標ユーザー数2万人だったものが、あっという間に120万ユーザーを誇るソーシャルゲームとなってしまった。
 そして今日もまた、提督は鎮守府に着任します。


 11月中はイベントがあり、私も参加しました。平日に資源アイテムを溜め、土日にイベント海域で一気に吐き出す感じ。
 E-4までクリアした所で資源が危うくなってしまったので、E-5クリアとE-3周回で迷って、より魅力的に感じたE-3周回をする事にした。

 持っていない艦娘を4隻も拾う事が出来た。
 ハズレ終点も撤退回数も多いけど、ボスドロップ自体は優秀な方らしいです。
 ただし、A勝利だと露骨にドロップが悪くなりましたね。

 初めてのイベント海域でしたが、色々と学ぶ事がありました。特に普段はあまり感じる事のない夜戦について、深く学ぶ事が出来ました。
 夜戦をあまり感じないのは、夜戦に突入する際には、おおかたの勝負が付いている状態が殆どだからですね。(夜戦海域である5-3はまだ未到達)

  • 夜戦の雪風は鬼。カットインしか出さない。ヴェルタースオリジナルばりに特別な存在。
    • 他の艦娘は連撃装備が安定。夜戦の攻撃は当たるとほぼ中大破なので、なるべく回避の高い艦娘を選んでました。
    • 雷巡の2隻は超火力。昼でも開幕雷撃が使えるのに夜も連撃がクソ強いとかチートすぎる。ただし紙装甲で、ダメコンは積めない。
  • 敵フラッグシップ戦艦は昼でも夜でも鬼強い。連撃が強く、カットインも頻繁に発生し、装甲もクッソ硬い。三式弾補正もあるけど、ボスの敵姫が柔らかく感じるレベル。
    • 敵フラッグシップ重巡もなかなかに怖い。カットイン発生率はフラッグシップ戦艦より高そう。
    • 敵フラッグシップ駆逐艦も怖い存在。雷装値が高いせいか、通常の攻撃でも当たると痛い。
  • 資源は速攻で枯渇する。バケツ(高速修復材)があればあるほど枯渇する。
    • 各資源2万程度、バケツ600で挑んだが、バケツは100も減ってない。弾薬がもりもり減っていくため、長距離航海遠征を回してしまう。バケツがまるで減らない。
    • 羅針盤制御のために戦艦が必須で、それらもバケツでさくさく入渠修復するため、鋼材もあっという間に溶けてなくなる。
  • 夜戦は攻撃が当たれば大ダメージなので、運要素が強い。特に「どの艦艇に攻撃するか」と言うランダム性に頼る部分が大きい。
    • 私の艦隊はレベル70~80が殆ど。雪風は育ちまくっていてレベル90超えだが、北上はあまり育てていなくてレベル55だった。
    • 艦娘レベル40程度あれば、運さえ良ければクリアできてしまう模様。
    • もちろん、艦娘レベルが低ければ回避値が低い。自軍の攻撃を当てる方はもちろん、敵軍の攻撃を回避する方でも高い運要素が必要。
    • 運要素が強いのでゲーム歴が短い提督でも良い勝負が出来る反面、ゲーム歴の長い提督でも大変苦労するケースがある。

 なお、前述したとおり、私はE-5には行ってません。資源が厳しかったので、E-5クリアとE-3周回の2択でE-3周回を選びましたので。
 残り資源と戦う厳しいイベントでしたが、とても楽しかったです。

2012-10-02

WhiteAlbum2

 仲間内は当然、各所で大絶賛のホワイトアルバム2。ネタにしたいけど、ネタバレ要素は許されないゲームらしく、期待が高まる。前作のホワイトアルバムは森川由綺一択だったので、個人的には余り評価の高いゲームではない。まぁ、レベルの高いリーフ作品群の中では、という感じだけど。
 ちなみに、自分は WindowsXP の UMPC でプレイしているので、8GB超のインストール容量は食い過ぎである。WindowsアップデートのTMPファイルとかを整理しないと入らなかった。ゲームで容量を食うのは基本的にムービーとボイスだと思うが、そんなにムービーシーンが多いゲームなのだろうか。

 演出エフェクトが非常に重い。貧スペックの UMPC には辛いゲームである。頻繁に入るアイキャッチが異様に長い。曲と同期して強制的に進められるシナリオテキストの部分では、エフェクトが重すぎてテキストが先に終わってしまう。
 あんまり貧スペックPCでプレイしてはいけないようだ。

 序盤は introductory chapter(以下、icと言う)と言って要するに第1章。プレイすると分かるんだけど、このicを1本のゲームとして先に販売していたリーフはちょっとやりすぎな感がある。分岐も無いし、第2章たる closing chapter(以下、ccと言う)はもっと長大なシナリオになっているし。ただ、リーフの意図か丸戸の意図かは知らんけど、「icをユーザーには思い出として実際に記憶の彼方に飛ばしたかった」のかもしれないね。
 icはicで面白いのだけど、ゲーム性は無いし結末灰色だしで、よくまぁ1本のゲームとして販売したもんだと思ったわ。体験版にしちゃうと2年も空けられないのかもしれんが…。

 icはccの前提でありながら、icを前提にするだけでccは単独で物語が始まり、終わる。つまり、icで起こった灰色決着の問題はccで解決していない。

 相変わらず選択肢が辛い。「本当はこの選択肢を選びたくないのだけど、そうしないとクリア出来ない」っつー嫌らしさ。

 立ち絵の表情パターンがあまりにも少ない。表情パターンが記号化している。もっと細かく描けるはずだし、描き分けられるはずだ。リーフなら間違いなく出来る。間違いなく出来ると思うだけに残念だった。

 春希は病気。個人的に、男が浮気性なのは別に問題ないと思うのだが、春希は自分で望んで浮気したくせにその罪悪感に苛まれてどんどん深みにハマっていくのが正直見ていられないしイラつく。歯止めが効かない、ブレーキが壊れてると表現するのはこのためである。春希の性格設定は理詰めの効率厨のクセに、男女関係になるとまるでダメ。間違った優しさを振りかざす極悪非道の鬼畜。本当に滅びて、早く。

 かずさは春希の初恋の相手。
 初恋の相手を今でも覚えているだろうか? 男性ならば覚えている人がほとんどだろう。男の恋愛は「名前を付けて保存」、女の恋愛は「上書き保存」と言われるように、男は心のフォルダに恋愛ファイルがいくつも存在する。日付順にソートしたら先頭に来る目立つファイルが初恋だ。世の中の男と呼ばれる人種は初恋の相手を大概覚えている。
 初恋の相手とは、男にとってそれだけ特別な存在(ヴェルタースオリジナル)なのだ。WA2ではかずさをそのような特別な存在としてより誇張して描かれている。

 雪菜は成長するメインヒロイン。
 初恋の相手という理屈じゃないかずさに対抗できるよう、容姿・性格・家族に至るまで完全無欠の存在として描かれている。「こんなイイコいないよ」を地で行くメインヒロイン。あまりにもイイコなので、おれら(ユーザー)も含め作中の友人たちも、雪菜を「現行彼女にして暫定彼女」という曖昧な存在にしている春希をぬっころしたくなるのは仕様です。
 ccにおける3人のサブヒロインのシナリオで雪菜の対応を多面的に見せつけられ、雪菜の評価はもりもり上がっていく。icの頃は特に評価が高い訳でもなく、なんつーか怖い女だった。
 まったく成長の跡が見えない主人公に対して、雪菜はic、cc、codaと別の人間かと思えるほどの人間的成長を遂げている。codaの雪菜は本当に魅力的で強い人間になっている。
 ccをプレイするだけでは雪菜しかありえないと思うほど雪菜の評価は上がるはず。なのだが、codaで再登場するかずさはicの頃のままなのに、初恋の相手は色褪せることなく神格化していたのだった。そんな神格化した思い出と戦うには、雪菜のような完璧超人が必要なのだ。

 小春、麻理、千晶は、かずさを因数分解して生み出された中ボス。
 成長段階にあるccの雪菜ではまだかずさを倒す事が出来ないので、中ボスであるこいつらが相手します的な。中ボスであるこいつらに負けることもあるけど、それを倒せて初めてラスボスへの挑戦権が与えられるのだ。
 小春と千晶のシナリオでは、icの大一番である付属祭のライブにもスポットが当てられる。一番大切な自分の綺麗な思い出を他者の目を通して見るとこうなるのだと痛感させられる。そして、かずさの影響力を知り、伏線となる。千晶シナリオで伏線が貼られ、codaで種明かしされるファーストキス。神は思い出だけで戦う事が出来るのだ。
 麻理はテキストにおいて「かずさの面影がある」とはっきりと言及している。かずさを意識しないことは無いだろう。
 小春はテキストでは表現されることはないが、1枚絵がまるでかずさである。重要なシーンになって1枚絵が出てくるたびに、かずさを意識しないことは無いだろう。
 千晶は演劇自体がすでにダブルヒロインの物語である。千晶は、ダブルヒロインの物語を演じるための演出によって生み出されたといっても過言ではないレベルの悲しいキャラ付けとシナリオになっている。演者という劣化コピーがオリジナルに勝てる要素はない。千晶シナリオで一番印象的だったのは千晶の演技によるかずさだった。千晶ではなくかずさが一番印象的だったと言わざるをえない。
 そんなかずさの劣化コピーたちと戦う雪菜は、プレイヤーの中でもりもり評価が上がり、雪菜の人間的成長に伴って、プレイヤーの雪菜に対する印象も成長していく。

 つーことで俺もキャラ的には雪菜がイチ推しになったのだが、シナリオはかずさルートの方が面白かった。雪菜ルートは飽きること無くシナリオが展開していって泣き所も各所にあるし、一気に涙腺にクる展開じゃないけど降り積もる雪のように涙はホロホロと降り積もるものだった。
 たいしてかずさルート。ゲーム開始から5年間もかけて成長してきた主人公春希の足跡が、春希の築き上げてきた世界が、たった2週間で一気に吹き飛んでいく。春希ザマァァァァm9(^Д^)
 ホワイトアルバム2というタイトルを見て、前作ホワイトアルバムが人間ドラマが主として描かれていた点を鑑みると、かずさシナリオこそホワイトアルバムなんだろうと、ゲーム内期間にして5年もかけたゲームらしいと、そう思うのだ。
 雪菜ルートは、ゲームの都合上フラれ続ける運命にある雪菜に対してのご褒美シナリオなのではないか。雪菜ルートは一見良かったね良かったねで終わる。息の詰まるような幸せな世界だ。しかしだなぁ……いくらキスもSEXも先を越されたからといって、かずさを自分と春希でキレート化するのは春希にとってもかずさにとっても、あまりにも残酷であろう。少なくとも俺は嫌だわw
 結局、主人公の思いや行動とは別次元の所で、雪菜が勝てば全てが雪菜色の世界に、かずさが勝てば全てがかずさ色の世界に根本から塗り替えられていく。もちろん春希も。ゲームのツインヒロインはかくあるべし。
 「初恋は叶わない」とはよく聞くジンクスだ。それを叶えるつもりであれば、ジンクスに逆らうのであれば。これぐらいの犠牲は支払うべきかと、そう考えさせられた名作だった。

 さて総評。
 シナリオはよく考えられていて、ちゃんと読んでると平気で50時間以上かかると思うシナリオ量なのに、飽きること無く読み進めることが出来る。運命も奇跡も希薄な現実的な設定で日々が綴られているのに、徹夜でプレイするほどハマる。稀代の名作と言っていい。
 ic終盤で裏切ってしまった雪菜をccに至るまで手放さない理由が無いとか、かずさルートで糾弾される際に気持ち良く書きすぎた感があって、勢いがあるがセリフの煮込み不足を感じたとか、細かい気がかりはある。けど、そんなのは瑣末な事だろう。
 グラフィックもさすがに美麗で秀逸。なのだが、立ち絵パターンが致命的に不足している。日常描写を主とするシナリオなので、もっと細かく表情を描写して欲しかった。
 音楽は懐かしさを感じながら素晴らしい新しいと思える秀逸なレベル。何度も弾かれ、歌われる2曲(ホワイトアルバムと届かない恋)は特にユーザーの心に刻み込まれる。After All や時の魔法もグッと来ます。時の魔法は新曲のくせにすぐに耳に馴染んで懐かしさを感じるとか意味がわからない。
 システムは可もなく不可もなく。容量食い過ぎなのと、スキップが遅い(選択肢と選択肢の間が非常に長い事が考慮されていない)所はやや減点か。
 色々と気になる所は書いたけど、総じて見れば年度を代表するどころか数年来の名作と言える。

2012-09-05

鬼ごっこ

 未だに公式から旧サイトでお楽しみ下さいとハバにされているフェアチャイルド以来のALcot作品。まぁ、他にはクローバーハーツぐらいしかやってないのだけど、クローバーハーツの前世として名作月陽炎があり、月陽炎と同じく鬼ごっこも和風な世界観を持っていることから期待せざるを得ない。しかも主人公は怪盗温羅という設定。これはもう人外的な身体能力を活かした超絶バトル(性的な意味で)が繰り広げられるに違いない……と思っていた時期が私にもありました。

 フルコンプはしていないので軽く評価するのみとするが、シナリオは大筋的には面白いものの、世界設定があまり上手くないというかテキストに反映されていない。小島を支配するという御三家。聞くだけで微妙な支配感なのに、高級車乗り付けて赤絨毯を引くとか異様。小さな小島なのに商店街がやたら賑わっており、小さな小島の喫茶店なのに連日大盛況である……。寂れるだろ普通。全て記号的なものなんだろうが、せめて世界設定は反映させて頂きたい。
 怪盗温羅にしても代々続いていて、作中ではほぼ無敵の状態なわりに、あるシナリオでは「温羅やめるわ」「はい」で怪盗温羅が終了する。いやほんと「はいじゃないが」だよ。金太郎、おめーの事だ。でもまぁ、暮葉の家族エピソードとかは泣かせてもらいました。
 テキストはそれなりに面白いものの、冗長な部分も多い。期待した超絶バトルは特にありませんでした。俺はやってないんだけど、どうやら灯が面白いらしいです。
 絵は十分に綺麗で、よく動きます。絵とともに入る効果音がメール着信音ぽくてビビります(ぉぉ
 音楽は今一つ。雰囲気には合っているものの、Rewrite、Treating 2Uの次にプレイしてしまっては凡庸にも聞こえてしまうか。
 総合的には、お薦めできるレベルの作品ではあるものの、なぁ。ダメだ。2つの名作の前には霞んでしまう。すまぬ、ALcot。

2011-09-06

Treating 2U


 オープニング曲、エンディング曲を聞いて興味を持ち、ゲームプレイに至った稀有な作品。略称はT2U。
 初めて聞いたのは I’ve の音楽CD「verge」である。(と言うかそれしか音源は無いらしい。)
 当時はKeyのAIRのオープニングが入っていたから聴いたようなモンだったが、アルバム1枚目の1曲目「bite on the bulle」の初聴でいきなり感動し、I’veマジ神集団とか思ったものだ。
 T2Uからアルバムに入れられた楽曲の中でも、「bite on the bulle(T2Uのオープニング曲)」はアルバムのファーストトラックに配置され、「Treating2U(T2Uのエンディング曲)」は神曲として名高い「鳥の詩(AIRのオープニング曲)」の前のトラックに配置されており、この2曲のI’veの自信の程が伺える。トラックとして並べられているので聴き比べされてしまうのだが、「Treating2U」は「鳥の詩」と比べても何ら遜色の無い神曲なのだ。
 さて、ゲームの方だがいかんせん2000年発売のゲームと言うこともあり、システム面での古さは否めない。
 キャラクターボイスなどと言うものはなく、BGMにCD-DA音源とMIDIを使っていると言えばお分かり頂けるだろう。CD-DAは曲の繋ぎや再生にどうしても制限があり、MIDIは再生音源による曲の印象が著しく変わってしまうため、今では使われなくなった物だ。それが使われていると言うことで、古さが分かる。
 しかもシナリオ・システム・音楽どれをとっても最高峰に位置するKeyの最新作、Rewriteの次にプレイしたゲームなので評価は落ちるんだろうと思いきや、そんな事は関係なく、名作はいつプレイしても名作なのだという事を改めて感じさせられた。AIRと比較されようが、Rewriteと比肩されようが、名曲は名曲、名作は名作と言わしめる作品、それが T2U だ。
 シナリオは、エロゲーとしては珍しく個性の強い主人公に一昔前の泣きゲーテイスト。筆者的には超絶ヒットする急所。それほど長くないシナリオで、キャラクターもちょっと多すぎるぐらいに出てくるのによくキャラ立ちをしていて、クライマックスではきっちり泣ける。入念に仕上げた感じはせず、必要なことだけ書いていったら結果上手く行った感じの変態テキスト。エンディングを迎えてもシナリオが完結した感はあるのに「もっと見ていたい!」と思わせる、SS作家にとっては良い意味で「余地がある」シナリオになっている。
 絵にはさすがに古さを感じる。まぁ、筆者はあまり絵を重要視していないので問題ない。行間を読める(妄想で補完する)技術を持っているユーザーレベルなら何も問題はない。
 音楽は珠玉の音源の宝庫。ゲームすら知らず一聴して感動しただけはある。インパクトも強いが、繰り返して聞いても味が出るタイプ。
 システムもさすがに古い……。スキップが2段階あり、テキストを連続表示するパラパラスキップと、次の選択肢まで一瞬で飛ぶ頭出しスキップの2種類があるおかげで、システム面の操作性が古くてもストレスなくゲームをプレイする事ができた。
 総合的には、何故俺はもっと早くこれをプレイしなかったんだ! と悔やまれるほどの名作。
 愛。そつなく仕事をこなす先輩看護婦。
 名医志摩との絡みが強烈な愛シナリオ。ただの寝取りシナリオじゃない所は、愛が味覚を認識できない所にある。
 杏菜。ドジっ娘後輩看護婦。
 愛と良いコンビの後輩であるが、杏菜だけではキャラクターとしては良くても物語性が生まれないのだろう、杏菜シナリオの分岐に、伊之助エンドが含まれてる。またこの伊之助エンドが最高なんだわ……。主人公が入院するきっかけとなった病との闘病シーンが色濃く描かれるので、トゥルールートに等しい。ただ、杏菜と言うキャラクター設定はあまり絡んでこない。
 霞夜(かや)。おしとやかな入院患者。
 気さくな一面もある女の子。手術を受けて50%の確率で生きるか、手術を受けずに死ぬかの2択で迷える子羊。
 プレイすれば解かるが、手術を受けるよう説得してからがまた一悶着あり、「ですよねー、成功しますよねー……あ、あれ?」な展開が待ち受ける。
 筆者的には回避しようが無い設定とシナリオ。無理ゲー(良い意味で)。
 郁乃。入院しているお婆ちゃんの元に毎日通う女の子。
 昔から定番のツンツン系。ツンツン系の定番のシナリオにすればいいものを、顔に大きな傷がある設定がマジ回避出来ない。それがしとしたことが!!
 誠美(まさみ)。入院している子供の母親。
 入院している建(たつる)の母親。この建が良いキャラクターで、Treating2Uのシナリオ展開のキーキャラクターであり、メインタイトルに掛かるキャラクターにもなっている。
 蛍子。通院している親に付いてくる子供。
 主人公との出会いで淡い恋心を抱くようになる。前述の建と絡むイベントは、シナリオ中盤なのに何故か涙が出てくる不思議。がふぅ。
 ただし、子供なので攻略は出来ません。がふぅ。

2011-08-30

Rewrite


 今でも燦然と輝く金字塔、Keyが送り出す2011年最新作。
 シナリオは壮大で相変わらずの難設定。主人公からして”実は”とか、ヒロインキャラが世界を2分する組織に属するとか、日常シーンからの逸脱やギャップが激しい。最初の学園生活の設定はシナリオを読み進めるとあっさり吹っ飛ぶ世界設定が待ち受けている。あと、メインヒロイン勢に萌えたら即ロリコン判定になっているのが、何か意図的な罠を感じざるを得ない(ぉぉ
 テキストは今までのKeyより若干読みやすい。強引なギャグも好きだったんだが、その強引さがちょっとマイルドになってる感じ。盛り上がる所では盛り上がるし、悪くない。一部のシナリオは物語設定の違和感と物語展開の違和感を拭い切れずに終わってしまうのだが、瑣末な事だろう。
 音楽は素晴らしい出来。効果音は頑張りすぎなぐらいキマッてる。挿入歌も悪くないんだが、何か違和感を感じるんだよね。
 絵は相変わらずのいたる節。覚悟して下さい。
 システムは申し分ない出来。マッピー移動は面倒なだけだったが。あと、おっぱいENDに労力を掛けすぎである。
 総じて今回も高い評価を与えざるを得ない素晴らしい作品でした。ただし、Key作品としては合格点ギリギリのライン。泣きゲーを期待している俺がたったの3泣きではもう一つ満足できない。
 今までのKey作品はたった一つの奇跡を無心に追い求める話だったのに、今回のKey作品は「奇跡は起こる何度でも」みたいな事になってるのが残念。書き手(ライター)が変わるとこうなるよなぁ、って事を顕著に感じた。
 小鳥。
 Rewriteのキーキャラクターなのに物語では爪弾きにされる存在。これはKeyの伝統なのか。ただし、小鳥シナリオでは2回も泣かされた。家族ネタと動物ネタは卑怯である。無理ゲー(ぉ
 ただ、小鳥がキーキャラクターであるが故に、小鳥シナリオなのに伏線が回収しきれず気掛かりになってしまい残念。もちろん、それらは最終シナリオのTerraで回収されるのだが……。
 最終シナリオであるTerraでも大いに絡んでくる天才少女。主人公と小鳥の別れのシーンはもっと印象的に書いても良かったと思う。江坂さんを短くしてでもw
 ちはや。
 ちょっとシナリオが冗長に感じた唯一のシナリオ。少年漫画の王道的な展開をずっと続けていくバトル物シナリオ。ちはやそっちのけ(ぉぉ
 ちはやあっての咲夜であるが、咲夜あってのちはやなのである。相対的にちはやの評価は上がらない。
 全ルートで出てくる役立たずキャラ「ぎる」と「ばに」が唯一頑張るシナリオ。全ルートで出てくるキャラクターがちはやシナリオだけで頑張ると、ちはやの存在がさらに薄れていくことに……。
 朱音。
 小鳥と両輪となるキーキャラクター。朱音シナリオの主人公はあまり好きじゃないのだが、朱音は非常に可愛らしく描かれており、これは萌える。朱音さんの困った顔を見たいがために真エンディングを目指さざるを得ない。マジで。
 年上の権力者なのに護られ属性と言う得難いキャラクター性を確立している。
 ゲーム中に於いては、朱音が最萌キャラクターになるのは間違いない。シナリオの泣き所が無かったのだけが悔やまれる。
 朱音ルートで出てくるしまこも良いキャラクターだった。成長すれば加島桜ばりのとんでも魔物使いになるのだろうか。
 ルチア。
 キャラは良いんだけど、ルチアの設定とシナリオ展開に違和感をずっと感じていた残念少女。ルチアのルートに入らないシナリオでのルチアはさらに残念少女になる予定。
 西九条先生は顔付きが変わると怖いですよ。ひぐらしを彷彿とさせるね。ただし、西九条先生の場合はツリ目の方が元々の素顔である。
 静流。
 ロリ属性、不思議属性、食べ物属性を一手に引き受ける今回のネタキャラ。普通は差し込まないはずの妄想部分に一枚絵を用意させている辺り、そのキャラの立ち位置は推して知るべし。
 シナリオは悪くないと思ったんだが、静流さん強すぎ。年下のちびっこなのに「さん付け」をせざるを得ない。あと、日記語りはダメである。マジ卑怯(褒め言葉)。
 吉野。
 作中は大いに笑わせてもらったんだが、最後まで伏線が回収しきれなかった超大物サブキャラクター。嘘です。
 物語の一番初めから出てきて匂わせるセリフは多いんだが、それが回収出来るのはほぼラスト。

2011-08-23

クドわふたー


 リトルバスターズのファンディスク的なアフターストーリーゲーム。
 根本的にリトルバスターズのキャラクターはほとんど出てこない。佳奈多とクドぐらいしか出てこないので、それ以外のキャラのファンの方にはあまりお勧めしない感じ。
 ストーリーはクドリャフカと付き合い始めた所からスタートするようだ。リトルバスターズの本編の時系列的に違和感があるが”クドだから我慢しろ”の一言で納得しましょう。
 ゲームをスタートしてから1週間ぐらいは多少の伏線を撒きつつも、クドとイチャラブしてるだけの日々となる。ゲームは1本道なので、回避することは出来ない。
 イチャラブ強化週間が終わるとシナリオが展開していく。ロケッティアすなぁ(*´∀`)
 これがシナリオが終わるまで続く。最後はかなり超展開だが、映像的に美しいので許します。
 しかし、ファンディスクとは言え1本道なのが残念だった。
 どうして有月さんのシナリオが無いのであるか……こんなに魅力的なキャラなのに。
 おおっと、有月さんと言ったら妹じゃなくて姉のほうだからね。そこ、勘違いしないように。(ぉぉ
 そんな魅力的な新キャラクターを登場させるなら、それらにも手を伸ばして欲しい所である。まぁ、手を伸ばしたら伸ばしたで、「リキはそんな事しない。」とか言われるんだろうなぁ……。

2011-08-16

コミュ 黒い竜と優しい王国


 暁WORKSが放つファンタジーアドベンチャー。
 5人のグループ(コミュ)で扱う超兵器(アバター=怪獣、スタンドみたいなもの)によってもたらされるルールとバトルと世界の物語。
 シナリオは重厚で濃厚。テキストのテンポも良く、ついつい長時間プレイしてしまうタイプの魅力を持っている。と書いた割に自分はストーリー中盤で1年ぐらい放置してしまったが(笑)
 盛り上がる所ではクリックする指を止めようがないほど盛り上がる。王様こと我斎五樹との対決は物凄い盛り上がった。カゴメの背景(設定)が出てきた後なのに感じる王様の威圧感は素晴らしい。ただ、そのせいでそれ以降のカゴメのシナリオが完全に蛇足になってしまいましたが。カゴメルートなのにカゴメのイベントで盛り上がることがなかった。
 アバターはどれも強大無比の超兵器として書かれており、フッフール、ジャック・ザ・リッパー、エル・アライラー、ミスjh、ノーマッド、スティングなど、出てくるアバターがどれもこれも同列、同程度にしか感じなかったのが残念。アバターの造形も自分にはあまり魅力的に見えなかった。あと、倒すと経験値が入って経験値の許容量を超えると暴走するとかいう設定も微妙。良くも悪くも、アバターを扱う事、扱える事から発展するシナリオなので、その設定に煮込みが足りないと残念に思えてしまう。
 キャラクターも非常に精細に魅力的に書かれており、それぞれの個性的なキャラクターがよく立っている。俺のお気に入りである夜子さんの後半の取り扱いだけがちょっと納得行かないが、あぁでもしないとエロゲーにならなかったのだろう。残念である。
 あと、完全無欠と思われるキャラクターがホイホイ出てくるのは飽きが来るね。敵がインフレを起こしてくる物語後半は特に顕著。カゴメや我斎、支倉あたり。
 音楽は、それほど抜きん出たモノは感じなかった。が、別にそれは悪いことではない。BGMとしては優秀だろう。
 声優陣が非常に優秀。こういう話と言うかキャラクターは演りやすいのか、声優のせいでキャラの魅力が跳ね上がっているキャラクターがちらほらいる。井沢や真雪、王様、教授あたり。
 色々とダメ出しをしてるけど、総合的にはプレイして損の無いゲームだと思う。

2007-08-15

サーカスランド1


 トヨタと言う日本が世界に誇る巨大自動車メーカーがある。
 トヨタの作り出す製品は80点主義と言われ、1つの要素に100点を目指して研ぎ澄ますことにより何らかの要素が60点になってしまうことを、一様に80点を目指すことによって防いでしまうモノ造りをする主義のことである。80点以上の加点要素は一般ユーザーでは満足度として分かりにくい加点要素になってしまい、むしろ、欠けた60点の要素だけが大きくクローズアップされてしまう事を防ぐ、ユーザーレベルと心理を突いたモノ造りテクニックの事だ。
 トヨタに習ったかどうかは知らないが、我らが団長率いるサーカスブランドはさらにその上を目指し、40%主義のモノ造りを展開している。
 これは、新企画のゲームでは固定ファン獲得を目指さなければならない観点から100%ある魅力のうちの40%を搾り出し、残った60%のうちから追尾ゲームを出す時にその40%(全体から見ると16%)を出してまたファンを獲得、さらに追尾ゲームを出す時はまたその40%(全体から見ると6.4%)の魅力を搾り出し、さらに追尾ゲームを出す時はまたその40%(全体から見ると2.56%)を搾り出すと言う無限に魅力を生み出せる方式の事を指す。無限絞り汁。
 新しい魅力があることで飽きることなくゲームを購入することが出来、なおかつ、新要素が5割に達していない事からほんの少しの空腹感を持たせることによって、次の購入意欲を掻き立てることが出来るのだ。
 サーカスのゲームをすると味わうことになるこの空腹感。これはゲームを長く楽しむためのアクセントとなっているのだ。ほら、よく言うじゃないか。空腹は最高のスパイスだと。料理の王道たる技術とトヨタの80点主義と空腹スパイスを掛け合わせた素晴らしい製造手法と褒め称えるべきだろう。
 さらにライターの脳内裏設定を繰り出すことによって、ゲームの魅力100%を振り切って120%に増やす事だって当たり前のようにやってのける。団長に底など無いのだ。
 そんな、ワールドクラスのサーカスが送り出す今回の作品。それがサーカスランド1である。
 サーカスから発売されている「ダ・カーポ」「アリエス」「水夏」「すくみず」などのキャラクターを惜しむことなく繰り出したファン待望のボードゲームが今回のサーカスランド1。
 コンシューマゲーム業界の巨頭スクウェアエニックスですら「いただきストリートPSP」にてファイナルファンタジーやドラゴンクエストの登場人物を題材にしたボードゲームを出しているこのリメイクブームの時代。綺麗なままのあの頃を思い出にひたる事が出来る大人の為のリメイクゲーム。大人のためのゲームを18禁ブランドを看板に掲げるワールドクラスのブランド、サーカスがしないでどうする。サーカスは常に流行に乗り遅れない。
 新時代のOS、Windows Vista が登場するや否や、ゲームプログラムのVistaサポートに追われる所かこれを逆手にとって繰り出すVista対応バージョン。パッケージングだけを変えるという大胆な手法により、Vistaイノベーションの流行の波に乗る事にサーカスは成功している。ハードウェアメーカーですらVista対応にてんやわんやだった今年初頭の時期にサーカスは一介の18禁ブランドながらやって見せたのである。サーカスブランドは常に流行に乗り遅れないのだ。Vistaに流行がきているかどうかはとりあえず置いといて。
 そして、それに加えて名称に「サーカスランド1」と番号を付記する事によって、サーカスの新しいシリーズが始まる事を予感させ、掛け値なしに期待を高めさせてくれる。次のサーカスランド2が発売された時にまったく混同することなく購入できるという初心者にも優しい配慮を忘れることは無い。
 シリーズ物はついつい揃えたくなってしまう複雑なヲタクゴコロを初っ端からくすぐる心憎いばかりの演出に成功している。サーカスは常にエロゲヲタの味方なのです。
 しかしまったくの新しいゲームというわけではなく、ゲームシステム上では誰にでも楽しさを共有できるボードゲームを採用し、ゲーム性にも十分配慮。キャラクターは既に世に広く知れ渡っている自社ブランドキャラクターを惜しむことなく出演させ、ファンにはたまらない仕様となっている。
 つまりこれは、団長の「おめぇらの愛してやまないキャラクターだが、まだ遊び足りねぇだろ?」という心憎いばかりの暖かいプレゼント(ギフト)なのだ。贈り物を頂いたら心ばかりの謝礼を述べることこそすれ、文句など言ってはならないのである。常識的に考えて。
 だから、公式トップページの絵がヤル気なくても、「音夢のCVは安玖深音じゃない。鳥居花音じゃなきゃ嫌だ!」と思っても、「すくみず~フェチになるもん~はハズレだから入れないでくれ。知ったらやりたくなる人に買わせる気ですね」と思っても、「どう考えても挿入歌多すぎ。次なる布石かよ。恐ろしい」と思っても、「いまさらアリエスとか、キャラ汁搾り出すにも程がある」と思っても、「つーか、二次創作(同人)よりオフィシャルサブストーリーのほうが多くないッスか」と思っても、思ってはいけないのである。
 まさに、「逆に考えるんだ」の発想である。
 今回は私の尊敬するナスティ・ボーイことK氏から熱くレビューして欲しいとのご依頼を直々に受け、本気でレビューしようと思ったら前置きが長くなってしまいました。本編に進みます。
 ゲームをスタートさせると、パートナー選択(攻略するヒロインを決める)→名前設定→ボード選択(盤の大きさ)→周回数設定と、ゲームの設定をとんとん拍子に決めていく。
 物語は、ヒロインと主人公が初音島にやってきて初音島ミスコンテストに出場するというのが大まかな導入シーンとなる。
 私が選ぶパートナーはもちろん、名無し(水夏)である。これ以外に選択肢は無い。何の為にサーカスランド1をプレイしているのか、ご一考頂ければ解かると言うもの。そんなん、ゆりしーが出てるからに決まってんじゃん(前説台無し)
 魅力・根性・身体能力・知性の4つのパラメータが最終目標となるミスコンテストに関わるパラメータとなる。よって、これをボードゲーム内のトレーニング等で伸ばしていくのが本道となる。そして肝心のミニシナリオは親密度パラメータを増やすことで進んでいく。ほかに、ボード内のショップで衣装を揃えてパラメータを補正したり、ボードゲーム内でアトラクション物件を持ったり(いたスト的な)、トレーニングに失敗すると溜まるストレスパラメータ、他者を妨害するカード(桃鉄的な)などの要素が絡んでくる。
 こうやって並べてみるとなんだか楽しそうだが、気が狂いそうになるほどつまらないので覚悟した方がいい。むしろボードゲームの存在自体が突っ込み所なわけだが、それだとサーカスランド1の存在意義が失われる厳しい突っ込みとなってしまう。しかしそこは我らが団長。素晴らしい伏線を敷いてくれます……ま、それは最後に。
 さて、ボードゲームのつまらなさを紐解いてみると、こういうことだ。
 妨害カードは1ターン消費するわりに逆転を狙えるような物ではなく、使い道がない。この妨害カード以外で他キャラに絡む要素は無く、最後のコンテストでパラメータ比べとなるだけだ。この時点で複数人数で楽しむボードゲームの良さは失われる。
 アトラクション物件マスは特に使い道が無く、そもそもお金に執着しても特に価値がない。お金が多くても有利にはならない。お金に関する要素はこれで否定される。
 トレーニングマスはミニゲームによってパラメータを上げられるが、ハートのマスに比べて効果が少ない。ミニゲームはこれでもかと言うほど小学生プログラマーレベルなので何も期待しないように。よってトレーニングマスもスルー対象となる。
 「?」マスで出てくるミニクイズは難易度がかなり高く、ゲームをプレイしていても難しい。俺で言うと「D.C.」「水夏」「アリエス」はプレイした事があるが、プレイした事がない「すくみず」や「ガッデーム&ジュテーム」などから出題されると正答率はヒドいことになる。団長信者のみ止まって価値のあるマスだと言えるが、そもそもクイズに正解してもお金しかもらえないので「?」マスもスルー対象となる。
 と言うことで、ボード上で目指すマスはハートのマスだけである。ハートのマスだけを狙ってトレーニングとコミュニケーションを積み重ねれば簡単にクリアが可能。ボードの広さで難易度が表示されるが、実は分岐の多い上級ボードのほうが簡単に勝てる。
 ちゃんとゲームバランス調整してますか団長。ユーザーの興味を引ける要素さえあればなんでもいいとか思っていませんか団長。
 あと、システムについてもう1つ。ボタンや矢印をクリックした際に何も反応が無いのは困る。押した感じがしない。操作系に問題が無くても、人間工学的に扱いづらいと評価される。もともとサーカスのシステムは弱い部分であるが、なんとかして欲しいものだ。
 さて、音夢ルートでの冒頭の杉並のセリフだが、
> 杉並「お前、ミスコン出ねぇか?」
> 主人公「俺、ミスじゃねーもん」
> 杉並「お前の存在自体がミスだろ」
 ……。
 団長……これは深いですよ。あまりにも自虐的なギャグですよ。
 そもそもダ・カーポというゲームに今回の主人公は登場しません。そんな今回の主人公に対して音夢が当たり前のように「兄さん」と呼ぶ違和感すらギャグにしてしまっています。主人公の名前変えてるのに杉並が主人公の事を「朝倉」と呼んだりするしね。
 しかし、この一言はそんな自虐的なギャグでは収まらないと思っています。
 この杉並のセリフは今回のサーカスランド1を端的に表現している一言と言えます。ゲームスタート5分の冒頭シーンで出てきてしまうこの脅威の伏線。ボードゲームに入る前から、このボードゲームに対する伏線を張っているのです。ゲームシステムに対する伏線など、私は初めて見ましたよ。
 ゲームシステムだけにとどまらず、杉並がサーカスランドの主人公に対してこのツッコミを入れている点に着目すれば、主人公はすなわちユーザーの分身であり、
> 杉並「(このゲームを購入した)お前の存在自体がミスだろ」
 と言うツッコミへと昇華されることになります。
 あまりにも奥の深いこの名言。団長には本当に頭が下がる思いです。
 ま、私はゆりしーボイスゲーとして100%楽しんでしまいましたが。団長最高!!!
 サーカスランド2も期待しています。

2006-08-07

キミキス


 キミキス始めてみました。
 いきなり妹にキスで起こされそうになりました。
 電源を切りました。
 終了──。
 で終わると、先陣をきった切り込み店長Y氏に申し訳が無いので、先に進めることにする。
 菜々、登場。
 小さなツインテールに明るく甘え上手の、主人公の妹。
 まぁ定番かな……。
 どうやら攻略できるらしいのですが、妹ですよ……? これなんてエロゲ?
 星乃、登場。
 セミロングの主人公の憧れている女の子。一応、メインヒロインになるだろうか。
 ファーストインプレッションでは一瞬すれ違う程度で終わってしまったのでよく分からなかった。
 祇条深月、登場。
 黒髪おかっぱのお嬢様。
 ベタベタのキャラクターだが、こういうキャラは化けるよね……。後半が楽しみです。
 ボイスが……なんと言うか、鼻が詰まってるんだろうか?
 里仲なるみ、登場。
 ショートカットの下級生。菜々の親友。
 こみパアンソロ第28巻あたりで提案された、うどんをこねる萌えキャラらしい。それはどうだろう。
 いきなり好感度が80%ぐらいありそうなんですが……。
 しかしこの声どこかで……キャラクターは凄くいいのにイライラするのは何故だ……。
 水澤摩央、登場。
 ツインおさげの先輩。幼馴染みらしい。
 中学の頃はがり勉だったが、今ではすっかりヤリマ……垢抜けたお姉さんになっているらしい。登場シーンで過去を使ったギャップを出してますが、こんなに飛ばして最後まで持つんでしょうかキミキス。
 咲野明日夏、登場。
 ポニーテールの活発な娘。男子サッカー部に所属する。苗字と部活でさっちゃんを思い出すのはいけないことだぞっ。
 これはひどい……塾長が大変好みそうなキャラである。
 二見瑛理子、登場。
 クールビューティーとミステリアス担当か。
 IQ190とか言ってますが……こういうキャラは反応に困ります(笑)
 スルー対象でいいよね?
 なるみがしょっぱなら奥義制服エプロンを披露。
 ハナから飛ばしますね。
 ちょwwwご主人様キタコレwwwwww
 祇条さんが突然主人公の呼び名を「ご主人様」に。
 コンシューマーゲームでそうくるかよ……主人公の名前改変可能なので、デフォルトの名前でもボイスでは呼んでくれない。つまり何かしらの代名詞が欲しい所なのは解かるが。
 つーか、このお嬢様大豹変しすぎ……なんだよこのギャップ。これはひどい……(笑)
 菜々が水泳をしているシーンに出くわす。
 スク水は別にどうでもいいのだが、ツインのお下げをおろした菜々に激しくなりそうです。
 ファーストプレイはとりあえず沈没しました。
 星乃さんのルートに進行。
 放課後のプールに二人で入ってキスしまくりって、これなんてエロゲ。どう考えても一発ヤッてますな。
 摩央姉ちゃん、明日夏(ポニ子)、二見さん(クール)と進行するが、特に面白い箇所は無かった。
 そして祇条さん(お嬢様)ルートに進行する。
 一緒に下校するイベントで、突然の雨に木の下で雨宿り。
> 祇条「手を繋いでください。」
> 主人公(祇条さん……。)
> 主人公(祇条さん!)
> 主人公(祇条さん……!!!)
 そして場面転換。いつしか上がる雨。
> 主人公「ごめん、衝動が抑えられなかったんだ。」
> 祇条「私、このことは一生忘れません……。」
 ちょwwwこれって野外やってんじゃないの?
 しかしここからラストまでのシナリオは感動的だった。涙のエフェクトがすばらしい。
 栗生恵、登場。
 頭が爆発してるのかと思ったら、かなり適当に結ってあるらしいツインのおさげ、そしてデコどめじゃなくて前髪どめ。ハキハキとした性格の風紀委員。
 あぁ……これは聞きなじんだ声だわ……(笑)
 中原麻衣さんですね。間違いない。見事にソムリエイト。
 しかしシナリオを進めて行くとキャラクターが合わないことが発覚。なじられるわ投げられるわの心技一体の攻防、いや、防戦一方。
 これは俺向けのキャラではない……orz
 つまり、最後の最後にしかクリアできないアレですか。菜々ですか。俺は菜々ですか。
 ゲームスタート直後からキスをしようとして引いてしまったのだが、ゲームをプレイしているうちに「あぁ、こいつはこんなキャラなんだ」と慣れてしまっている俺ガイル。反復練習って凄い効果ですね。
 妹の部屋にノックもなしに入ってお着替えシーンというお約束的イベント発生。
 この兄ひでえwwwwww
 もちろん菜々にギャアギャア言われてしまうが、ちょっと落ち着いた後、
> 菜々「それでなんの用だったの?」
> 兄「えーと、なんのようか忘れちゃったよ。菜々のパンツしか思い出せない」
 当然のように、菜々に「もうしらないっ、えっちっ!」とか言われて部屋に帰る主人公。
> 兄「ふう・・・とんだハプニングだったな」
 お前はなんでそんなに満足げなの?
 さらに菜々とお風呂でバッタリイベントきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 濡れたタオルで体を隠してもエロいだけなんですが……このエロ妹はどうしたらいいんでしょうか?
 コンプリートした所で総評。
 シナリオはこのテのゲームならそれなり。想像力で楽しませる仕様となっているため、そんなに深い話は無い。思う存分脳内2次創作が可能である。ちなみに、ゲーム内で言う好きルートはエロシナリオ、仲良しルートはキャラクターシナリオと思ってもらって構わないだろう。
 グラフィックは悪いほうではないだろうか。いや、絵としては俺は好きな部類の絵柄なのだが、昨今のコンシューマの水準では、これはレベルの低いほうだ。もっと演出に凝ったほうがいいだろう。
 音楽もそこそこ。これはと思うような曲はなかった。
 システムはかなり悪い。PS2とは思えないほど自由度が低い。テキスト表示スピードの調節、スキップ機能ぐらいは付けるべきだろう。マッチング会話システムはなかなか面白い。
 総じて、TLS好きならなかなか楽しめるのではないだろうか。だが、演出もシステムもその世代と大差無いので注意が必要だ。

2006-05-06

この青空に約束を─


 仲間内でも評価の高い、その中でも師匠の評価が高い、ショコラ、パルフェのシラリオライターが送り出す戯画の新作。それがこの、この青空に約束を─。
 システムに定評があるようだが、公式サイトが使いにくいっつーか、レイアウト崩れまくってるんですけど。キャラ紹介とかフレームに隠れて文字が読めません。こんな少ないページ数でわざわざフレームを使うまでも無いだろうと言いたいのだが。
 略称は難しく、「青空」と言えばAIRの挿入歌や果て青などが思い出され、「約束」では通らない。結局、「この青空に」ぐらいは言わないと、特定できないのが残念だ。

ゲーム日記

 始まりはひなた荘?
 ありえない勢いで美少女の揃った学生寮に、男子生徒は俺一人。
 すでに好感度MAXの幼馴染みに、気も悪知恵も効く生徒会長のお姉様、島を一変できる地位のお嬢様、無口系のおかっぱ少女、子供のような言動が目立つ担任女教師兼管理人、そしてやってくるツンデレ転校生。
 やっぱりひなた荘で問題ありませんね。
 第1章。
 ツンツンの転入生、凛奈を量の一員として迎え入れるまでが、第1章。
 4月からスタートの寮生活って、とらハ2やミルシーなんかを思い出すけど、実際それに近いものがあるね。安心してテキストを読み進められる王道感。行き先選択に見せかけてキャラクターアイコンを選ぶスタイルの選択肢も、その感じをより一層強くしてくれている。
 「ここはこうするのが王道だろー」っつーことを恥ずかしげもなく惜しげもなく展開してくれる。確かに嫌いじゃない。東鳩シリーズにしても、とらハシリーズにしても、ミルシーにしても、話題性の高くなるゲームというのは、王道であることが多い。え? 最後のは違うって? ぶっこぉすぞ!(ぉ
 と言う訳で、ぼくらの七日間戦争はまだですかー? とワクワクしてしまいます。
 第2章。
 特定の女の子と仲良くなっていく、第2章。
 思考や状況判断による選択肢ではなくキャラを選ぶだけの選択肢でシナリオが分岐していくなら、ファーストプレイからオンリープレイで問題無いわけで。最初はまず宮穂を目指す。
 宮穂は、仲間内でもクリアしている人が多かったことにプラスして、公式サイトの人気投票で最下位を走るシナリオ不遇キャラであり、年下の先輩呼びキャラであるという点も著しく評価してのファーストプレイに抜擢した。
 この人気投票はなかなか信頼性があり、実際にシナリオの評価のある海己(幼馴染み)と奈緒子(生徒会長)でワンツーを決めていた。
 普段ならオープニングムービー登場順にクリアを目指すので、海己ルートから目指してしまう所だが、やっぱり持つべきものはソムリエ大先生友人ですな。
> 「私をお求めですか」
> 「……だっこして、ください」
 定番と言えば定番だが、この軽いギャップこそまさに王道。
 こんな岩陰で……海辺の岩陰でやってもいいと思っていやがるのかコノ野郎。ええ、誰に言っているわけでもありませんよ? ですが、コノ野郎!
 そんなこんなで宮穂クリア。
 なかなか面白かったんだけど、1章と2章3章の路線の違いに戸惑う。
 続けて、静。
 エンディングの静が静がと大変騒がれていますが、正直、このシナリオに評価するものは無かった……。
 唯一、下の毛一本のイベントの際の、宮穂が最高に面白かったぐらいか?
 「いや、それはありえない」と言う単語を呟きつつ、静クリア。
 3番手は沙衣里先生。
 先生って付くほどだから俺にはありえないんだけど、微妙に子供すぎる言動が面白かったりする。いやむしろ、さえちゃんのダメな行動に対する主人公の心の中のツッコミが面白すぎる。
 宮穂に匹敵するギャグキャラであったが、職員会議は高評価。さえちゃんクリア。
 さぁ、凛奈シナリオに突入だ。
 第1章からして特別扱いを受ける凛奈。CVは強烈なビッグネームを起用していることからも、その存在感は大きく感じる。
 だが、俺の感じている感情は精神的疾患の一種のようでした。
 凛奈バカスwwwwwテラバカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 除夜の鐘を一つ突くたびにwwwwバカスwwwwwwwwww
 爆笑のまま、凛奈ルートをクリア。宮穂に匹敵する面白さだった。ある意味。
 キャラ的には無いのだが、その面白さにテンションが上がった所で、俺的最難関の奈緒子ルートへ突入。生徒会長だ。
 こいつは計算高く、自分が一番でならないと気がすまない性格のクセに、主人公に対してだけはダラ甘。
 シナリオ的にもなかなか面白かったのだが、最後の最後のエピローグ。奈緒子に1年間合えなかったことに対して、身の潔白を言葉で証明せよと迫られた主人公の、
> 「お前に触れられただけで、すぐ出る」
 に大・爆・笑。
 せっかく綺麗に終わるんだと思っていたのに、この仕打ちは何?
 そしてオーラス。海己である。
 ゲームスタート時から好感度120%の幼馴染み。
 まぁね、今までのルートの中でちらほらと出てきた伏線でシナリオは読めるんだけどね、それでもこれはイカンですよ。高見塚祭のウェwwwwwwwシーンで泣きました。はい、号泣。ちなみに「w」は伏字です。
 海己の独白は耐え切ったのに、あの長い独白は耐え切ったのに、主人公が海己を抱きしめて泣いているシーンが耐えられなかった。
 さすがにメインヒロインかと。
 ここで終わると思いきや、物語はまだ続く。オープニングタイトルに新項目が追加される。
 そう、各シナリオで目標としてきた、約束の日だ。ここまでのキャラ別シナリオは、これが訪れる前に完結し、これの後がエピローグになっている。
 うん……解かってるんだけどね。
 解かっているんだけど、号泣が止まらない。
 そしてそれに拍車を掛ける、卑劣なまでのエンディングロール。
 え? まだ隠しがある?
 綺麗なままで終わらせてください。

総括

 では総評。
 シナリオはさすがのディープインパクトが1発。その他の各キャラシナリオパートは、王道の展開を見せるのに小気味良く読め、まったく安心して見ていられるもの。古き良き To Heart、とらいあんぐるハート2等を彷彿とさせるものがある。ただ、パルフェより幾分インパクトに欠けるため、その点は評価を下げるだろうか。舞台設定やキャラ設定などは、パルフェより好きなんだけどね。設定だけではなかなか。
 CGはおしなべて微妙。パルフェとまったく変わりは無く。これも安心感を与えるものなのだろう。
 音楽はたいした評価は出せないのだが、グランドフィナーレのエンディングロールが最凶最悪。これ聞いたら、多分また泣くっつーぐらいヤバイ。
 システムは軽快にしてかゆい所まで手が届く超親切設計。その使いやすさを公式Webサイトにも活かして下さい。

2006-04-08

車輪の国、向日葵の少女


 倒壊の参謀、そしてナスティ・ボーイと絶賛され、推挙を受けた作品。同志たちならともかく、属性の違う2人が推薦したことでキャラ萌えとかじゃなく本質的な面白さに期待をさせられる。
 略称は、「車輪」と呼ばれることが多い。
 このゲームは萌えもあるけど、なかなか少ない。ゲーム中もそれほど吼えることも無かった。まぁ、そこはそれ。少なければ少ないで些細なことで吼えるようになるだけだが。(相対性理論)
 シナリオは非常に面白い。特に2章3章は超盛り上がる。ギャグもかなり笑わせてもらった。チョー気持ちいいはさすがに大爆笑。声の人も神。法月先生のセリフも痛快、声もイイ。「謝るな」やラストのセリフなどは最高。社会風刺にもなっている。残念なのは、5章にダルさを感じてしまう点。5章の初っ端でこの物語最大のトリックが登場するが、それ以降が続かない。いやこれだけのトリックなのだから続かなくて当然なのだが、ここからラストまで想定の範囲内で全てが進む。また、解けていない謎は解けないまま放置される。あれは何? と言う疑問がいくつか残ってしまう点も残念。5章開始時の謎明かしに、解けてない謎を組み合わせたもう1発を期待してしまうレベルのシナリオテキストだけに、謎が解かれなかった点も不満になった。だがしかし、ヒロイン対象4キャラで、灯花で2泣き、さちとラストで1泣き。泣きゲーではないので文句無いレベルだと言える。
 CGは……かなり惜しまれる部分。それ散る臭い(西又臭)のだ。テキストに助けられている部分は非常に多く、また、肝心要めの夏咲、法月に限ってダメっぽいCGが多い。場面転換の際に出る下書きのようなCGは良いものなので、塗りの人が甘いのだろう。無理して3D使うのも痛々しい。法月のCGには圧倒的な存在感……凄みが無い。これも寂しい。しかしこんなレベルであるからこそ、たったの2ドットにしましまを感じ、狂喜乱舞出来るよう思考が指定されるのだ。(ぉぉぉぉ
 音楽はそれなり。これぐらいで普通なのだろうが、もう1歩を求めてしまう。
 システムは不安定だと聞いていたが、そんなでもなく至って通常レベル。ひたすら使いやすいとも感じないが、使いにくいとも感じない。プロローグのシーンのようなものが本編中にもっとあっても良かった。
 総じて、やって損は無い名作レベル。基本的に1周回で終わってしまうので、忙しい人にも優しい。学生でも社会人でも、非常に楽しめ、遊べ、学べるいいゲームだと思う。

2005-05-27

パルフェ


 漢祭が誇る塾長、勇者王、声のソムリエ先生、鬼畜王となんと4人もの推挙を受けたこのゲーム。またしても「メイド喫茶アドベンチャー」と銘打って、明らかに私の趣味には合わないんですが……再びヤル気が出ません。
 しかしながらあの趣味嗜好の違う4人が声をそろえて勧めてくるからには、何かあるのでしょう。むしろお奨め的にはこの「パルフェ」がメインでショコラは前座らしいのだ。期待に応えてくれるのだろうか……。
 略称などは特に無く、そのまま「ショコラ」と呼ばれる。

ファーストプレイ

 システムがなかなか軽快でよろしい。ショコラよりも若干軽快になっている。
> 「…ブリックモール?」
 恵麻、登場。
 黒髪ポニーテールのお姉さん。義理の姉さんらしい。
 エマと言うと何処行くの恐怖の妹や、機動戦士Zガンダムのエマ中尉などが頭に浮かびます。
 設定からして無理ぽ。
> 「無駄」
 里伽子、登場。
 主人公曰く、冷静冷徹の女の子。ファミーユではチーフを務めていた良き参謀。
 なんて言うか、微妙に首の長い人だ。
> 「な~るほど……それで今日は暗いんだ、せんせ」
 明日香、登場。
 主人公が家庭教師で教えている教え子。小さい……ポニっ子。
 それにしても、大きいねぇ(謎)
> 「いや~ん本当に迎えに来てくれたんだ~。かすりちゃん感激~」
 かすり、登場。
 黒髪ロングのお姉さん。厨房まで任せられるファミーユ再建に必要とされる人材。
 そして、サクサクっと日は進み、オープニングムービーが流れる。
 ショコラに続けてまたメイドさん乱舞かと思っていたけど、オープニングまではそうでも無かった。うんうん。むしろ開店しなくてもいいとか思う俺。
> 「その洗礼は小学生時代に受けたから痛くも痒くもない! か・と・り・れ・あ!」
 玲愛、登場。
 いきなり噛み付いてきたキュリオ3号店のフロアチーフ。大きな黒いリボンのツインテールに、ツリ目の娘。
 あー、あきらかにツンデレだけど、俺が打つ所じゃないよね~(ぉぉ
> 「えっと、皆さんはじめまして! か……風美由飛って言います」
 由飛、登場。
 前作に続けてメインヒロインっぽい位置にいる電波娘。歌声がとても綺麗らしい。可愛い服が着てみたかったとかいう不思議な理由でファミーユに参加する。
 さて、どうなりますやら……。
 ファミーユが開店してから1週間、恵麻姉さんが復活。
 しかし、私的にはどーでもいいって言うか。
> 「てんちょ……わたしも、せんせのこと、てんちょって呼ぶの好き」
 く……(萌)
 あっさりと……皆の期待通りに負けてしまいそうです。
 なかなか悲観的な展開になっているかと思いきや、普通に楽しく喫茶店経営している主人公。
 ……。
 玲愛と由飛が姉妹であることが発覚……?
 え、なにこれ? ひょっとして丼食えやって展開?(ぉぉ
 どうやら由飛が姉で玲愛が妹らしい。
 しかし、由飛に「仁」と名前で呼ばれるのはあまり納得が行かないような……(笑)
 ふーむ……。
 適当に進めていたら、やはり誰のルートにも入れなかったようで、物語は突然タイトル画面に戻りました。
 さて、どこから食べますかね……。

かすりシナリオ

 スルー対象だった里伽子は最後に、と言われたので他キャラから入ろうかと思うが、恵麻姉さんのシナリオはかなり奥がありそうだし、玲愛と由飛がセット商品であることを加味すると、明日香とかすりさんで掴みのシナリオとなるが……。
 ショコラと違って安全牌であることが確定している明日香はもう少し後で食べたい。
 と言う事で、まずはじめはかすりさんルートを目指そう。
 かすりさんは、京都の老舗和菓子屋の娘。あっさりとした性格だが黒髪ロングの大和撫子。
 普通に打てそうなコースだが……どうだろう。
 なんだか、ファーストプレイとは変わらないんですが……。
 クリスマスも近付き、このままバッドエンドへ直行なんじゃないかと危惧していた所へ、かすりの姉登場。
 来たよキーマンが……。
 主人公とかすりが付き合っていることにして駆け落ち同然で出てきた京都の家。そろそろ結果、結婚か連れ戻すかでかすりの姉が出張ってきたのだ。
 主人公のことを下げて言い、かすりに家に戻るよう説得するかすりの姉。そこへ、姉バカの恵麻姉さんが登場し、竜虎相打つ。会話が普通に面白すぎ(笑)
 はっ!
 黒キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 黒キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 さぁ、皆さんも、ハッスルハッスル!(謎)
> 「う、うん。ごめん。わたし、悪いこだよねぇ…」
 しja;lwrrhq.,rpldwqのとりれちれ!!!???
 さて、物語はサクサクとギャグ展開を織り交ぜて進み、
> 観客「お前が処女奪ってポイ捨て男かぁ~?」
 あ痛ッ!? なんでこんな所で俺が……イ、イタクナイヨ?
 とまぁそんなこんなで無事にかすりさんエンド。
 この時点でショコラの最萌キャラである美里を越えている安心感。さすが、薦められていた作品のパルフェだ。
 それにしても、板橋さんカコイイよ……(ぉぉ

玲愛シナリオ

 では次は、かすりさんがなかなか面白かったことを受けてテンションが持続している今、明日香ルートに入るのは非常に持ったいない。ということで、玲愛→由飛ルートに入るとしよう。
 ちなみに玲愛も非常に分かりやすい子なので、安心して見ていられるだろう。萌えはしないが(ぉぉ
 なるほど。
 ゲーム期間は10月の初めから12月のクリスマスまで、前作同様の期間をとってあるが1日ずつだとどうしても中だるみしてしまう長さなのでポイントポイントを踏まえた日付しかない。前作では6月1日がルート確定だったようだが、今作では12月24日となっており、個別シナリオとしてはほぼ12月24日からがスタートとなる。クリスマスまでの3カ月はほぼ前座なわけだ。
 あ、玲愛シナリオの場合にクリスマスを越えるとどうなったかと言うと、玲愛・由飛のとらいあんぐるハートが完成。
 なんだろう……この激甘な姉妹の争奪戦は……。
 恐ろしい……これがパルフェの力……!(謎)
 とかなんとか言っても俺のストライクゾーンからは外れているわけで……(笑)
 それにしても「精神注入」は爆笑させて頂きました板橋さん。やっべぇ……またまた板橋さんカコイイよ。
 どんどん板橋マジックにかかっていくんですが……(ぉぉ

由飛シナリオ

 では次は、玲愛とセットの由飛ルートを目指そう。
 天然天才にして妹の玲愛とは対照的な性格。
 やっぱり由飛ルートでもバーサスイベントが迫ってくるのだろうか。
 ストライクゾーンに入っていない玲愛ですらあれだけの威力を持っていたんだ……天然娘の由飛だと……。いけない! 逃げて!(ぇ
 さすが由飛だ……。前座である10~12月もがんがん攻めてきます。天然アビリティで!
 そして問題のターニングポイント、クリスマス。そこで由飛は、必殺のぉ……千紗きっす☆(ぉ
 つーかさぁ……これってどう考えても、里伽子ルートの伏線だよね? 里伽子激痛?orz
 うあ……。
 申し訳ない。大変申し訳ない。泣いてしまいました(てひ☆
 この俺が……メイド喫茶アドベンチャーごときでぇぇぇぇ!?
 それにしても板橋さんは最高だ。

明日香シナリオ

 盛り上がってまいりました。それでは、メインディッシュへと参りましょう。
 なんていうか、4番バッター? 主砲?
 明日香ルートへと入ります。
 前座である10月~12月からガンガン攻めてきやがって……!
 由飛を警戒し、かすりさんの情報には食い付く素直で興味津々なお年頃。
 すいません。勝てません。(ぉぉ
 何、その目。やべぇ……本質的にやべぇ。ありえない見上げ方をしていますよこの娘! ダメ! それは誘いすぎ!(ぇ
 ひぃっ! キキキキキキスキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!(中学生?)
 手が、手がぐぅですよ、せんちょ!(謎)
 ぬぅ……。春原君のようにひぃひぃ言いまくってますが、何か?(何か?)
 年が明けて新年。まだ明日香との関係を公言できない主人公と明日香。由飛の行き当たりばったりな提案で新年鍋大会in主人公宅。
 悶絶する明日香も可愛いが、むしろ鍋奉行の玲愛に大爆笑。
> 瑞奈「…どうしてそこまでアク取りに執念燃やすのよ」
 ぬぅ……恐ろしい娘(ぇ
 主人公は、明日香に惚れるとなんだかんだにつけて明日香の仕草を「琴線に触れる」と表現する。
> 明日香「最初に会ったときは、『おに~さん』だった…。一年前に『せんせ』になった…。また、新しい呼び方ができたのに…。」
 主人公だけじゃなく、俺の琴線にまで触れてきやがりましたよこの小悪魔っ娘は……!
 『おに~さん』……いい響きじゃないですか。『おに~ちゃん』だぁ? ペッペッ!!(ぉぉ
 さすが明日香。やばい人。危険だと知りつつも罠に嵌らざるを得ないオトナとコドモの魅力。
 至福でした。(謎)

恵麻シナリオ

 さて、いまいちテンションが上がりませんって言うかむしろ下がるんですが、恵麻ルートを目指したいと思います。
 ……。
 攻略難しすぎるよ!!(笑)
 と言うのは俺だけなのか……? 里伽子も同時に進めないと恵麻シナリオに入れない。俺、里伽子、好きくないアルネ。当然、選択の余地無く(ぉ
 スキップしまくれると言えど、テンションの上がらない恵麻ルートのために何度も何度も何度も何度も繰り返しプレイしていると投げていいですか。ってか、投げる。と言いたくなってくる。つーか、無理なのだ(ぇ
 そして、今までのシナリオが展開した12月24日、同じように恵麻ルートも展開した……絶望的な展開を。
 Ctrlキーで飛ばせるようにしておけよ!!!(ぉぉぉ
 目がイッちゃってるよ恵麻姉さん!!(ぉぁ
 えちぃシーンの節々に今後の伏線になるような単語を置くなよ!! 読み飛ばせない!! 頼むから逝ってよしシナリオライター!
 うぐぅ……。
 正月には帰省……規制規制規制!!
 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……マジ de 逝ってよし、シ ナ リ オ ラ イ タ ー!!
 普通の人に……このテキストは書けるのか……?
 そうか、判ったぞ! 超・テキスト。これしかない。
 クリアしました(無表情)
 正直、勘弁しる。里伽子の伏線はたくさんあって楽しみだったが、恵麻は無理。

里伽子シナリオ

 では漢塾では「ラスボス」と呼ばれている里伽子ルートに入るとしよう。なぜこのキャラがラスボスなのかは……1回プレイすればなんとなく判る。引かれる伏線の質が他のキャラとは違うのだ。
 まぁ、あの場面で待つんだろうな……つまり、恵麻とのトライアングル……む、無理。
> 素っ気なく扱われ、どれだけ近づいても距離を置かれ、けど、ときどき優しい言葉をかけられて。
> ただ、それだけで、こうして明日への活力を得られるってのは、俺の中に脈々と眠るMの血の為せる業だろうか?
 ……恐ろしい子!!(主人公が)
 感情移入が出来なくなってきたんですが、そろそろパルフェも潮時と見て次行っていいですか?
 そして問題のクリスマスイヴ。聖なる夜は性なる夜でさ~ねっ!(親父)
 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 い、いきなりそげなコつォ?(ぁ
 なんだよコレ……なんなんだ、このM属性ポテンシャルの高さ。双方打ち合いって言うか「打たせ合い」。どっちも磁石のMだろうがよォ……(ぉぉ
 え、あっ!? キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 すげぇ……!
 性なる夜ですらコレの伏線かよ!!
 そこからはもう、もの凄い勢いでクリアしてしまいました。
 これはイイわ。お見事お見事。恵麻とペアシナリオだからってバカにして正直スマンかった。

総括

 さて、総評。
 シナリオはショコラよりも全体的なレベルが上がっているのが見て取れる。里伽子と由飛のシナリオは突出。感動だけなら由飛だが、総合力ではやはり里伽子か。さすがラスボス。
 CGは特に目を見張るものは無い。ひらひらして下さい。じゃなくて、もうちょっと印象的な絵があっても良かったと思う。絵が、シナリオテキストとシステムに大きく負けている。
 音楽はショコラより若干落ちている。ただ、由飛シナリオから見ても判るように作りこみはパルフェの方が上か。
 システムは非常に軽快。基本に忠実で、痒いところに手が届く良いシステムだ。ここまで良ければ、もう少し演出に凝っても……と思ってしまう。
 総じて、ただのメイド喫茶ゲーでは終わらない所が良い。俺みたいな非メイド属性者も十二分に楽しめる。泣きアリ笑いアリのよく纏まったゲームでした。

2005-05-14

ショコラ Re-order


 漢祭が誇る塾長、勇者王、声のソムリエ先生、鬼畜王となんと4人もの推挙を受けたこのゲーム。「メイド喫茶アドベンチャー」と銘打って、明らかに私の趣味には合わないんですが……ヤル気が出ません。
 パルフェなら普通にオススメできると言う事だが、それならショコラからプレイして欲しいと言うことで推薦されたショコラ。実は「これなかなか良いよ」と言われてたんですけど、「メイドモノは私にはちょっと」と言う理由で拒否し続けてきた。それでも、あの趣味嗜好の違う4人が声をそろえて勧めてくるからには、何かあるのでしょう。って言うかあってくれ頼む。

ファーストプレイ

 さて、サクサクッとスタートさせる。
 とても聞き覚えのあるオープニングムービーが流れる。実に良い曲だ。
> 「結城君、タオルないよ」
 香奈子、登場。
 主人公の同級生で、黒髪ロングな人。
 やる気が無いと言うか、暗い。ほんとに暗い。
 スルーしてぇよぉ……。
> 「大介? なんで?」
 翠、登場。
 みどりというわりには青い人。あ、青い人と言っても「甲子園目指しましょう」とは言わない。
 香奈子と同じく同級生で、ショートのポニっ娘。
 会話の掛け合いが非常に面白い。問題ない。
 どうやら、父親が経営しているメイド喫茶。親父が再婚して新婚旅行へ出かける際に、店長代理を任されることに。加えて再婚相手の娘……つまり、妹を置いていくらしい。なんだろう、このギャルゲー……。
 すず、登場。
 って、GYAAAAAA、美里の天然炸裂な登場に振り回され、妹すずとの待ち合わせに大遅刻。駅前ですんすんと泣いているすずに俺のハートはがっちりキャッチ。どうすればいいんだ……。
 そうか! ギャルゲーマーなら缶コーヒーを持って行け! それで全てが許される。
 ショートカットに小さな鈴の髪飾りを付けた主人公の義理の妹。一人称は自分の名前。
 打つ打たないの選択肢は無い。俺に任せろ。(ぉ
> 「わ、私…どうしたらいいか…」
 さやか、登場。
 黒髪ショートにカチューシャのメガネっ娘。
 さやかが作りかけだったジグソーパズルを暇だった主人公が知らずに完成させてしまい、いきなり泣かれる。
 うーん……スルーで?(ぉぉ
> 「あらあら…恐れ入ります」
 真子、登場。
 金髪にウェーブロングのおっとりさん。主人公に対して2歳年上になるらしい。唯一の年上キャラなわけですな。
 スルー……で、宜しいですかな?(紳士風に)
> 「真名井美里と申します! よろしくお願いします!」
 美里、登場。
 すずを泣かせた原因の一端を担う天然娘。どうやら扱い的にはメインヒロインになっているようだが。
 大きな黄色いリボンにツインテール。礼儀正しく、けれど世間知らずのお嬢様。
 打てなくは……なさそうだが。
 ここから、メイド喫茶経営アドベンチャーが始まる。溜まっていく業務をこなしつつ、メイドさんたちとウハウハライフ。
 やっぱり、このゲーム、俺には合わねぇって……(笑)
> 「そんなぁ、お夕ご飯食べられなくなっちゃう」
 お夕ご飯って、なんですかその新語は。
 日本語が乱れてますよまったくけしからん……ハァハァ(ぇ
 うーん……。
 うーん……。
 リップルと何一つ変わっちゃいないんですけど、コレって本当にアタリなんですか……?
 待て待て考えろ考えろ……。
・リップル = 喫茶店経営アドベンチャー
・ショコラ = メイド喫茶経営アドベンチャー
 そうか! 全て謎は解けた!
 って、その答えは勘弁しる!!
 マジデ。
 最初にプレイ目標とした、美里(電波系メインヒロイン)が堕ちました。
 ……。
 ……。
 ハズレ、だよね?
 いや、俺的に。
 美里と家族の話に主人公は香奈子をフィードバック。
 ふむぅ……香奈子ルートは楽しめそうですね。
 うーん……やっぱり、あっさり目で終わってしまったような……。って言うか、ちょっとワールド(バイナリィ・ポット)入ってませんか!?

すずシナリオ

 では、早速本命行きますか。
 すずは主人公の父親の再婚で義妹になった女の子。名前の通り2つの鈴を頭に装備しつつ、ショートカットの女の子。やたらお兄ちゃん子。
 って言うかキャラクターそのものもそうだが、既にファーストインプレッションで俺のハートをがっちりキャッチしているので問題は無いと思われる(謎)
 美里のようなことにはならないだろう。
 すずが風邪を引いて寝込んでしまう。
 当然、兄バカの主人公は看病をしてやるが、風邪を引くと幼児化するすず。
 イ、イケナイ……激しくハァハァシテシマウ(ぉ
 夜遅くに帰ってぐったりと寝ていると、いつの間にかすずが主人公のベッドに潜り込んでキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 って、しましまキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 フ・ル・ス・イ・ン・グ・だッッッッ!!!
 妹に女を感じ、苦悩する主人公。
 セオリー通りにすずを突き放してしまう主人公。
 ぐぅ……なんて精神的にしんどいシナリオなんだ……。
 キャラ的にはホームランボールなのに、義兄妹設定1つで食いつけない俺ガイル。待ちガイル。
 そしてクライマックスかと思われたその瞬間、すずは……引導を渡してくれた。
> 「お兄ちゃんはお兄ちゃん、すずはお兄ちゃんの妹。そのままで…愛し合いたい」
 ごめwwwそれ、無理www(もちろん悪い意味で)
 ふきふきキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 しかし、プレイヤー(俺)は沈んだままなんですが……。
 ごふっ……。
 仕草と外見で壮絶に萌えさせてくれつつ、この俺を絶対に近付かせない近親的背徳感。まさに、絶対領域。
 エンディングテーマが流れている時はもう、精神的にヘトヘトでした。

翠シナリオ

 では、オーラス前の、翠ルートを目指そうか。
 翠はキュリオの大黒柱。バラさんがキッチンを支え、翠がフロアを支えている。
 ポニテで勝ち気で減らず口。主人公の同級生。
 どっからどう見ても、俺じゃない。お譲りしまつ。
 ま、でも、会話している分には普通に面白いキャラクターなので、シナリオ自体は頑張れそうである。
 だから、頬染めとか期待しない。って言うか、むしろするな。(酷)
 うんうん。普通に笑って見ていられる、安心していられる主人公と翠の漫才。
 そしてひたすら敷かれていく翠と香奈子の伏線。ファーストプレイ(美里シナリオ)からそうだったが、あきらかに香奈子ルートは危険な匂いがプンプンするよなぁ……。
 いや、あの、えちぃシーンまで笑わせないでいいからさ。それ、盛り上がるの? 盛り上がるの?(ぉぉ
 どう考えても……香奈子前提のシナリオ。この翠ルートを香奈子シナリオの先にやってしまっても良いのだろうか。
> 「~~~……いや、なんでもない」
 分かりやすっ!
 あー、ダメだダメだ。あまりの直球にお兄さん爆笑しちまった(ぇ
 いやぁ……主人公はアレですな。シナリオラストではいきなりキレて説教ブチかますのが定番ロードですな。
 なんて言うか、sence offっぽい雰囲気が大好きだ。

香奈子シナリオ

 さて、あからさまなメインヒロイン行きますか。
 性格がひたすら俺には合わない。暗いのが苦手というのもあるけど、どうにもマイペース自己中ぶっているあたりが受け付けない。
 まぁ、そこはそれ。黒髪ロングストレートのメインヒロインだ。我慢して頑張るしか。
 他シナリオで見せた伏線以上のことが起きないので、淡々と日々は進んで6月1日。
 ここまでプレイすると分かるが、シナリオ最終分岐だ。ここから各キャラのシナリオが展開していくと言っていい。つまり、今までの2カ月は前座ね。
> 「は~い、パパ! おっはよ~」
 チロル、登場。
 いきなりファンタジーキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 主人公以上に引く俺。ごめんなさいでした。
 ツインテールにスパッツの少女、って言うかどう見ても手のひらサイズ。
 このチロルとか言う妖精(みたいな生き物)にラストシナリオをほのめかされて、オープニングへと戻る……。
 そんな壮大なゲームだったっけ……?(ぉぉぉ
 ちなみに、この香奈子ルート最後の部分でどうしてもバグでゲームが中断されていたが、公式サイトを見ると、
> ・ショコラのコンフィグで黒ストッキングの設定をOFFにすると一部シナリオで強制終了してしまう。
 このバグにも爆笑させられた。むしろ黒ストの方が主なのだと言わんばかりのバグである。属性的には俺と相反するので同情は出来ないが、制作スタッフ一同のリビドーに感服致しました。
 そして、ゲーム本編では突然のファンタジックストーリーが始まる……。(ぉ
 帰れない椅子には爆笑。
 え、まじで……?(唖然)
 あ、あれ? え、うそ?
 正直、ちょっとエグリますよ?
> 「もう、こっちに戻ってこないかも」
 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
 やっべ……。あー、も痛ッ。
 傷は……傷は……。
 癒されましたか?(ありえねぇ)
 まぁ、それはさておき、シナリオは香奈子だけひたすら突出しすぎている感が拭えないものの、それぞれの行動、それぞれに伏せた想いと言葉が全て納得のいくもので良かった。良かったのだが……あざとさが無いのが逆に引っかかるかな?

総括

 最初のうちはただのメイド喫茶ゲーだと思っていたが、香奈子シナリオはそうでも無かったって言うかいきなり他シナリオの4倍以上の長さを突きつけられても。
 シナリオは、香奈子シナリオ以外はいたって普通に楽しめる……かも知れない。最後の最後でようやく主人公らしい所を見せるシナリオもあるが、ゲーム中盤までの主人公はややヘボい。
 CGは問題ないレベルだと思うが、絶賛するほどでもない。まぁ、メイドさんは私の守備範囲ではないので、当然の評価かも。
 音楽はなかなか良かった。オープニングテーマは特に良い。
 システムも特に問題があるわけでもないが、黒ストモードじゃないとバグる仕様なのは大爆笑するだけだから止めて欲しい。特に香奈子シナリオのクライマックスで止まってしまい、公式サイトに情報求めて見に行ったら「黒スト強要仕様」が発覚して大爆笑させられてしまったのが、香奈子シナリオの唯一の汚点。
 総じて、メイド喫茶アドベンチャー+アルファぐらいは楽しめるゲームだと思う。ただ、ゲーム期間が3カ月と意外と長いので、リップルのノリでサクサクっとプレイしたい人にはちょっと辛いかもしれない。

2005-03-11

めぐり、ひとひら


 声のソムリエ先生こと、M氏にお薦め頂いた作品。
 作品の特徴や推すべきポイントなどはまったく聞いた事が無い。ネタとして推さない所を見ると、良作の気配もするが、もう少しアピールポイントが欲しい所である。
 だが……巫女ゲーらしいので、あっさり飛びつく俺。そろそろ悔い改めたほうが良さそうである。
 略称などは特に無い。

ファーストプレイ

 単線鉄道の走る雪国の片田舎がいきなり背景になる。良いですぞ良いですぞ。思わず旅に出たくなる。(ぉ
 主人公は、流浪の売れない画家、らしい。
 ふらふらとモチーフを探して山奥へ分け入ると、いつの間にか鳥居の前に立つ主人公。どうやら、ホンモノみたいですね。
> 「わらわの名は『結乃由姫命』──この神社に祀られし、偉大なる女神サマじゃっ!!」
 由、登場。
 ツインテールのちびっ子神様。なかなか我が侭な性格をしておられるようで。
 主人公は名前が長いので「由(ゆえ)」と呼ぶようになる。主人公の事は「愚民」とか「お主」と呼ぶようだ。
 まぁ……桜花?(違)
> 「お兄……ちゃん」
 こま、登場。
 主人公の義妹。蒼眼という特殊な能力を持っている主人公をかばって幼き日に亡くなってしまった……はずだった少女。
 もちろん主人公の事は「お兄ちゃん」と呼ぶ。
 ショートボブのホームランコースなんだが、お兄ちゃんってのがなぁ……。
 ここでオープニングムービーが挿入される。
 作品の感触としては、朝夜やどこ青のような伝奇物だろうか。神秘的が強く猟奇的な感じはやや緩い。
> 「お待たせ……き、着てみたよ。お兄ちゃん」
 こまが洋服を着てきた……ワンピーススカートにストールはいけません。果てしなく打ってしまいます。どこまでも打ってしまいます。星空に吼えてしまいます。雪の公園で慟哭してしまいます。
 初めての選択肢。
 こんな選択肢は珍しい。由の発言をどっち向きか選択する選択肢が出た。
 そしてまた選択肢。こまの言動が選択肢に含まれている。主人公視点の選択ではなく、物語の第3者視点による選択肢になっている。
 選択肢が、「行動を選択する」ではなく「シナリオを選択する」感が強くて、感情移入が難しそうである。
> 「おっ……お兄様……?」
 こりす、登場。
 また妹デスカ……? なにこの雪国シスプリ(違)
 ウェーブロングの長い髪にお嬢様チックな容姿。主人公とは家が近所だったらしい。こりすの祖父に決められた主人公の許婚らしい。こまも知っていて再会を懐かしむが、激しく陰りが……。
 ゆかり神社の祭神である由に向かって「ちんまい」だの「頭が悪そう」だの「可哀想なお子様」だの言いたい放題。面白くなりそうである。
 あー、打てるか打てないかで言うと打てないんだけど、こまの妹設定と、由の人外設定を考慮すると打たざるを得ないような気がする。
> 「お、お待たせ……由ちゃん、準備できたよ」
 巫女さんキタ────(゜∀゜)────!!
 巫女さんキタ────(゜∀゜)────!!
 巫女さんキタ────(゜∀゜)────!!
> 「えへへ……似合うかな、お兄ちゃん……?」
 こまが巫女服を着て登場。
 OK、もうおなかいっぱい(マテ
> 「あ、俺か? 俺は翁ってんだ。翁俊信。」
 翁、登場。
 白衣の上にジャケットをはおった長髪の若者の男。人懐っこい笑顔で、神社の常連客のようだ。タバコを咥えている。
 この片田舎には少し似合わない……かもしれない軽い男だ。
> 「な? たまんねェだろ? 巫女さんがわんさかわんさか……おお、ここが地上のユートピアか、桃源郷かって感じよ」
 マイ同志がここにも居たか……(ぉ
 言ったそばから、巫女服(よそいき)のこまが登場。
 なんですか、この素敵ゲーム。
 俺を悶死させる気ですか?(ぉ
> 「どうも初めまして~。春野千草と申します」
 千草、登場。
 主人公が偶然にモチーフとして選んだ女性。橋の上で夕陽に佇んでいた。
 しかし、最初はこりすにも見えず、息をしていないことから幽霊であることが分かる。三角巾に割烹着のような女中さんの格好をしている。
 千草曰く、「ご主人様を待っていた」らしい……。嫌な予感が駆け巡る。
 もちろん打ちませんからーー!!
 こりすと千草のご主人様を探して町を散策。翁と出会う。
 翁がこりすを見てまず、
> 「おお! これまた、色々な制服(ゆめいっぱい)が似合いそうな美少女じゃん。流石は師匠。くぅ~たまらねェな。オイ」
 なんという風情と趣が篭められた素晴らしいルビなのだ……!(笑)
 翁株はグングン上昇中。
> 「やっぱ、帽子系は頭がいいのが特徴かな……?」
 カテゴライズまで!?(笑)
 俺はアンタを師匠と呼びてぇよ(笑)
 千草のご主人様の屋敷を発見したが特に収穫も無く神社に帰ると突然、千草が主人公に抱きついて吼える。
> 「ご主人様、見つけた」
 ……orz
 勘弁して下さい。
 雰囲気はもっと猟奇的になってもいいのにどうしてそんなにギャルゲーなのかなぁ……。って言うか巫女だけでいいって。
> 「……鏡架」
 鏡架、登場。
 千草のご主人様探しの際に一度登場したが、名前もわからずセリフも無し。その後、幾日か経って登場するキャラクター。
 明らかに浮世離れしたと言うか、浮世離れしすぎているキャラクター。黒髪ロングで気の抜けたシスプリの千影で正解だと思うが、私の属性ではないので違うかもしれない。
 つまり、打てません。(ぉ
 なぬ……。
 こまと主人公との出会いが明らかになる。出生については出てこなかったが、孤児院で出会い、兄妹となったらしい……。義兄妹となったらしい……審査は通過したらしい……(ぉぉ
 ヒッティングサインキタ────(゜∀゜)────!!
 こまとこりすと主人公のとらいあんぐるハートキタ────(゜∀゜)────!!
 面白くなってまいりました! 脇は本当に必要無いと思います。
> 「大切って誰かと比べることですの?」
 千草が感動的なセリフを吐くが……それは、孝之理論だと思うんですけど……。
 メイドさんの考える事はよく分からない……メイド属性の考え方って言うか……(笑)
> 「ええ。こまさんの巫女装束を、ちょっとお借りいたしましたの」
 キタ────(゜∀゜)────!!
 染まっていく……! 染まっていく……!(謎)
 こまだけでもいいと思うんだけど巫女ゲーらしく染まってまいりました。
 って、一瞬だけかよ!
 物語はついに核心へ……!
 やっべ、由の涙の独白で激泣(ぉぉぉ
 千草の物語、こりすのストーリーでも耐え切ったと言うのに、由のあのCGは反則だ……。
 脇はあまり必要無いと思って、こまと一応こりすにだけ注目していたのだが、思わぬ所で一撃もらってしまいました。
 終わってしまいましたが……。
 なんでしょう、この釈然としないエンディングは。こま、返ってきませんが……こりすがアレってことは……こりすエンドなのかな。
 むしろ俺的にはバッドエンド……だよね?(ぉぉ

こまシナリオ

 シナリオは各キャラごとにあると思うが、ナスティ・ボーイからのリークで「こまとこりすだけで良い」と言われており、また、私自身もそう思うので、この2人のルートのみを通る事としたい。
 つまり残るはこまエンドだ……。
 って言うか、これってレインボーシール貼ってあった……よね?(ぉぉ
 申し訳程度のシーンしか無いんですが……。
 こまルートへ突き進む。
 ファーストプレイは私の失態で直感の赴くままに選択肢を選んでこりすルートとなってしまったが、ノンストップ・ザ・ワールド(謎)
 それにしても長い……。そして、シナリオ変わらない。選択肢を選んでも多少の前後があるだけで本筋は変わらない。エピローグだけ変わるシナリオと見ていいだろう。
 そしてエピローグ。
 シナリオが変わらないので、特にコメントすることが出来なかった、且つ、ネタバレになってしまうのでコメントできなかったが、今の私はとても幸せです。
 ありがとう、ありがとうキャラメルボックス(謎)
 パジャマでも巫女服でもOKって言うか、そこまで叶えてくれるならワンピースとの縁(ゆかり)も欲しかったぞよ(ぉぁ

総括

 さて、総評。
 シナリオは、よく考えられた設定に、丁寧に丁寧に書き綴られるテキストが映える良作。シナリオ1本道でもきっと満足できると思われる。むしろ俺は満足。しかし、サブキャラ攻略の必要性を感じないあたり、小粒感が拭えない。
 CGは、とてもよく描けていると思う。設定の時点で俺の負けなので、特に言うことは無いです。こまエンドのエピローグCGは最高。
 音楽はなかなかのレベルだと思った。雰囲気にも良く合い、BGMしている。オープニングテーマは良かったが、エンディングテーマに今一つ。
 システムはなかなか凝っていて、良い表現力をしていた。特に吹雪のエフェクトは良かった。
 総じて、時間が有り余っているならプレイして損の無い良作。シナリオは1本道でひたすら長いので注意。もちろん、巫女属性、妹属性の魂も良く分かっており、お勧めできる。