2001-10-20

秋桜の空に


 あのONEに似て且つ同等なる評価で薦められたこのゲーム。
 そんな過大評価をしてイインデスカ? 叩キマスヨ?(ぉ
 むしろ、そんな昔のゲームと同等の評価をされても可哀想な気もするが……(笑)
 でも実際にプレイしてみるとONEとは似て非なるもの。但し、とても比較しやすいゲームではある。シナリオの展開と言い、キャラの構成と言い。
 独特のインターフェイスを持つインストーラ。
 Cドライブの容量に余裕の無い人にはキビシイ仕様となっている。230MBほどの容量であるが、インストール先のフォルダが C:\Program Files\Marron で固定されているのだ(笑)
 システムドライブではなく、Cドライブ。
 標準的なWindows9x系システムにしか対応していないようである。
 システムは弱い。
 役に立たない読み返し機能。テキスト順序がバラバラで、解読しないと読めない。
 あまり速いとは言えないスキップ。もちろん、既読スキップなどという気の効いたものは無い。
 CDを挿入する度にインストールしようとするインストーラ。BGMはCD-DAなのだから、これは回避して欲しかった。
 絵はたまにデッサンが崩れるが、見苦しいワケではなく慣れれば問題無い。ONEと並び評される所以はココか。
 1枚CGは少ない方だと思う。まぁ、あまり気にならない程度にはある。
 音楽は独特の刷り込み系。
 場面に良く合い、明るい音楽が鳴っただけでワクワクしてしまうのは、技術はまだまだだがセンスはあると言わざるを得ないだろう。
 効果音がなかなか多くて面白い。効果音だけで笑ったシーンもあるほど。
 声(ボイス)は入っていない。
 総合的に見ると、技術レベルはそこそこなものの、磨けば光るような魅惑の原石のような可能性をそこかしこに感じる。
 俺的な好みから言わせて貰えば、むしろこんな作品を待っていた!! ……ってな感じ。未完成と言う甘露な響きは大好きです(謎)
 さらに言えば完成された美しさに可能性が見出せない点で俺の評価は止まる。それはそれで褒め称えるが、俺としてはやはり荒削りでも未来を感じる作品が好きでは、ある。
 って言うか、カナ坊可愛スギ!!(ぉ

ひよりシナリオ

 教育実習の先生。ひよ先生。かなりのドジっ子の模様。すぐにこけるわ、物覚えは悪いわ、昔いたはずの学校で道に迷うわ。
 困った時の口癖は「くしゅー」。「うぐぅ」や「がぉ」と似た場面で使われている。「くしゅー」だけならまだいいんだが、「くしゅふふふふ↑」はさすがにどうか。見かけは大人っぽい人なんだがなぁ……。
 小鹿、登場。
 ポニーテールの小学生?
 基本的には良い子なんだろうが、ひよ先生とタッグを組んで主人公を困らせる。
 後に明かされる設定に泣いた……(ぉ
 ゲーム中の選択肢を選ぶのがこれほどワクワクしたのは久しぶりでは無かろうか……君望とは別のベクトルでゲームとして正しく遊べるゲームだ。いつもいつも辛い選択肢ばかり突きつけられるゲームばかりしているらしい俺。
 さて、いつものことだが日記は攻略順である。つまり、俺はこの教育実習生、つまり年上お姉さん的キャラを真っ先に攻略してしまったようである。世にも珍しい事件の発生である。
 って、自分で言い過ぎな、俺。でも、人にツッコませるのももう億劫なネタではある(ぉ
 さてシナリオは……これは……泣ける……。
 すまん。あまり詳しくレビュー出来ない(笑)
 ドコからツッコめば良いのやら……と言った感じで、日常は破天荒に、愉快痛快に過ぎていく。激しく理不尽になることもない。
 しかし、シナリオも佳境を越えると……空虚だよ……(謎)

初子シナリオ

 名前は「ういこ」と読む。
 主人公のクラスメイト。メガネっ娘で、外ハネ気味のロングストレート。若菜とは対照的な、豊満な胸の持ち主。家は神社だったりする。好物は梅。
 騒ぎ好きな性格で、簡単に言えば東鳩の志保と言った趣か。ムードメーカー&トラブルメーカー。思いつきで行動するタイプ。
 ファーストプレイ後のショックもやや癒えた所で、次なるクリアを目指したのは初子。
 セカンドプレイにまた俺のツボじゃないキャラだと珍しがっている人は、この日記をよく読んでいない。いや、そんなに詳しく読まれても困るのだが。
 初子の家は神社である。ここから導き出される答えは一つ。
「巫女さんCGが絶対にあるはずだ……」
 その御姿を拝見するまでは、俺は次へ進めない。進んではならない気がして……(ぉ
 ……あかん。予想通りの偽巫女。逝ってヨシ(ぉ
 ちなみに、初子とこれから頑張ろうねと言い合うカナ坊の方へ傾いていたのは言うまでも無い。
 さて、そのシナリオだが……だからこれは泣けるって……。
 シナリオの謎に近付きながらも解けないが、問題無く泣ける。つじつま合わせは自分でしろ、と言った豪胆さも久々に気に入った。

晴姫シナリオ

 名前は「はるひ」と読む。
 通称「はるぴー」。水泳部の女の子。主人公の中学時代は水泳部だったらしい、そんな繋がり。
 反骨系。最初っから主人公は嫌われており、何かする度に睨まれて攻撃される。
 鞠音、登場。
 通称「まりぽん」
 と言うか最初のシナリオから出ていたがチョイ役っぽかったので(笑)
 小さなツインテール。自分のことを「ボク」と言う典型的なやつ。すずねぇと仲の良い後輩。主人公とは中学時の水泳部で繋がりもある。
 先輩後輩の関係に厳しく、体当たり的な発想をする体育会系。
 プリンが大好き。心の太陽らしい。
 美影、登場。
 通称「ののむー」。
 と言うか最初のシナリオから出ていたがチョイ役っぽかったので(笑)
 ウェーブの入ったセミロングで香里チック。コスモス星丸という小猿を飼っているようで、いつも頭の上に乗せている。ぴろ状態。
 やる気なさそうな視線とあまり口数は多くないが、電波系。
 他のシナリオとは少し違って、水泳部に参加する日々となる。
 毎日毎日すくーる水着なキャラに囲まれて……俺にどーしろと? こーしろと?(マテ
 はるぴーに追われる日々。あの長いツインテールを真横になびかせて追ってくるはるぴーの脚力恐るべし。
 文化祭には水泳部として参加。クラスの出し物と同じく喫茶店だが、クラスはねこみみ喫茶なのに対し、水泳部はメイド喫茶。……ねこみみの勝ちでは無かろうか……?(ぉ
 むずがゆい……。こーゆー属性の方には即死の展開だろうなぁ……あ、でも、駅で泣かれた時にゃさすがにクラッと来たね(笑)
 さて、シナリオは……あかんあかん……これまた痛い設定ですな(泣)
 つーか、つじつまが合ってくると凄い痛いよコレ……。

若菜シナリオ

 通称「カナ坊」。主人公のクラスメイト。髪型はショートカットで、黄色い大きなリボンをしている。
 舌ったらずな声に、高校生にして139cmの身長。身体があまり丈夫では無いので、病院は家のようなものらしい。健気で頑張り屋さんで明るい性格。無邪気に披露される病気自慢と2回繰り返されるしゃべりが欠点。
 無論、俺的には設定の時点で将来を約束されたG1級の器。将来的には、夏の夕暮れ時にヒグラシの鳴き声を聞いただけで萌えを感じそうな俺の未来像。いと趣良い風景でもダメ人間炸裂か……。12月はホントに荒れそうだ……(謎)
 今なら解かるね……キャッツカードを贈られた宝石店の店長の気持ちが。
 若菜の母、登場。
 若すぎ……(笑)
 ひょっとして、攻略対象……? って言うか攻略対象だな?(謎)
 カナ坊より少し長いセミロングで、二つに結わえているツインおさげ。
 ややおっとり系の天然さん。
 主人公が形成するグループで良心的存在のカナ坊。マッドサイエンティストとトラブルメーカーに囲まれれば、嫌でもそんな存在になってしまうわな(笑)
 しかし、たまにキツい一言があったり、天然ボケをカマしてくれたりするので、まったくの良心と言うわけでもない点がさらに好感度アップ。
 文化祭で劇をやることになるのだが……ひ、ひひひひ(ぉ) ヒラヒ?(昇天)
 ひらひらの村娘の衣装を纏うカナ坊……すまん、もうだめ、俺ご臨終(マテ)
 あかん……お約束やけど、主人公カッコええ……。
 って主人公ォォォォ! 舞台の方向を考えロヤァァァァ!!(謎)
 朝から制えぷ!? 昼は「あーん」だとぉッ!? 夕げは夕ガッタ Hold on me!?(謎)
 愛届いてます、届いてるカナ……(謎)
 めっさ萌え……めっさ萌えカナ……(ぉ)
 魂の波動が鳴り止まんぜよッ!
 あぁ……設定から解かっていた事とは言え、これは辛すぎるぜよ……。
 シンクロ率4000%突破(マテ
 絶対に何かの手術と勘違いしてる主人公。さすがに引き。ここに来て初めてのマイナスか……500点ほど引かれるな……。現在の得点数は3億点ほどだが(ヲッ
 つまり、ここまで萌え魂を感じている今の俺にとってその程度の引きなど些細な問題であり、津波の上の雨の波紋でしか無いワケですよ。
 まぁどのぐらい引いたかと言うと、「お前泣けるシーンで何やろうとしてんねん、カナ坊も何言うてんねん、ホンマ頼むわ、ってオイ、なに半分ほどやっちゃった的なCG用意してんねん、そんなCGまで用意せんでえぇーっちゅうねん、あ、まてまて、まだやるんかい主人公、カナ坊もその反応はおかしいやろ? な? おかしいやろ、ちょーホンマどないすればーえーねん、俺、ってアレ? シーン終わってるで?(無意識にスキップさせてた小指に気付く)」と、いった感じですね(謎)
 オイオイ……ほとばしるほど泣いてますょ……。
 突き刺すような痛みも、包み込むような温かさも無いはずなのに……たたみ込まれる短い言葉。俺は油断しすぎていたのか……。
今までのシナリオからしてそうなることは予想済み、解かっていたのはずなのに、そんな俺の予想を遥かに越える感動の衝撃。炸裂する3連発。
「は、はぁっ、はぁぅっ……があぁぁぁ……」
 ってな感じで、久々に声を上げて泣いてしまった24歳(痛)
 主人公はカッコええわ、カナ坊は頑張るわで、俺の急所を突きまくりのラスト。

涼香シナリオ

 通称「すずねぇ」。一歳年上の幼馴染み。赤いカチューシャをしつつ、太ももまでの長大さを誇るロングストレートの髪をテキトーに三つ編みにしてリボンで束ねている。
 幼馴染み属性よろしく世話焼きで、尚且つお姉さん肌。品行方正だが、上がり性は極端で4人も相手にするともうダメ(笑)
 すずねぇとは家がお隣さんで、親の居ない主人公の部屋まで毎朝起こしに来てくれる。
 姉バカのすずねぇに、姉ベタの主人公。
 他のシナリオでもそうなのだが、モッテモテの主人公。
 あー……妬いてる妬いてる……妬けっパチ(謎)
 やっぱ、年上の幼馴染みと言うものは俺の心にはグッとこないな……(謎)
 シナリオの中核であり、キーキャラクター。
 と言っても、Kanonのあゆのように、最後にクリアするべきものでもない。最初に攻略しても良いし、最後に持ってくる必要も無いシナリオではある。
 しかし、これは……また泣けと言いますか。俺に。
 同じような展開を何度も何度も見せられて俺が泣くとでも? いや、しかし頬が熱いな(泣いてる)
 結局解かっていても萌えなくても俺はこーゆーのに耐えられないのよね……(弱者)
 シナリオコンプリートすると、おまけシナリオが出来る。
 しかし、ちょっと理不尽過ぎて付いていけなかった……(笑)
 カナ坊の母親の名前が判明したぐらいであった。

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