2002-12-22

この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO


 M氏がEver17と共に語り、L氏もY氏も大絶賛のユーノ。
 NEC98,MS-DOS時代でも3本の指に入るとまで言われている、そのゲームの実力やいかに。
 ……と結構、意気は上がっているのですが、強烈に時間を喰うゲームらしいし、攻略を見ることも推奨されているので、今回は攻略ページを見て進めます。
 さて、そのユーノですが、98版はもちろん、Win版やコンシューマ版もあるようです。しかし、どうしてもDOS版をプレイして欲しいとのことで、倉庫の奥から我が懐かしの愛機「NEC PC-9821 Xp」を引っ張り出してきました。CPUは486系最高クロックの100MHzを搭載し、HDDもNonエンハンスドでは最高の512MBの大容量。もちろん、FDDは2枚挿し可能で、CDドライブは驚異の4倍速を実現したNEC98終焉期のAS2と並び賞される、486マシンでは最強を謳う名機でございます。何言ってるか解からない人、とりあえずXpという名前が付いていてもWindowsXPは載せられないと思ってくれるだけでいいです(ぉ
 で、簡単に掃除してから、動くかどうかおっかなびっくり電源を入れると……。
> ぴぽっ♪
 98起動音だぁぁぁぁぁ!!(激懐)
 画面上ではWindows95の起動を示し、まるで何事も無かったかのように正常に起動しました。
 ……ハァハァ(←ノスタルジック・ハイ)
 ここでWindows3.1が起動していればさらに懐かしかったのですが、これはこれで実に懐かしいデスクトップです。The Microsoft Network のアイコンが郷愁を誘います。ieのアイコンもあります。Windows95って、ie必須だったっけ……? とダブルクリックしてみると……。
> Mircosoft Internet Explorer Ver.5.5 を起動しています…
 昔の俺、頑張りすぎ!!(爆笑)
 こんなへっぽこマシンにie5.5を入れていたとは……。
 ……ハァハァ(←いっぱいいっぱいになっている事を懸命に訴えるHDD動作音に感動)
 正常動作も確認したので、シャットダウンしようと思いましたが……Windowsキーがありません(←当たり前)
 って言うか、よくキーボードを見ればAltキーすらありません。無意識にGRPHキーで操作していたようです。(←マウスを繋げていない)
 仕方が無いので、久し振りにCtrl+Escと言うショートカットでスタートボタンを動かしました……いや、人間って意外と覚えているもんだなぁ……(笑)
 ……。
 このままでは、懐かしの98復活祭日記になってしまうので、とっととインストールしてスタートさせることにします(笑)

ファーストプレイ(亜由美シナリオ)

 武田絵里子、登場。
 ムチムチぱっつんぱっつんな美人校医。ウェーブロングの髪型で、エルフの定番キャラらしい(ぉ
 なにやら怪しげな雰囲気だが、俺に打てるはずも無いキャラ。でも、登場キャラを把握しておかないと痛い目を見るのはEver17で懲りたので、少しは気にしておこう。まぁ、そんなことを言いながら、後になってすっかり忘れていそうだが。
 島津澪、登場。
 登場時に「学園のアイドル、澪さん!」などという説明ゼリフが入り、一発でその位置を把握させてくれる。
 お嬢様。性格はやや高圧的で、キャラ的には打てないだろう。俺にどうしろと言うのか?(ぉ
> 「相変わらず、年増趣味なのね、有馬君(主人公)。」
 ……えーと、既にヤル気が50%ほどに半減している俺の心境は理解していただけるでしょうか?(マテ
 システムは総当りコマンドアドベンチャー。16色カラーに哀愁を感じるDOSゲー。
 昨今のサウンドノベルに比べて自由度が高いと言えばそうなのだが、このゲームをシナリオゲーとして俺は認識しているので、ちょっと面倒かも……。
 オートモードなどという便利なものは無いが確実に安定して動く。さすが、DOSアプリ。漢は黙ってシングルタスク(ぉぉ
 有馬亜由美、登場。
 いや、ファーストプレビューを書こうかどうか迷ったが……なんか、シナリオはあるらしいので一応。
 主人公の母親。メガネでおさげ。
 どう考えても打てるわけが無く……。
 一条美月、登場。
 主人公の学校の非常勤の先生だった人。
 それにしても、登場キャラの苗字が戦国大名だなぁ……有馬と一条は、島津や武田とは格が違う気がするんだが……。
 キャラ? ……もー、いいよ……(涙(ぉぉ
 波多乃神奈、登場。
 暗い雰囲気の転入生。ヘアバンドにストレートロングの髪型。ようやく打てるかも知れないコースだが、そんなことよりも「こ、これをL氏が!? あ、有り得ない有り得ない! 絶対有り得ないって! そんなに凄いシナリオなのか!?」と彼女を一目見ただけで驚愕震撼しまくった……(ぉ
 朝倉香織、登場。
 美人ニュースキャスター。主人公の街でブツかって、その後にニュースで名前を知ることになる。間違い無くシナリオがありそうである。って言うか、あって欲しい(ぉ
 よーしよーしよしよしよし……。段々と打てるコースが近付いてきましたよ。
> 「俺の母親だぜ……何をときめいてるんだ、俺は……」
 凹……。
 ……。
 か、勘弁して下さい……(鬱)
 ようやくオープニングまで到達。長い……いや、色々とコマンドを打たなければならないから長いと感じるのかも。
 オープニングはムービーでもアニメーションでもなく、激しくポケモンフラッシュ(謎)
 トントン拍子とはいかないが、親父を中心として事件の謎がドンドン深まっていく。それについては楽しい。楽しいのだが……。
> 「亜由美さん……」
 有り得ない(涙)
 絶対、有り得ない(鬱)
 これだけは、なんとかならないものだろうか……。
 けど、主人公は亜由美さんばっか追いかけてるんだよなぁ……回避さしてくれよ……(涙)
 そうしないと何処をクリックしても進まない……(涙)
 端から見れば泣いている母をなだめているようなのだが、主人公の心境が……嫌すぎる……。
 シナリオの内容は面白い。シナリオには惹き込まれるんだが、亜由美さんが絡むと恋愛沙汰みたいに動く主人公が受け付けられん……。
 どうしても、鬱々としたままシナリオを読み進めてしまう。
 やたらと肌を露出するお姉さま方にも、「あぁ、胸元がお留守ですよ、気を付けて下さい」「あぁ、脚元がお留守ですよ、気を付けて下さい」「あぁ、アングルがオカシイのは気にしないでください」と、俺はやる気の無いツッコミばかり……。
 ついに正念場。豊富と亜由美さんが家でぱんぱん。頑張るねっ頑張るねっ(ぉ(←もはや主人公とのシンクロ率0%)
> ぱしんッ!
 ……はっ!?
「お、親父にもぶたれたこと無いのに……!」(←母親にぶたれている)
 って、ギ、ギニャァーーーーーーーーー!?
 ……きしゃあ(謎ッ
 おいおーい……このエンディングは痛すぎるぜよ……すりる!しょっく!さんぺんぅすっ!
 わ、笑えネェ……。
> ぱしんッ!
> 亜由美「両親にもぶたれたことがないのにっ!」
 アンタもかいっっ!!(爆笑)
 ってオイ主人公ッッ!?
 AHHHHHHHH!!!(←ENTERキー・SPACEキー超高速ピアノ打ち)
 シナリオの核心に触れる重要なセリフがあったっていい! ここは俺には読めない! 無理! 無理!!
 っ……っ……(←日付が変わっても落ち着かない様子でENTERキー連打)
 ……。
 恐ろしく難解なセーブロード・アイテム継承システムでシナリオを解いていくうちに、シナリオの中核に付いては意外とハマる。
 ……けど、亜由美さんは無理すぎ……。

絵里子シナリオ(美月シナリオ)

 亜由美シナリオで、夜の街を奇妙な服で徘徊しつつ、意外と可愛い表情を見せ、コーヒーカップの置き場所で爆笑させられた絵里子のシナリオへ向かおう。
 テンションはいつものゲーム日記よりかなり低いですな……(ぉ
 ゲーム日記のテンションは低いのに、ゲームのやる気は続いてしまう。
 つまり、ゲームやってる俺は楽しいけど、ゲーム日記ではボケにくい(ちょっと違)
 ゲーム日記見てる人はツマンナイかもしれぬ……。
 ……。
 まぁまぁ面白かったんだが……(←もうエンディング)
 取り立てて俺が言うような場所は無く、むしろ、このシナリオルートに入って俺は失敗だったな……と(笑)
 全エンディングを見ないと評判のラストシナリオへ行けないらしいので通らねばならぬ道。細かい設定を覚えつつ地道に歩くべ。
 でも、学園1Fの背景の学生たちの会話を聞いてると「なんでもあり」のような気がするんだが……(笑)

澪シナリオ

 考古学マニアのお嬢様。
 登場キャラの中で、唯一解かりやすい性格をしている人物(ぉ
 まー、解かりやすい性格だけあって「ははーん?」とか「ふむ……(謎)」とか「ソーデスネ(いいとも)」とか、色々と呟きながらプレイしていたが、やっぱり俺の守備範囲からは外れているようで(ぉ
 絵里子ルートと同じく、細かい設定を認知しつつエンドマークを踏む感じで。
 シナリオはどこ青で言う所の明日菜シナリオだった。

神奈シナリオ

 ファーストインプレッションからL氏と同じく神奈一択という何かしらの違和感を抱きながら、しかしだからとて神奈一択のこの状態を変えられるわけも無く、神奈ルートへ進行。
 とは言っても、無口系はそれほど惹かれるでもなく、むしろ見た目で惹かれてもそれが壁になって俺的には盛り下がってしまう。
彼女は一体何者なのか。何がどうして、なのか。
 ……。
 公園で、公園で、公園でデスカ?
 どうして、なのか(ぉぉぉ
 ってちょっと待てい!
 AHHHHHHH!?
 雪女(しおりィ)ーーーーーーーーーーーーーー!!(違)
 え、えらいこっちゃ(謎)

香織シナリオ
 基本的には神奈ルートとほぼ同じらしい。
> 亜由美「亜由美はこれでも理系なのよ」
 で、ちょっとうるっとキてしまった……(笑)
 シナリオゲーで自分の持ち場が解かっているキャラというのは痛いよ…。
 ですが、香織には結局心動くことは無く(ぉ

ラストシナリオ

 ドラクエで言う所の「さいごのかぎ」を使って、ラストダンジョンへ突入。
 なかなか面白いな……。歴史は記憶であって時間ではないか……。
 い、いきなり飛んだ(笑)
 セーレス、登場。
 澪(謎)
 アイリア、登場。
 防人(謎)
 ユーノ、登場。
 うそん……(ぉぉ
 サラ、登場。
 やっと打てそうな所が……(マテ
 アマンダ、登場。
 あらあら……(謎)
 ……。
 ……。
 ……。
 頭の中を、ずぅーっと北斗の拳のテーマが流れているんですが……。
> 「なぁにィ~、聞こえんなぁ~?」
> 「漏れの名前を言ってみろ…」
> 「ぁ゛ー、めんどくさいめんどくさい」
> 「運命を切り開く男がいる。天にそむく男がいるッ」
 色んな名ゼリフが頭の中を駆け巡るんですけど……。
 しかし、ケンシロウの世界よりももっと悲しい世界だよコレは……なんて悲しい世界なんだ……。
 たった4年間でこんなに成長してしまうなんてッッ!!((違ぉぉぉ
 来たッッ! やっと来たッッ!
 今までのシナリオがすべて収束していく。き、気持ち良い……(笑)
 この物語の根底にあるのは、時間を可逆としている所にある。時間の可逆というよりも、むしろ可変と言ったほうが俺には解かりやすい。知覚できる事象の積み重ねを歴史と言う概念で時間を可変にしている。ブリンダーの木とは、絶対的な縮尺を用いずに事象を系統立てる、より文学的な統合理論だ。面白い概念だが、シナリオとしての面白さはむしろソコじゃない。
 ユーノ、ユーノが、ユーノゥ!? そ、そんなことが、そんなことがあっていいのか!? 運命のルーレットはかくも過酷な物でしか!? あぁぁぁぁ……あ?
 って、主人公ォォォォォォ!!!!!!(激昂 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理(ぉ…
 ……。
 やっと終わった……(笑)
 面白かったけど、感情移入できなかったのが辛かった。

総括

 シナリオは、非常に面白い。物語の把握に役立ち、セーブロードシステムにもなっている時系列分岐マップが、最後の最後でシナリオの根底に流れる概念のネックになるあたりは凄い。
 どうやって解くんだろうってほど難しい攻略がある(これは関係無いだろうって所をクリックしなければイベントが進まなかったり)ことも確かだが、攻略方法が解かっているのに2~3時間のロスが発生する場合(主にアイテムロスト)もある難儀なゲームシステムはさすがに古いゲームだと感じてしまう。
 まぁ、そんな些細なことよりも感情移入できなかったのが辛かった……たぶん、18禁じゃなかったら、もっとラストで感動してたと思うんだけど……(笑)
 18禁シーンはイラナイけど、シナリオは18歳以上で無いと絶対解からない罠。
 シナリオの設定や背景は凄く良かっただけに、背徳感に耐えられない人には辛い。そういうシーンだけCtrlキーが効かないのは、何かの陰謀なのか?(ぉ
 しかし、これだけは確かに言える。「NEC98ユーザーなら、絶対にプレイすべき」と。
 知ってまったく損の無い凄まじい世界観とシナリオを構築している。