2004-04-14

てのひらを、たいように


 非常に微妙な評価ながらも、なかなか嫌いじゃないトロワを送り出したリメインの作品……かとドメイン名から思ってしまっていたが、どうやらそうでも無いらしい。
 トロワは、プレイ前の期待に応えるほどの良作ではなかったが、なかなかこれはこれでと思う部分も多くあった。なんだかんだ言ってフルコンプしてしまっているわけだし。俺の体力が有り余っていたのだとは思いたくない。
 ここの所、ハズレばっか引いているような気がするので、ここらで一発、真面目っぽいゲームをプレイしてみましょう。ちなみに、このゲームは声のソムリエ先生御推薦だったと記憶している。
 略称などは特に聞かないが、「手のひら」と言われることが多いようだ。

ファーストプレイ

 初っ端からお先真っ暗なモノローグ、BGM、主人公の性格の3点セット攻撃(謎)
 鬱ゲーか……。
> 「実行委員は夏休み入ってからも学校に通うのよ」
 蓮見、登場。
 ロングの髪に勝ち気そうな瞳。って言うか、いきなり蹴り倒される主人公。何も言わず抵抗もしない主人公。ど、どうしろと……?
 もの凄い勢いで無理。
> 「……うそつき」
 佐倉穂、登場。
 主人公の幼馴染みだが、今ではすれ違っても挨拶も交わさないような間柄。まぁ、それはそれで普通にあることだと思うが。
 お下げツインテールの普通の女の子。やっぱりお下げって地味に見えるなぁ……。
 打てないことも無い。
> 「うそつきぃ」
 吉野美花、登場。
 佐倉と同じく、主人公の幼馴染みにあたる間柄だが、すれ違っても挨拶も交わさない。
 黒髪ショートカットの小柄な女の子。
 かなり打つ。シナリオ次第で。
 ここでオープニングムービーが挿入される。色使いやエフェクトのセンスはあるものの、いまいち歌が印象に残らず、テーマ性も薄い。悪くは無いが絶賛するほどではない。それよりも、キャラクターの見分けに苦労しそうなのは気のせいなんだろうか……。
> 「ふんふ、ふんふんふんふんふ~んふ~ん♪ わっ、わっ、うわぁあ~♪」
 夏森永久、登場。
 名前はトワと読む。ロングストレートの髪に、天然スタイルのメインヒロインらしき存在。永久は主人公と昔に面識があると言うが、主人公はそれを覚えていない。
 また微妙なコースに投げおって……まぁ、打てない事も無いが。
 蓮見はムカつく性格である。思わず顔面にグーでパンチを入れたくなるが、仮にも女の子なのでそれは我慢である。それでも、主人公は我慢しすぎである。俺は打たれ弱い子なので、降りかかってきた火の粉は払わなければいけない。主人公のように火の付いたお灸を足でグリグリと踏み消されても耐えるなんて出来ない相談なのだ。声のソムリエ先生がお薦めになったのはこれが原因か。
 蓮見が教室でコケるシーンがあるが、しましまを確認しました。あのキツい性格にしましまと来た日にゃあ、ナスティ・ボーイもブラジルカーニバルの勢いでお喜びのことでしょう。
 佐倉と吉野は、主人公と幼馴染みであり、主人公のことを恨んでいる模様。尚且つ、永久は主人公の幼馴染みであるが、主人公はそれを覚えていない。そろそろシナリオが読めてきました。開始10分で。後がつかえているので次行っていいですか。
 蓮見はムカつく性格である。いやマジで(ぉ) またまた思わず顔面にグーでパンチを入れたくなるが、仮にも女の子なのでそれは我慢である。休日出会って見るとひらひらだったりするので、かなり危険だ。しましまの次はひらひらと来て、俺まで狙ってるんじゃないかと気が気ではない。だから、視線がクギヅケになってしまうのは致し方無いのである。摂理であるからして。
 シナリオが展開。
 案の定、主人公の止まっていた記憶が再開し、現状復旧と原因究明に動き出す。
 佐倉穂波、登場。
 苗字から解かるように穂の母親。ポニ子。超ポニ子。見た目22歳前後。どう考えても穂という子供がいるとは思えない。自宅喫茶店のオーナー兼ウェイトレスもやっており、制服エプロンが眩しい。主人公の初恋の人だったりするのが危険な香り。未亡人。
 ボイスもちゃんとあてられているが……攻略可能条件も満たしているが、しかし、攻略対象キャラではないだろう。俺の希望的観測だが、このような類のゲームで親子丼はしないだろう。むしろスルナ。
 だから、塾長もナスティボーイも枕を濡らすことになる(ぉぉ
 って、え?
 いつものファーストプレイと同じく、"自分が正しいと思う選択肢"を選んでいってどうやら永久シナリオかなぁ……と思い始めていた矢先にバットエンド。
 サクッと終わっているように見えて、これだけで5時間は軽くかかってます。

永久シナリオ

 キーキャラクターの素性やら何やらが一切不明。こういうのは俺的に気持ち悪いので、先に解決することにする。つまり、夢のつばさで言うところのしずくだ。まぁ、しずくほどではないにしても(永久の言動と設定から予想はつく)理不尽な謎はいけない。常識的な範囲内での謎であれば楽しみとして後に取っておくのも良いのだが、予想付いてるんだけど前提条件、ってのは気持ち悪い。それに加えて蓮見も理由が無い。蓮見の場合は行動に伏線すらない。サブキャラなんでの一言で片付けていいレベルのシナリオ介入度ではないので、こちらも気になる所。
 永久は、幼馴染みに冷たくされてもめげない痛い系の明るいキャラクター。ロングストレートの金髪に、アホ毛を1本装備している。お気楽極楽娘。
 永久のことをようやく思い出し、二人の幼馴染みへと歩み寄る主人公。主人公にも少しはやる気が出てきました。やはり護るものがあると変わるのか。
 穂は的確にあしらわれて攻略難易度は高そうだが、美花は「バカミカ」と主人公に言われるように、子供なのでお近づきになるのは簡単である。美花は見た目的にも、俺が萌えそうなもんだが、性格がわがまま過ぎる……いや、わがまま言われるのは嫌いじゃないのだが、クラス一丸でシカトされるぐらいの我が侭ってどうよ? 漢なら耐えねばならんのか……。
> 美花「む~! パンふたつって言ったら、普通のパンともうひとつは甘いパンに決まってるじゃん。おーちゃんって、やっぱり使えないよ」
 キ、キレそうになるのは俺だけ……?(ぉぉぉ
 チョップする主人公は正解だよね? ね?
> 美花「あ?」
> なにかに気がついたようで、でもまだそのことがうまく理解できなくて。
 声優さんグッジョブ!!
 いやぁ、激萌え激萌え(ぉぉぉぉ
 ……って永久シナリオだっけか?(マテ
 美花が大事にしている花壇が何物かに荒らされている。しかも夜に。
 と言うことで、その現場を抑えるべく永久と美花と主に夜の学校へ行くことになる。美花がひらっひらの白いワンピースで登場。あかん。これは打たざるを得ない。無理。俺には回避できん。よーしパパ、5階席目指しちゃうぞ~。しかし、性格に難があるので素人にはお薦めできない諸刃の剣。
 日曜日、永久も私服で登場。
 お前も真っ白の襟付きのワンピースにカーディガンを袖だけ通した肩見せスタイルかよ……。やべぇ……(ぉ
 美花が私服時にいつも肩から下げているポシェット。「美花バッグ」と言うらしい。ポシェットよりも大きいスコップが入ってしまうらしい。なるほど、4次元か……。
> 明生「お前はほんっとに美花だな。どうしてお前はそんなに美花なんだ!」
 (;´Д`)<キた……(ぇー
> 美花「ねぇねぇ、おーちゃん。かっわい~でしょー!」
> やわらかい生地がふわっと浮かんで、白いひらひらがちらっと見えて、直後にくるくるっとスカートが巻かれる。
 美花ぽんグゥッジョブ!!!
 穂の喫茶店(ハーヴェストと言う)を盛り上げようと美花と永久がハーヴェストの制服を着て登場。穂や穂波が以前から着ているので制服に目新しさは無いのだが、その制服が可愛いと見せ付けてくる美花ぽんのナイスアクション。まさに、ハーヴェスト・イノベーション!!(謎)
 ただ単に美花がクルッと回っただけなのだが、だけなのに何故? 何故じゃない! どうすればいいんだ!!(意味不明)
> 永久「えへへへへ~。当たっちゃったぁ~」
 その笑い方、ドラえもんにしか聞こえないのは俺だけ……? しかもなんかムカつきますよ……?(ぉぉ
 つーか、このゲーム長い。総プレイ時間にして10時間ぐらい行っているだろうか? まだ起承転結で言う転が見えて来ない。結は解かってんだよコノヤロウ。
 でも、退屈な感じはしない。素直に面白い。感覚的には風の唄が近い感じ。テンポはまったりしながら、心地良く萌えられる。
 4人組で夏の海へ。
 永久は真っ白のワンピース。肩紐の部分に大きなリボンが付いていて可愛らしい。まぁ、普通?
 穂は水色のストライプのビキニ。物語中でも言われているように、ナイチチ過ぎる……。まぁ観点を変えればこれだって立派なしましまなので、万事オッケー(何が)
 美花はピンクのワンピース。どことなくチャイナっぽいようなそうでないような……と思っていたら、横からのCGがあって、それを見ると超犯罪チックな水着……まぁ、美花だからいいのか……? いや、ダメだろう。
 成瀬凛、登場。
 主人公の兄貴分である順哉の幼馴染み。ツインテールで、主人公たち(穂・美花・永久)より年下らしい。性格は明るく、美花よりはしっかりしているようだ。って言うか、何故スク水……?
 打てるのだが……打てるのか?(ぉ
 床与更紗、登場。
 黒髪ショートボブの唯一のお姉さん系キャラ? ぽやぽやとした雰囲気は永久よりの性格。ビキニがとてもお似合いでらっしゃるボディラインは他キャラと一線を画する。
 打てるのだが……超飛ばすよ?(ぉぉ
 常盤恵、登場。
 永久のクラスメートで、主人公にとってもクラスメートになるうだろうが接点が無い。よく日に焼けた健康的な肌にショートボブの髪型も爽やかなスパッツ娘。
 ……衛?(ぉ
 永久たん、しましま確認です! 俺に任せろ!(*ノノ)
 しかしどうして、えちぃシーンのBGMで、夢(NHK教育の5分CG番組)で流れるようなドリームドリームな曲調なのですか? テーマはオモチャの国でつか?
 濃密なえちぃシーンじゃなくて、恋人同士がじゃれあうような感覚の延長。そこへ、オモチャワールドみたいなBGM……やべぇ、超ヤベェ。ここを流れる雰囲気が超ヤベェ。キャラクターの設定と容姿ではなく、雰囲気と音楽から背徳感を醸し出すとは、恐るべしてのひら!!
 ……。
 シナリオは謎を解き明かしながら、アツいシーンもあったりして面白かった。総プレイ時間15時間だったが、飽きることなくエンディングまで行かせてくれた。
 だが……あまりに思わせぶりな永久にさらなるトゥルーエンドの予感……。しかもかなり嫌な予感……orz

穂シナリオ

 では次は、メーカー公式推奨攻略順序(オープニングムービーに登場する順番)である穂シナリオから行ってみよう。
 穂はボーイッシュで勝気系のキャラクター。幼馴染み4人衆では、突っ込み役。ショートカットで極端にナイペタ。これは母譲りらしい。
 しかし、永久シナリオの後では……美花との熱いとらいあんぐるハートを希望(ぉぉぉぉ
 選択肢が増えている。
 1周目が終わったから選択肢が増えるのか。どうも、穂と美花の分岐のような選択肢なので、ファーストプレイは永久オンリーだったのかも知れない。
 しかし永久シナリオにて、穂と美花の問題も解決してしまっているため、ここからどうシナリオを動かすのかが問題だ。言うなれば、どこ青の逆バージョンだ。どこ青はそのキャラのシナリオの際は他キャラは放置プレイ、てのひらは永久シナリオであっても穂と美花の問題をクリアにしている。周回プレイの楽しさもあるので、どっちが良いと言うことではないが。
 穂波さんはA以下らしい。
 娘に負けるわけには行かない、と牛乳を毎日飲んでいる穂波さん……いい(ぉぉ
 って、やっぱり穂波さんは攻略対象じゃないんだよねぇ……惜しいなぁ。
 穂と天体観測。
 流星雨の夜、静かな丘の上、願い事の当て合いと、あきらかにロマンチックなシチュエーションだが、穂から衝撃的告白。
 直球キタ────(゜∀゜)────!!
 って言うか。
 男ラシ────( ゜Д゜)────!!
 いや、まじで……。
 そして、穂が流れ星に祈った願い事。幼少の頃に祈ろうとした願い事。
 ……こ、この頬を伝う熱いものは一体……!?
 シナリオは永久シナリオ(永久シナリオと言うより、幼馴染み3人のシナリオなのだろう)と同じ道を歩む。クライマックスも一緒。
2周目でも普通に面白い。1周目では解からなかったセリフとかもあるしなぁ。

美花シナリオ

 では当日記のメーンイベント(ぉ)、美花シナリオから行ってみよう。
 素人にはお薦めできない我が侭いっぱい夢いっぱいの脳天弾丸娘。
 見た目的には5階席なのだが、果たしてこの性格……ギリギリのコースを狙う内角低め。下手をするとヒザが砕けるぐらいのデッドボールかも知れないが、漢は黙ってフルスイングなのだ。
> 美花「美花の花はいつ咲くのかな?」
 ふむ。
 咲かせてみせようホトトギス。散らせてみせよう美花の花。
 永久や穂への告白シーンは引っ張って引っ張って盛り上げてシチュエーションまで整えていったというのに、美花は……そうなのか。それでいいのか。
> 明生「だから、そ、そこで照れるなっつの! あ、明生チョーップ!」
 もともと恋愛談義や下ネタ系の話にはとことん弱い美花。主人公と付き合い始めることになると、一緒にゲームしてて指が触れるだけで照れる美花。そして、それにちくいち反応する主人公。
 ……(・∀・)イイ!(ぉぉ
 あー、もぅ、初々シ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉぉ
> 美花「てへへへ。じゃ、じゃねー!」
 声優さんグッジョヴ!!
 うっはぁ……なんてひらひら度だよ!(ぉ
 無問題って言うか大満足。
 しかも美花もしましま確認! OKOK。素晴らしいゲームだな!
 つーか、ひらひら度75%(4人中3人)に対して、しましま度100%(4人中4人とも)って、こりゃ俺よりもナスティ・ボーイに薦めるべきじゃなかったんだろうか? しかも、また俺はこんなロリ娘に萌えていいのか? いやダメだろう。ABCでその問題は解決したはずだ!
 ……待てよ?(MMR)
 俺は大変なことに気付いてしまったかもしれない……このゲームを薦めてくれた声のソムリエ先生の頭文字はM、このゲームを今プレイしている俺の頭文字はI、ひらひら度よりしましま度が勝っているこのゲームの現状を踏まえるとナスティ・ボーイの文字が思い浮かび、彼の頭文字はK、そこへオンリーワン属性を掲げる俺の属性的特性を顧みて単一称のAを加味すると、そこから導き出される単語は……MIKA。
 ……! 
 つまり、俺が美花に萌えてしまうのは「1+1=2であることより正しいとされるノストラダムス先生の予言」級の自然の摂理だったということだよ! そう、これは声のソムリエ先生が指示して下さった言わば神の啓示だったんだよ!!
 ……な、なんだってー!
 おかしくないのに「待てよ?」が出ちゃう(ぇー
 美花と付き合うようになったことが発覚した時の穂の視線がとても痛いのですが……(ぉぉ
 シナリオはもちろん永久・穂シナリオを踏襲したもの。たいした変化は無い……と思いきや。
 野外キタ────orz────!!
 しかし、美花より穂のほうが微妙に犯罪クサイ気がするのは、やはり穂のアレか……(謎)

永久トゥルーシナリオ
 解明されていない謎はまだある。
 永久・穂・美花シナリオでの、最後の永久の行動だ。こんなあからさまな伏線があって、その先に何も無いなんて到底信じられるものではない。
 当然ながら俺は突き進む。山があるから登山家は山に登るのだ。道があるから人が行き交うのだ。期待のシナリオが見えるからゲーマーはプレイしてしまうのだ。
 シナリオは、永久シナリオを完全に踏襲する形になる。
 最初のプレイでは、シナリオ終わってしまった場所。ハッピーエンドに見えて、あまりにも怪しい伏線が張られていた場所。その場所を越えて、また新しく物語は展開していく。
 ……めちゃめちゃ面白かった。(ぇ
 いやすまん。つい没頭しすぎて、殆どつっこむ部分もなく、感想を書き綴ることなくエンディングまで到達してしまった。ラストはちょっと急ぎすぎって言うか、突っ込む隙も無いほど神速でシナリオが閉じてしまったが、それでも満足。大満足。それに至るまでのシナリオで楽しかったし感動もした。僕らの七日間戦争は大好きさ。
 やはりこうでなくてはいかん。予定調和に包まれながら小粋なワクワク感を持続してくれた君に乾杯。感想として短すぎるのは申し訳ないのだが、このゲームは充分に俺を癒してくれたと心から言える。

更紗シナリオ

 このゲームはスタートさせる時、「てのひらを、」をクリックするとシナリオへと入る。
 そして永久トゥルーエンドを迎えると、「たいように」と言う選択肢が登場し、てのひらシナリオはさらに深みを見せてくれるのだろう。
……主人公が変わってる(愕然)
 視点は、「てのひらを、」編で主人公を務めていた明生が兄貴分として慕っている順哉。つまり、更紗や凛が攻略対象となるのだろう。
 どうやってシナリオが展開するのだろう。何か自分より強いヤツに出会ってしまったサイヤ人のように、ワクワクが止まりません。
 淡々と日々が過ぎていく。いや、明生視点シナリオと同じシナリオを順哉視点で進めていることは解かる。ただ、もともと明生と順哉にはほぼ接点が無いため、全てが新規テキスト。明生のシナリオは前提条件として進んでいくのか。
 凛が私服で登場。ピンク色のひらひらワンピースである。これでひらひら率は80%(4/5)まで増加し、ますます加熱するてのひら熱(謎)
 このままいくと、また吼えさせられそうだ……クスクスクス(マテ
> 「ボクたち、友達だよね……」
 いやぁ────(*ノノ)────!!(ぉぉぉ
 しまった……。俺としたことが、主人公・視点・人間関係が全て変わってしまったことで油断して更紗と凛で迷ってしまった(ぉぉ
 つーかね、どちらも魅力的過ぎるんですが……。

再・更紗シナリオ

 さて、再スタートさせ、選択肢を完全に更紗に振っていく。
 最後まで残っていた更紗が私服で登場。期待を裏切らぬ素晴らしいひらひら度。ひら比率85%(5/6)ってオイオイ、マジでか……OK、ひらゲー認定。いすお兄さんの萌えゲー日記も実に長い冬の時代が訪れていたが、昨年のクロスチャンネル以来に大ヒット作品を引き当てましたよ!? 神に感謝です!!
 色々と伏線の置かれた日。更紗と夏祭り。
 更紗が薄桃色の浴衣姿で登場。マジ、普通に可愛いやんけ……(ぁ
 順哉視点でさとりの謎を解いていく。
 しかし、新しく何かを知るということではなく、順哉の視点で解けていく。
 人によってはかったるいだろうか。まぁ、それなりに面白いんだが。
 神主さんごめんなさい!! 神聖な境内を汚してしまって超ゴメンナサイ!!
 若い二人にアナタの視線は気付かないんです! 関係無いんです! ひらひらなんです!!(
ヨッシャァァァァ)
 嘘でつ……。
 更紗は普通に可愛いんだけど、深刻な話をした後に野外はあかんやろ……(笑)
 シナリオはそれなりに面白かったが、今一つ。
 相変わらず、それまでの引きに比べてクライマックスが超神速で閉じていくのがちょっと不満。

凛シナリオ

 さて、手のひら日記もついにラストバトル。
 凛シナリオへ参りましょう。
 凛は、ショートツインテールのロリっ娘。ちょっと……いやかなりデコ娘。制服が違うところから見て中学生なんだろうが、さすがに本編中ではそのことについての言及は無い。主人公(順哉)のことを「兄ちゃん」と呼ぶ。
 だが、美花のおかげでそんなに幼い感じはしない。美花が極端すぎるだけか。
 順哉君……「まてよ?」が多すぎますよ? そんなにMMRしなくてもいい。拙僧は「ふむ」を期待しています。
 そんな中、凛たんもついにしましま確認。全キャラ確認した所でひらひら率85.7%(6/7)、しましま率85.7%(6/7)の驚異的数値をマーク! よーし、手のひらをしまひらゲーとして認定しよう!!(謎)
 まてよ? まてよ? とかなんとか言いつつ、物語は進んでいく。まったく変わらないシナリオが(ぉ
 変化形として、「いやまてよ……?」「まさか……?」「しかし、まてよ?」などがあるが、シナリオは変わらないのだ。って言うか、「まてよ活用」なんか変えなくていいから!
 凛たんとお泊まりキタ────(゜∀゜)────!!
 って、うはぁ……ABC体型は駄目だろう……。
 がふっ(吐血)
 そんな場所に移動でつか……せ、石鹸プレイでつか……コォォォ(溜め)
 グォォォ────_| ̄|○────グォォォ────(;´Д`)────グォォォ────(*ノノ)────!!
 な、ナンテコッタ!(謎)
 BATH-ROOM IN MY DREAMS(死)
 まさか、そう来るとは思わなかったぞ……さすが、しまひらゲー。
 ごふっ……ごふっ……私も、もう長くないようだ……(謎)
 一応、凛もシナリオの関係者ではあったが当事者というわけではなく、またそれが「たいように」シナリオである理由も今一つ解からない。
 相変わらずの神速スピードでクライマックスが過ぎ去っていく……。
 強烈なエンディングCGを遺して……(ぉ
 エンディングCGは数年後の凛。さらさらショートヘアーに、すらりと成長したひらひらややある娘に変貌していて、ホームランボールでした……。

総括

 では、総評。
 シナリオは根本に関してはとても面白いものだと思った。ただ、それぞれのキャラシナリオに独自性が足りない。それぞれのシナリオで独自のテーマを持たせるべきだっただろう。そして、クライマックスもきっちりと作りこむべきだった。言葉では表現できないから、というのは理由にならない。それを表現してこそ優れたテキスト、良いシナリオとなるのだ。しかし、それぞれのキャラクターはきっちりと書き分けられていて、まんべんなく萌えた。
 CGはよく描けていると思う。背景は実写取り込みかと思う場面もあった……いや実写取り込みなんだろうか? 人物については、パッと見では書き分けられていないような。ただ、テキストがそれを補ってくれるので問題は無い。まぁ、なんと言ってもしまひら率85.7%。これに尽きるがね(ぉ
 音楽は良く出来たほうだと思う。場面場面に合っている。また、印象的な曲もチラッとだけあった。出来不出来がある、と言ったほうが良いだろうか。
 システムは問題無く動作する。使い勝手が極端に悪いわけでもない。
 総じて、永久トゥルーシナリオと、しまひら率85.7%がてのひらの全てであると言える。(ぉ

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