2011-02-02

フリーのレンタルWikiサービス比較

 ちょっと触れてみる機会があったので雑感など。

■livedoor wiki
 国内ポータル系では初のレンタルWikiサービス。
 デザインの自由度が低く、フォントサイズを一つ小さくしたいと思っても無理。ユーザー側でCSSを設定することができない。まぁ、フォントサイズを小さくしたら広告が大きすぎて見るに耐えないのであるが。
 また、プラグインもあまりない。commentやincludeと言ったWikiらしい便利なものが使えないのが痛い。別途ページコメント機能はあるのだが、あまりに使いづらい。
 動作自体はそこそこ軽快だが、広告類のスペースがバカでかいのが難点。グラフィカルなアクセス解析機能なども無駄の極みである。

■Google サイト
 ご存知Google先生のサイト作成サービス。
 Wikiとは謳っておらず、一般的なWiki構文は使わない。通常はエディタが自動的にHTMLタグを生成してくれるのだが、余計なタグ要素がもりもり突っ込まれるのが使いづらい。tdのwidthとか勝手に入れて1行表示で済む所を改行させたりしてくるのが面倒事を増やしてくれる。
 Wikiの編集はgoogleアカウントを持っていて、かつ、許可されたメンバーのみ可能には出来る。が、ページごとに閲覧可・不可などの細かい設定は出来ない。サイト全体で閲覧可・不可の設定は出来るので、サイト内にメンバー専用のページを作りたい場合はサイトを2つ作れと言うことだろう。面倒である。許可・ログインも2回必要だし。
 そして極めつけは、ページの履歴や投稿ログなどに使われる名前。googleアカウントの姓・名を勝手に使用される。Wikiの更新履歴を表示したら、俺の名前がズラッと並んでた。ログアウトした状態でも当たり前のように表示される。googleアカウントは「姓」と「名」の入力を強要してくるので単純なニックネームやハンドルネームを使っている人には驚異的に使いづらい。そもそも個人情報丸出しである。googleアカウントにはせっかく「ニックネーム」と言う入力項目があるので、そちらを引用するようにして欲しいものである。
 サイトの表示、サーバーの動作は非常に軽快で素晴らしい。ここはさすが google さんと言った所か。

■@wiki
 個人で運営しているらしいレンタルWikiサービス。
 細かな設定項目と豊富なデザインテンプレート、CSSの自由度などを兼ね備えた優秀なサービスとなっている。
 ただ、動作は微妙に重い。プラグインを多数取り入れているので致し方ない所だろう。
 優秀なサービスではあるんだが、誰でも改変可能なWikiという性質のサイト運営にあたって、そのサービスの地盤となる信頼性から言うと、やはり企業製のものを使いたい所ではある。

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