2002-04-01

Final Fantasy X


 ハードをプレイステーション2に移行して登場した、FF10。PS2普及の起爆剤となり、DVDプレイヤーとしてPS2を使っている家庭も多いようです。
 FF9はレビューしないままクリアしてしまいましたが、今回のFF10は一応メモを取ってありますのでそれを纏めてレビューにしたいと思います。
 主人公はザナルカンドという繁栄を極める都市に住む青年。ブリッツボールという水球のような競技チームでエース役をかっています。このブリッツボールはザナルナンドを含む全世界に広まっているスポーツのようで、現実で言えば野球やサッカーのようなスポーツです。そんなスポーツチーム「ザナルカンドエイブス」のエースですから、その人気たるやスーパーヒーロー級。現実で言えばイチローのような存在なのです。
 ストーリーは、上記のような主人公ティーダが突然ザナルカンドを襲撃した怪物「シン」に呑みこまれるところから始まります。
 FF6から始まった、シナリオ導入部分の近代化。現実に生きるプレイヤーをゲーム世界に引き込みやすくする目的なんでしょうけど……今回はあまり現実味がない(笑)
 ムービーは今回もやたらと綺麗です。激しく進化していますね。特に水を表現するグラフィックは驚異的に美麗。海とか波とか水しぶきとか。
 シンに呑みこまれたティーダは、海辺の遺跡に漂流。
 この遺跡のダンジョン……やたらと画面が暗すぎ!
 部屋の明かりを消してTVの明るさを最大にしないと背景の描き込みが見えません。普通に歩くことすらままならない状態で、壁に当たりまくりながらの捜索となりました。
 ザコモンスターとかボスモンスターはシナリオ序盤らしく弱過ぎるので特に無し。
 謎の言語を話す人間たちと別れ、ティーダはまた漂流します。今度は珊瑚が綺麗な海に漂着しました。
 その村の名前はビサイド村。
 そこでブリッツボールチーム「ビサイドオーラカ」を率いるワッカ、召還士ユウナ、魔道士ルールーと出会います。その後はロンゾ族のキマリが仲間に加わります。
 召還士は旅をして召喚獣を集めて修行し、シンを倒すんだとか……。その召還士の旅のお供がガードと呼ばれる守衛役で、ユーナのガードはワッカとルールーだそうですが、ワッカはブリッツボールを終わらせてからガードになるようです。
 だからと言って戦闘で戦ってくれないわけでもないので安心。
 しかし、ワッカの戦闘方法がただボールをぶつけるだけと言う非常に殺傷力のないものなのが気にかかる……ボールはゴムボールっぽいし。
 ルールーの通常戦闘もぬいぐるみがモンスターを襲うというある意味怖いものですが、ルールーは魔法戦闘が主力なのであまり気になりません。良いでしょう。
 キマリは槍が武器でなかなか良い感じなのですが、いかんせんオーバードライヴ技が使えない「敵の技」……。
 ユウナは召還士ですが、白魔道士でもあり主に回復役ですね。今回の召喚獣は「ただ召還して攻撃するだけ」というものではなく、パーティーと入れ替わってコマンド入力戦闘するもので、MPは消費しません。序盤は圧倒的な戦闘力で頼りになるというかゲームバランス崩してます。
 なので、ザコ戦闘では多用することなく進めることにしましょう。ボス戦闘では召喚獣オーバードライヴ技1発でカタがついてしまうことが多いのですが、ボス戦は面倒なので多用するということで。
 ザコ戦闘で頃合いを見て召喚獣のオーバードライヴゲージを満タンにしておき、ボス戦闘でオーバードライヴ連発というのが、今回のFF10の簡単な攻略方法でしょうか。まぁ、特殊な例もあるでしょうけど。と言うか無いとつまらん。
 さて、今回のFF10はレベルアップという概念がありません。
 モンスターとの戦闘で貰えるアビリティポイントが溜まるとスフィアレベルが上がるシステムです。このスフィアレベルを消費してスフィア盤というステータスアップをさせるボードの駒を進めてステータスアップ、または魔法などを習得していくシステムです。
 このスフィアシステム……意味もなくやたら面倒くさい。 スフィア盤は各キャラクターほぼ一本道のボードゲームなので、決まった成長しかしないくせにスフィア盤を移動させてスフィアを消費しないと強くならない、かなり面倒なシステムです。
 このスフィア盤がボードゲームらしい役割と働きをみせるのはラスボスが終わってから(1本道が終わる頃のステータスだとラスボスも楽勝)なので、普通にシナリオを進めていく上では邪魔で煩雑なことこの上無いものです。
 正直、「オートで進んでスフィア消費」みたいなコマンドが欲しいところ。
 シナリオのレビューに戻って、場所はルカ。
 ちょっと場所が飛んでますがあまり気にしないで……(笑)
 特にツッコミどころや感慨深い所が無かっただけですので。
 ルカの街は広くて分岐が多いですが、マップ画面の赤い矢印に進めばイベントが進みます。
 ルカではアーロンが仲間になります。
 メガネを掛けて赤マント。しかも片眼……。あまりに狙い過ぎなキャラクターですが、俺的にツボ。
 これからのメインパーティは「ティーダ・ユウナ・アーロン」で確定です。
 ですが、モンスターの属性・特性がハッキリしすぎているので、飛行モンスター系にはワッカ、プリン・エレメンタル系にはルールーを使わざるを得ないですか。
 この後、ミヘン街道を突き進むあたりから、ようやくファイナルファンタジーらしくなってきた気がします。
 ここを越えるとFF10シナリオ前半のヤマ場、ミヘンセッションが始まります。
 TV-CMでも使われていたムービーシーンがありますが……寺院や討伐隊の方々はもう少し戦い方を考えた方が。
 800年間何してやがったコノヤロウドモ。あれではシンのコケラと戦うのが精一杯だろうに……。
 ティーダたちの物語としては中々に盛り上がる部分なのだが、この戦いの有り方に興醒めだって(;´Д`)
 幻光河でリュックが仲間になる。
 ようやく「盗む」要員のリュックが登場だ。非力だが、アビリティコマンド「使う」のアルベド回復薬や、オーバードライヴ技が有用で、しかも水中戦闘も可能なシナリオ後半以降に特に役に立つ戦闘キャラクターだ。「盗む」ばっかりやっててもイイが、シナリオ中(ラストバトル)までは前述の通りティーダ・ユウナ・アーロン主体で行こう。それから育てよう。
 段々とユウナの物語が明らかになってくる。悲しい話だとは思うがティーダが気付かないのでもどかしいばかりだ。
 グアド族のシーモアと一悶着あったりするが放置して雷平原へ。
 雷平原の雷はムカツク……こういうウザッたいダンジョンが一番嫌いだ……(笑)
 ○ボタンを押したはずと思っても雷に当たったり交わせたり。ボタンを押さなければ間違いなく雷に当たるのでボタン判定はあるんだろうけど……。
 次に敵のグラフィックが手抜きなマカラーニャの森。
 このダンジョンでは「チョウ探し」なるイベントがある。これも正直面倒だよ……いまだに未クリア。
 ここを越えると召喚獣がようやく4体になる。ヴァルファーレ、イフリート、イクシオン、シヴァ。今回も雷親父(ラムウ)は不在の模様。イクシオンが出てくるまで、ヴァルファーレは雷属性だとばかり思っていたり(笑)
 砂漠に1人で飛び出してから仲間集め、そしてアルベドのホームへ。
 やはり今回もシドは健在! FF7のような熱いオヤジ仕様のシドになっている。しかもリュックの親でユウナの親戚。
 アルベドのホームを放棄して飛空艇をゲット!
 そのままユウナ救出のために聖ベベル宮へ。
 この時のボス戦(エフレイエ)で初めての全滅を喰らう。ユウナがいない戦闘なので召喚獣に頼ることも出来ず、また回復がアイテムオンリーとなっていた。これまで、ボス戦は殆どが召喚獣のオーバードライヴの一発に頼っていたかが浮き彫りに……。
 聖ベベル宮を出た後、FF10のイメージソングにもなっている「素敵だね」が流れる長いアニメーションムービーシーンがある。
 いや……こんなトコならティーダくんもユウナちゃんも堕ちちゃうダロ……(ぉ
 素敵だねと言うか……素敵過ぎと言うか……(笑)
 あれ? シヴァの次の召喚獣はバハムートですと?
 リヴァイアサンはどこへ逝ったんだYO!
 FF7からリヴァイアサンがやたらと不遇な扱いを受けているような気がするのは俺だけですか。
 FF5あたりでは空の王(バハムート)と海の王(リヴァイアサン)の双竜王だったのに……。
 次はナギ平原。今までのフィールドダンジョンマップに比べて非常に広大な領域を持つ場所だ。シナリオ後の楽しみに色々とありそうな場所である。
 ここではおなじみのモルボルやクァールが登場する。HPの低いクァールはともかく、モルボルは超強敵なので要注意だ。モルボルの「くさい息」を喰らうとほぼ間違いなく全滅コースだ。リボンみたいな防具は無いのかなぁ……。
 ナギ平原ではモンスター訓練場なるものがある。ラスボス後はこれで楽しめそうだ。
 ナギ平原を越えてガガゼト山へ。いまいち役どころの無かったキマリの物語がある。幼女誘拐疑惑?(違)
 ティーダが夢の中をさ迷ったりしてシナリオが明らかになる。
 このあたり、シーモアを含めてボス戦闘がキビしいものになってくる。特に聖地のガーディアンは強力だ。「くさい息」に似たステータス異常攻撃の「フォトンウイング」は最悪。
 この後、ついにシンとの最終決戦に突入。セーブスフィアがあるところなら飛空艇へ戻ることが出来るので、10連クリスタル直前までのラストダンジョン攻略は可能。
 さすがにラストダンジョンらしく、ザコ敵が強力。一番嫌なのがキングベヒーモスの「メテオ反撃」か。全員に4000ぐらいのダメージを食らうので、HPの低いうちはリレイズが必須になる戦闘だ。リレイズを使うのが嫌なら逃げるしかない。また、モルボルグレートの「くさい息」も辛いし、デビルモノリスの「ファラオの呪い」も厄介だ。
 シンとの最終決戦の後、感動的なエンディングが待っている。ユウナの語りに思わず涙。FF10インターナショナルのCMでも使われていたアレだ。
 さて、クリア後の楽しみはこれからだ。
 隠し召喚獣を全部揃えよう。バージ・エボン寺院(入り方などの詳しい解説は攻略本や攻略サイトを見て下さい)でアニマをゲット。
 アニマが取れない場合は、どこかの寺院の試練の宝箱を取り忘れている。後からでも試練に入ることが出来るので再アタックしてください。
 ちなみに、アニマのオーバードライヴは殴りすぎである(笑)
 アニマを取ったらナギ平原のレミアム寺院でメーガス三姉妹をゲット。
 そして七曜の武器を集めよう。七曜の武器とは、FF6からあるアルテマウェポンのような武器のことだ。それぞれ第2段階まで成長させないと使いづらいので、主力メンバーの武器は成長させておきたい。出来るなら全員分……と言いたいところだが、ワッカ(ブリッツボール)、ルールー(雷平原)、キマリ(マカラーニャ)あたりは非常に面倒なこと極まりないので放置しておく。
 となると、自然に主力はティーダ、ユウナ、アーロン、リュックの4人になる。正宗の「さきがけ」はなかなか有用だがゴットハンドの「ギル2倍」のほうが美味しいので、ティーダ、ユウナ、リュックが主力メンバー。リュックの調合も便利なことだし。
 七曜の武器が集まったら、モンスター集めだ。
 へんぴな所にしか登場しないモンスターもいるので頑張るしかない。俺はキノコ岩街道のガルダ、ジョゼ街道のシームルグ探しにてこずりました。
 ガガゼト山のモンスターまではサクサクッと集まっていくと思うが、問題はラストダンジョンとオメガ遺跡。ここはある程度強くなっていないと倒すことで精一杯になってしまうので、レベルアップが先決になる。
 ラストダンジョン到達付近でのレベルアップなら、サボテンダー狩りが一番か。HP800程度でアビリティポイントが8000も貰える美味しい敵だ。最大で3体まで出現するので、サボテンダー3体+AP2倍アビリティでスフィアレベルは6ぐらい上がる。
 サボテンダー狩りに飽きたらラストダンジョン、オメガ遺跡の攻略に入ろう。ここでは普通に敵を倒していくだけでスフィアレベルは1~2ずつ上がっていく。
 他にも「ドライブをAPに」を使った裏技的レベルアップ方法もあるらしいが、俺は使ってないのでよく知らない。モンスター集めをしていれば自然にレベルも上がっていってくれているし。
 モンスター訓練場オリジナルの「すべてをこえしもの」が見たいのですが、まだまだ見れていません。つーか、モンスター訓練場オリジナルモンスターはどれもこれも強すぎ……一撃で20000とか30000とか喰らってどうやって倒せっちゅーねん(笑)
 ま、ある程度強くなればそれなりに戦えるようになってきました。「オートヘイスト+アルテマウェポン+クイックトリック」で30万ダメージぐらいまでなら頑張れるようになってきたので、後は運次第か……?
 もはや、シナリオ本編のラスボスなど1分もたたずに瞬殺してしまうのがFFらしいヨ(笑)

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