2004-11-03

Clover Heart’s


 昨年からK氏より薦められた作品。
 やろうやろうと思いつつもう1年も経過してしまっていた。本当に申し訳ないのだが、どうやったらサダハルを越えられるんですか、教えてナスティ・ボーイ。
 メーカーは違うがあの月陽炎の後継と言われているそうだ。これは期待せずにはいられますまい。色んな意味で。
 「ふむ……」は最高です。また聞きたいね。いや言いたいね。
 略称はクロハ。

ファーストプレイ

 ゲームを起動させるといきなり本編が始まる。天12や初恋もそうだったように、物語を魅せる作品に多い手法だ。期待せざるを得ない。
 当然ながら世界観も何も解かったものじゃない。思いっきり突き放されながらオープニングムービーへ突入。
 えーと……。普通に男キャラも紹介されてますが、こんな若僧が「ふむ」とか言うの?
 ありえねぇ……。
 ありえねぇよな……って事は、このゲーム、ハズレか……?(ゲームの可否を「ふむ」だけに絞らないように)
 円華、登場。
 清楚な雰囲気を持ったお嬢様な先輩。長髪ロングにカチューシャと、メインヒロインとしての風貌を備えている。そして、学園でも人気のアイドル的存在らしい。メインヒロインとしての背景を備えている。
 主人公はこの円華と付き合っているらしい。と言うか初っ端から突き合ってました。天12チックに。
 主人公はよく解からないがお坊ちゃま的なご身分らしい。兄に白兎、読みはハクト。見るからに気弱でひ弱な兄である。
 執事にロベルトという男がいる。恰幅の良いオジさんである。
 莉織、登場。
 青いリボンの金髪ツインテール少女。落ち着いた感じの口数少なめな少女だ。
 玲亜、登場。
 赤いリボンの金髪ツインテール少女。明るい性格のイタズラっ娘だ。
 ツインテールの姉妹って比較的ダメなものを思い出すんですが、どうなんでしょう。姉妹の性格設定(おしとやかな姉に無邪気な妹)もよく似てるし。
 久遠、登場。
 黒髪ロングのメイドさん。何故かやたら強い。ケンカ慣れしている主人公を一撃。不思議と天然系の匂いがするんだが、絵柄のせいだろうな……。
 莉織や玲亜が、主人公の住む館に住むことになった経緯は出て来ない。不自然ではあるが、まぁ追々……って感じだろうか。
 主人公の背景や設定などの説明は無く、思いっきり本編から始まっていく。2周目には慣れるだろ……と思いつつ。
 凛、登場。
 主人公のクラスメイト。お下げの女の子だ。口達者らしい。
 まぁそんなことはどうでもいいが、立ち絵の表情がエロすぎ
 うーん……無理(ぇ
 久遠恐るべし。
 アウトローを通していた主人公が、久遠に制御されている。ははは……キッツい……(ぇ
 あと、主人公のクラスの担任の先生って、アッチ系? ボイスだけが。(ぉぉ
 むしろこの先生から「ふむ」の香りがする。要注意だ。
> どっちにするの?
> 円華を手伝う。莉織を手伝う。
 ぐむ……どっちでもいいんだが先約は莉織だし円華は契約がある。うーん……このぐらいのどっちつかずの選択肢はイイね。理不尽でもなければ、明快でもない。そんな選択肢が良い。
> ロベルト「はい。私は夏と冬のこの時を人生最大の楽しみにしておりますから。申し訳ありませんが29日と30日はお休みを頂きます」
 何物だよお前は……。
 修羅場キター!!
 先輩(円華)との関係がおかしいと突っ込まれ、当人との話しあいに進んでいく主人公と莉織と先輩。どうしてお前はそんなに良いやつなのだ莉織。
 なんとか問題を回避し、主人公は円華に対して気持ち新たにし、円華は主人公の家に住む事になる。莉織は当然のように複雑な顔。
 うーん……。
 シナリオはまぁまぁ面白いんだけど、キャラにあんまり魅力を感じないので「ふーん」とか「ほぉ」とか言う感想しか出ない。いや、声優さん(CV)は相変わらず巧いんだけどさ。
 制エプキター!!
 湯気で! 湯気で見えないよナスティ・ボーイ(マーマ)!!
 ……アリですか?
 あれ? これで終わり?
 月陽炎のような仰々しいお話では無いようだ。円華エンドってヤツだろうか。
 ふむ……。

莉織シナリオ

 ふむ……。
 タイトル画面のジグソーパズルに一部分だけ色が付いているようになった。なるほどなるほど、この色を集めていくことがシナリオ進行度というわけだな。ピースの数からして、一周が短く感じたのも頷ける。かなり周回するようだ。
 攻略順序はもちろん、オープニングムービー紹介順で、莉織から入って玲亜で締めるとしよう。久遠と凛はオープニングムービーに出て来ないし、考えなくていいよね?(ぉぉ
 って、あれ……? またここで終わり……?
 莉織としての話が殆ど無いと思ったが、エンドロール後に現れた文字は「続く」
 連続するシナリオの中でタイトル画面に戻っていいんだろうか。Ever17のように話が収束へ向かうわけでもなければ、P17nのように同じ周回を繰り返すわけでもない。それなのにタイトル画面へ戻るのは違和感を禁じえないが、まぁ、何らかの意図があるのだろう。
 さぁ魅せてくれクローバーハーツ。
 莉織シナリオ、第2章スタート。
 ちまり、登場。
 ここへ来て本命新キャラか。白兎たちの幼馴染みで、白兎と仲がよい。と言うか狙われている白兎(←凄い弱々しそう)
 小さな頃に転校していったが、また戻ってきて主人公たちと同じクラスになる。ショートボブのちびっ子である。本物は遅れて現れるらしい。一瞬だけ登場して堂々の本命に抜擢。白兎ルートが楽しみである。
 莉織が語る南雲のおじさま。つまり、主人公の父親。
 この姉妹が幼い頃に通い詰めていたって……ヤバい人ですか?
 血のなせる技……?(謎)
 うーん……なんでこんなに莉織は懐いてくるのだろう。不思議である。
> 一通りの話を、黙ったまま聞き終えた久遠はふむ、と頷いた。
 ふむキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉ
 って、久遠ってあの絶対能力メイドさんじゃないか……女の「ふむ」か……なるほど、そいつぁ斬新だ。莉織と玲亜もその「ふむ」によって癒されてきたと見て間違いないね? いや、間違いない(ぉ
 すこしアッサリ目のような気もしたが、円華と円華の弟との話は納得の行く終焉を迎える。
 同時に主人公と莉織も分かり合い求め合うようになるのだが、今一つきっかけが弱いような……。莉織が主人公に強く干渉し始めるシーンで、もう一つ取っ掛かりが欲しい。
 そして第3章突入。
 ここで初めて主人公の夷月のボイスを聞くことが出来た。ケンカもするしアウトローな主人公夷月のはずだが。うっはぁ……ロリ声だよぉ……。
 凛も面白い存在になってきた。毎度毎度のエロティックな表情が光り輝く。玲亜に狙いを定めて。
 それはそうと莉織との第2ラウンドキタ────(゜∀゜)────!!
 そ、そんなヒラヒラの赤いおぱんちゅがお気に入り……さすがロシアの娘。
 つーかここでいきなり虹キタ────(゜∀゜)────!!
 ビックリだよ……ちまりの役目じゃなかったんだ……(ぉ
 ひたすら莉織とラブラブな日常が進んでいく。
 それは突然だった。
 莉織と二人で図書室へ行った時、黒い装丁の本を見かけたと思ったら莉織が立派なモノをシャキーン!
 な、なんだよこの展開は……爆笑が抑えきれないんですが。
 って、え、何このオチ。
 これってバッドエンド……だよなぁ……?
 問題となった選択肢からリスタート。物語は4章へと突入していった。
 1章2章と節目で終わったように感じたが、3章はまったりと盛り上がったまま終わっていったなぁ。
 3章もなかなかだったが、4章になると夷月と莉織のバカッポゥ度も加速。止まらんのぅ……。
 シナリオ展開は大きく動いていくが、場面の変化はあっても心境の変化が無いものだから、急ぎすぎている気もしない。テキスト量も他の章に比べて拡大に多いわけでもない。
 感動的な泣きのシーンはあっのだが、ロベルトがカッコ良すぎて……。

玲亜シナリオ

 では、別視点ルートを始めよう。兄弟の2つの視点から見ていくらしいが物静かな兄にヤンチャな弟、尚且つ、攻略対象はツインテールの姉妹。それはどうだろう?
 ……俺の思考回路が狂っている……のか?(ぉ
 主人公は気弱な性格で女顔の白兎。
 さっそく凛に弄ばれる。夷月でも苦労した相手なのだから、白兎では為す術もなし。……って、ソコ。ハァハァしないよーに。
 莉織は普通の立ち絵なのだが、玲亜はデフォルメされたものが多い。それは、玲亜の性格によるものなのだろう。明るく無邪気な性格だ。
 うう……無邪気過ぎて眩しいよ……。
 って、遊園地キタ────(゜∀゜)────!!
 数多のゲームで効果的な演出をもたらした奇跡の起こる場所、遊園地イベントである。危険な香りがプンプンしやがるぜ……!
白兎は多少むっつり気味だが、比較的普通の大人しい性格なので、感情移入はしやすいだろうか……と思っていたが、むっつりであることに加えてアウトローの夷月と血を分けた兄弟でもある。キレると怖い怖い(笑)
 あー、若々しい。夷月ルートがエロゲーだったのに対し、白兎ルートはギャルゲー仕様になっているね。
 でもやっぱりエロゲーだからやることはやる訳で。
 その瀕死の小動物みたいな呼吸は聞いてて痛々しいものがあるんだけど……。
 って、ロケットキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉ
 空間を湾曲させて自在に飛び回るその姿はさながら未来の兵器、フィン・ファンネル! アムロ・レイが開発したと言われている幻の遠隔射撃装置は実在したぁぁぁ!!(古館調で)
 このページはあまり危険なものは置けないため、画像はイメージ映像でお楽しみ下さい!!
 そして立て続けにふきふきキタ────(゜∀゜)────!!(笑)
 GJ! GJGJGJ! もー、GJ!!(ぉ
 しかし、1章でここまで行ってしまって良いんだろうか。夷月と違って白兎はそれほど重い問題を持っているわけでもない。夷月との関係は4章だ。それ以外に何があるだろう。……そんな俺の期待は裏切らないはずである。そう、お待ちかねの真打登場なのだろう。
 さぁ、高まる期待を胸に、ロケッティア達の夢を叶えよう。(ロケッティアという単語の意味についてはロケットの夏を参照のこと。)
 ちまり、登場。
 セミロングのちびっ子元気娘。白兎や凛、雄基の幼馴染みだ。
 いきなり飛び込んできて「あたしは白兎の妻」などと言い出す。どうやら、少し可哀想な子らしい(ぉぉぉ
 ようやく私のストライクゾーンに来ましたね……場外まで飛ばしますよって言うか、むしろこのゲームに相応しい言葉はフィフティー・マイルズ・オーヴァー!!!
 玲亜にまたエロ本所持が見つかって、罰として女装をさせられる白兎。
 まぁ、そこまでは良いんだが……。
> ナンパ師「おい……あそこの二人、レベル高くねぇ……?」
 そんな事を言うおまいらのほうがレベル高すぎますよ。どっちもロリっ娘ぺたぺたじゃないですか。
 この後はもちろん……このまま危険なプレイが始まる。羊たちの再来……ッ!!
> 玲亜「ヤダ……下着突き破りそうなくらい、勃ってる……」
 このセリフで大爆笑。
 だって、突き破ったら……飛ぶんだよ?(ぉぉぉ
> 玲亜「今出してあげるからね~♪」
 大爆笑は止まらない。
 駄目! 危ないよ!! その子……飛ぶんだよ!?
 ああっ、そんな下着引っ張ったら……あ!! ドゥーン
……俺、笑い死ぬ(爆笑) 
 いまだかつて、1枚CGでこのような男女比のエロシーンがあったでしょうか(男7:女1:背景2)
 まさに、常識破りだよ……(笑)
> 大きいほうがいい
> 小さいほうがいい
 えーと……ここは正直に答えていいんでしょうか(謎)
 それとも、気弱で白兎らしい返答を返すべきなんでしょうか(笑)
 こんな選択肢で直行はしない……よね……。
 つーか、雄基が不穏な行動を取っている。気を付けないとね!(ぉ
 そして事態は急展開。また出た遊園地! 遊園地また出た! 得意技!(謎)
 展開は予想通りに、だが、それはストライクゾーンなのにバッドエンドに向かって驀進していることを確信した「予想通り」だ。
 こっち(選択肢の)がトゥルーであってくれと願う俺とは裏腹に、何もかもが空中分解していく。
 いいんだ……自分の大事な一人の女の子の笑顔も守れないようじゃ、皆を幸せにする事なんて出来ないんだよ……。
 ってキタ────(゜∀゜)────!!
 しましま出た! 出たしましま! 得意技!!
 よーしパパ5階席ブチこんじゃうぞ~。弾丸ライナーで。
 またしても甘い球! ハイジャンプキタ────(゜∀゜)────!!
 そして白兎の得意技! ふきふきキタ────(゜∀゜)────!!
 もー、どうしてそういうことするかなぁ(謎)
 GYAAAAAAAAA!!!
 
SE付きで虹キタ───(゜∀゜)───!!
 このSE……キツい……(爆笑)
 そして、事態を収束させるべく白兎は頑張る。そう、そうだよ。
 そうなんだ。
 白兎ルートは2章で終わりなんだ……(達成感)
 ……。
 ……。
 さすがにここまで来たらフルコンプ目指さないといけないか……惰性で行きます(ヤレヤレだせ)
 はいはい、関係は元に戻って2章終了。はいはい。(←惰性)
 あー、もぅ。なんでしょう? このおサルさんは? どうにかなりませんか?
 その中で一際輝く存在はあすりんこと、凛。セクハラ大魔神は毎日絶好調だ。
 第4章エンドまで駆け抜けました。
 うーん……(ぇ
 さすがに感動はしたけど、どっちのルートも1~2章の方が面白かったんだよなぁ……。

エクストラストーリー

 さて、お楽しみのエクストラストーリーを始めよう。
 つーか凛……楽しみだよねぇ……(ぉぉ
 凛。
 常に親父ギャグを飛ばし、怪しい行動と言動で毎日目を光らせる女の子。
 結構面白かったけど、いまいち微妙……(笑)
 久遠。
 惰性。(ぉぉぉぉ
 ごめwwwミスwww大w爆w笑www
 最後に、ロベルト。謎多き執事。
 ごめwww超w爆w笑www
 シンクロキタ────(゜∀゜)────!!
 偉大なる塾長とのシンクロキタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉぉ
> 否。美しい脚を見せられて目を奪われるなと言う方が酷というもの。
> ロベルト「主よ、貧しき心にパンを分けてくださった事を感謝致します」
> 診察に意識を集中しつつも、感嘆を禁じ得ない。"
 幸せの四葉探し(クローバーハーツ)の答えはここにあったんだね……(謎)

総括

 さて、総評。
 シナリオは、なかなか面白いのだが後半の盛り上がりが今一つか。4章構成が起転承結になっていることは別に珍しいことではないのだが、2章の転に比べて4章の結が弱い。なにより3章の承に、3章として独立した起伏がまったくない。だが、感動もするし、シナリオ自体は面白い。ここまで凝った設定をして且つ壊れたギャグルートも用意していながら、どうして姉妹丼が無かったのかと小一時間(以下略)
 CGはよく纏まっていると思う。特に立ち絵は良い。1枚絵の時に、たまにおかしくな(ロケッティア)るが、それもご愛嬌。
 音楽はまずまず高評価。月陽炎と同じで、シナリオとムービーとの連動で評価も上がる。
 システムはよく出来ている。特に手落ちは無い。が、シナリオルート数が少ないのが残念か。
 総じて、金髪幼女が好きならプレイして損は無い。ただし、ただの姉妹好きがプレイすると痛い目を見る。あと、このゲームの購買層に女性も含めているんだろうと思われる数々の主人公とヒロインの言動と行動には目を瞑れ。