2004-12-03

月は東に日は西に – Operation Sanctuary


 K氏、Y氏から伝え聞きし、オーガスト3rd作品。よく解からないが、とにかくシナリオが物凄いらしい。
 物語には起承転結があると思うが、その「転」の部分が並大抵のモノじゃないらしいのだ。その謡い文句はなかなかそそられる。
 略称は、はにはに。タイトルのひらがなの部分だけを読んだ特徴的な略称だが、公式サイトやゲームシステム中でも普通に使われている。

ファーストプレイ

 インストーラのインターフェイスがなかなか凝っていつつ、Windowsと程好く折衝つけており好感が持てる。
 ゲームを起動させると早速オープニングムービーが流れる。絵柄のわりにスピード感のあるオープニングムービーだ。「東西奔走スクールライフADV」を名乗るだけのことはある。
 なんだかシステム周りが無駄に豪華な雰囲気を出している。インストーラ同様、頑張りすぎちゃったんだろう。
> 茉理「聞いてるの?」
 茉理、登場。
 主人公の従妹。この春から主人公の通う学園に入学することになった1年生だそうだ。主人公は、この従妹の家に厄介になっている。
 金髪ツインテール娘。ご多分に漏れず、意地っ張りなんだろうか?
> 源三・英理「ただいまー」
 英理、登場。(ぉぉ
 主人公が厄介になっている家の家主。主人公にとって叔母にあたる人物だ。つまり、Kanonで言う所の秋子さん。
 主人公は5年前の事故以前の記憶が無いらしい。意外と重い話なんじゃないかと思う……。
 ……無理だと言ってくれ。
> 保奈美「なんだは無いじゃない。せっかく起こしに……ほら、もうこんな時間だよ」
 保奈美、登場。
 ロングストレートのクラスメイト。ナナメ45度に伸びるアホ毛が特徴的だ。
 打てなくも無いが印象薄いんだよなぁ……(ぉぉ
> 結「今年一年、この2年B組の担任を努める、ののはら・ゆいです」
 結、登場。
 超ちびっこで、ロングストレートの主人公のクラスの新任教師。主人公が所属する天文部の顧問にも就任された。新聞記事でも騒がれていた「ちびっこ先生」だ。新聞記事ではちびっこ先生は定番と書かれていたが、他のゲームだとぱられるハーモニーと下級生2ぐらいしか知らないが……。
 実は以前に関東へ遊びに行った際、大推進を受けていたキャラクターである。カフェテリアの立ち絵が最高である(謎)
 普通に打てますが、何か?(ぉぉ
 授業開始日から早々学校の屋上で昼寝をしていると、しましまが降ってきた(マテ
 メインヒロインの突然の登場で、オープニングテーマが挿入される。
 普通に楽しい学園生活。季節は春、主人公は2年生になったばかりだ。東鳩の季節。主人公はノリが良く、これは楽しめそうだ。
> 美琴「あまがさき・みこと、です」
 美琴、登場。
 オープニングシーンで屋上のさらに上から降ってきた女の子。帰国子女の転入生で、主人公と同じクラスになる。
 赤髪ポニーテールの女の子。しましま確定の逸材。
 主人公の事を「裕介」なる人物と勘違いするが、記憶の無い主人公。はてさて。
 俺にとっては、微妙に打ちづらいポイントである。
> 恭子「こっちで私特製のコーヒーでも飲んでいかない?」
 恭子、登場。
 学園の美人保健医。タイトスカートに白衣を羽織った若々しい先生だ。しかし、男子生徒からはその容姿に誘われて騙されると畏怖されているらしい。
 当然、ファーストインプレッションの時も温室の掃除を、コーヒー1杯の報酬でやらされることとなる。
 ナスティ・ボーイはもちろん打てるというか、むしろ手の中で踊りたいだろうけど、俺には無理……(笑)
> ちひろ「あの……」
 ちひろ、登場。
 主人公が温室の掃除をさせられていると登場した1年生。園芸部に入部希望で来たらしい。従妹の茉理とは友達。たった一人の園芸部員として活動していく事となる。
 ショートの髪に黒ストが眩しい後輩だ。性格はおとなしい。
 苦もなく打てる甘い球。右へ打とうか左へ打とうか迷ってしまうほどである(ぉ
> 文緒「はぁ……しょうがないわね」
 文緒、登場。
 真打は遅れて現れる。威風堂々本命登場。主人公の推薦でクラスの委員長になったクラスメイト。1年の時も委員長だったらしい。
 ショートボブの黒髪に白いハチマキ(ぉ)を巻いている。クラスの委員決めもテキパキとこなし、困っていた結先生を助けた。
 えっ……と。これ打てなかったら犯罪だよ……?(ぉぉぉ
 茉理の両親、つまり主人公がお世話になっている叔父母が仕事が忙しくなるらしく、家事の分担。主人公が掃除洗濯、茉理が料理ということになった。さっそく保奈美を呼ぶ茉理(笑)
 保奈美が私服で登場。……ロ、ロングスカートにエプロンですか……(・∀・)イイ!!
 クラナドやONEで育った俺には、非常に楽しい。主人公がボケ役で、登場人物はノッたりツッコんだり。
 ちひろのボイスがなかなか良い。これは声質的なもの。結先生のしゃべりはまったりとして大人のような気もするが語尾が舌足らずであり、最後まで聞こうという気にさせてくれる(ぉ
 カフェテリアにて保奈美が正面に座るシーンがあるが、結先生のそれと比べると、結先生の凄さが解かる。はいココGOサインですよ~(ぉぉぉ
 ふむ、結先生はプリンが大好きで、保奈美はウサギが大好きですか。ふむ。
 雰囲気は変わらず、伏線も希少なままゴールデンウィークまで進む。蓮華寮(美琴、ちひろなどが下宿している)でお泊まり会をするらしい。ここで茉理の私服(よそいき)が登場。コ、コイツ……見事なひらひらじゃないですか…。
 美琴の私服姿もここで登場。き、貴様もか……。
 ち、ちひろもかい……!! そろそろ良作確定でいいですか?
 美琴との会話は何かヒロインじゃない生き物と会話している気分になるね……(笑)
 保奈美は、慌てることがないONEの瑞佳……って感じだな。主人公の性格もあいまって、そう感じる。
 イベントシーンは体育祭に突入。親が観覧に来ない寮生のために、家庭科室を使って一緒にお弁当を作ろう企画を主人公が発案。立ち合いを結先生に頼むなどして、無茶なギャグばかりかましていた主人公がもの凄く良い人になってきている。
 ……ん? まてよ? 放課後を使って皆で家庭科室で料理? って事は……。
 制エプオンパレードキタ────(゜∀゜)────!!
 こ、このイベントシチュエーションを作るためにかける労力! 偽善的振る舞い! 用意周到且つ大胆不敵なこの主人公はナスティ・ボーイなのか!?(ぉぉ
> 主人公「ほら、美琴もエプロンつけろよ」
 このさりげない切り口。
> 茉理「ちひろもね」
 身内まで、野望のために騙し切る凄腕。恐れ入りました……。
 季節は進み、6月。学生服が冬服から夏服へと変わり、私服も夏バージョンに変わる。見ているだけで楽しいのは俺だけじゃないよね? つーか、現実もそうだよね?
 OK。茉理もちひろも夏服OK(ぉぉ
 さらに進んで7月突入。ちひろルートなのかな? と思いつつも天文部イベントがあって微妙な感じ。
 仲の良い茉理とちひろだが、主人公がちひろと仲良さげにするのを見る茉理と、主人公が茉理と楽しそうに喧嘩するのを見るちひろ。茉理とちひろの中で話し合いがおき、舞台は夜の公園に……。
> ちひろ「実は私……」
 愛の告白シーンキタ! 舞台セッティングも完璧!
> ちひろ「ここには、(ザ・ワールド!)来たんです」
 きt────( ゜Д゜)────ajklwrqdnf!!!?!?
> ちひろ「大丈夫ですよ。仁科先生も(ザ・ワールド!)」
 (  Д  )   ゜  ゜
 えっと……?(ピヨピヨ)
……長い間がありますが、それを受け入れるまでレビュー出来る状態じゃなかった……そして時は動き出す。
> 玲「こんにちは。久住君に橘さん……だったかしら」
 玲、登場。
 主人公の通う学園の理事長先生。ビジネススーツのメガネっ娘お姉さんだ。9月まで来て新キャラとは……いや、ちょいキャラだろうか。その割りに立ち絵もあるし。
 まぁ打てないんだけど(ぉぉ
 ちひろとラウンド2、ファイッ!
 えーと……ガラスもブチ破って大きな音をさせているわけだし、ソコでするのは勘弁しる……(笑)
 肥料キタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉ
 ちひろちゃんが育てているフォステリア。その重要な肥料の抽出に成功(ぉぉ
 シナリオは感動的なものなんだけど、前半の伏線から予想された転結の遥か彼方を行く展開にさすがの俺も唖然とした……(笑) こりゃ、急転直下のシナリオとして名高いセンスオフを超えたかも知れん。
 けど、ラストが惜しい。栞チックで泣けるはずなのに、もったいないことをしています。

恭子シナリオ

 さて、なかなか面白いゲームと感じている感情は精神的疾患の一種でしょうか。はにはに2周目入ります。
 問題は、次は誰のルートに入るかだ……。1周目にちひろルート入ってしまったので関連性の高い恭子先生ルートか、メーカー推奨攻略順序通りに美琴ルートだと思われるが、ここは結先生ルート、イットク?(正直者)
 ……すまん。モチベーションが続くうちに恭子先生ルートを踏んでおこう(笑)
 恭子先生は、主人公が通う学園の保健医の先生。精力に満ち溢れた男子学生達を手玉に取る悪魔先生だが、しかし実は(ザ・ワールド!)なのである。
 まぁ、俺が打つところじゃないので、今日の日記は読み飛ばしてもいいですよ(マテ
 法定速度を守る結先生に対して、多少攻撃的と評される恭子先生の運転。
> ブロッ! キュルルッ!!
 軽自動車で、商店街脇の道をホイルスピンさせる運転を「多少」とは言わない(笑)
 ゴールデンウィーク。砂浜まで遊びにドライブにきた主人公と恭子先生と結先生。
> 男「しっかりした娘さんですね」
 え、もうワールド来た?(ぉぉぉ
 ごめ、大 爆 笑。
 授業中に漫画を読んでいた主人公。担任の結先生も知る所となり、起こられる事に。
> 結「ちゃーんと、お説教してあげますから」
 ……。
 ……。
 ……ナスティ・ボーイの気持ちも、解からんでも、ない(ぉぉ
 特に俺が吼える部分も無くシナリオは進んでいたんですが、ちひろシナリオの展開が恭子ルートでも展開する。
> 恭子「久住が見た通り、時計塔の下には研究室があるんだけど、上には……」
> 主人公「何があるんですか?」
> 恭子「……(ザ・ワールド!)」
 ……。
 ちひろインパクトには叶わないけど、さ す が です。
 そして、作品名「月は東に日は西に」の副題になっている「Operation Sanctuary」の名前も出てきた……これって、意味あったんだ……(ぉぉ
 げっ、ここで裕介君ですか……。
 ゆ、裕介君……(謎)
 キタ────(゜∀゜)────!!
 アツい展開キタ────(゜∀゜)────!!
> 恭子「一日中、キスしよう」
 不覚にも、超熱くなった……(ぉぉ
 やべぇ、感動的じゃないっすか……。ちひろで泣けなかったのに、恭子先生で泣いている俺ガイル(ぉぉ
 はにはににはまっている俺ガイル。(ぉ
 まさか恭子先生で……そんな意味でも予想出来なかった展開ですね。これも含めて、ザ・ワールドか。

美琴シナリオ

 恭子シナリオで出てきた裕介君。それが関連するキャラクターと言えば、もちろん登場時のセリフからして美琴だ。ファーストプレイから気になっていた伏線に進みたい。
 また、恭子先生はシナリオの泣き度に打ちこんでしまったが、美琴こそ外すだろ……ってことで、モチベーションが高いうちにメインヒロイン行きます。
 美琴は、新学期から訪れた転入生。赤髪ポニーテールの明るい性格……と言うか、1本ネジが折れたような性格をしていて、メインヒロインらしからぬ言動と行動で主人公とかなり気が合うようだ。
 好きな食べ物は杏仁豆腐で、趣味は編み物。
 むしろ、とにかく私服がひらひらで俺を惑わせようとする(ぉ
 さて、舞台は一気に飛びまして体育祭後、美琴ルートに突入するあたりである。
 土曜日に天文部の活動をしていると、弘司が、家の用事があるからと言って帰宅する。
 弘司って蓮華寮生じゃなかったっけ……? 伏線がある度にワクワクするのは、ザ・ワールドの魔力に取り付かれているんでしょうか。
 なんだかよく解からない内に美琴と軽いお付き合いを始めるようになった主人公。そしてあっさり引き下がる保奈美。おいおい……それはあり得ないだろ、保奈美的に。
 ……いや、修羅場が欲しいとかそういうことじゃないからね?(ぉぉ
 そしてお待ちかね。しかしその話は突然。
> 美琴「直樹、わたしの話を聞いてくれる?」
 キタ────(゜∀゜)────!!
> 美琴「(ザ・ワールド!)って言ったら……信じる?」
 !?
> 美琴「なんだか勢いで話しちゃったけど……」
 勢いとか言う話じゃないんだよ……。
 その勢いに乗ってラーウンド1、ファイッ!!
 薄い緑のしましまが、ぴんくのしましまに変わってますよ……?
 ラウンド1、ラウンド2、ラウンド3と行きましたが……なんだか、オレポケのナズナを連想させる構成ですね(謎)
 そしてついに、ワールド物語の鍵を握る人物、裕介の登場。
 裕介との事実が明らかになっていく。面白くなってまいりましたが……。
 この設定、俺的にはものすごく面白いのに(物理・生物・心理)、やけにあっさり終わってしまいました……物凄く残念でした。

茉理シナリオ

 世界(ザ・ワールド)ランカーのトップエージェント、ナスティ・ボーイからの指令が下る。
> K氏「美琴をクリアしたら茉理、保奈美と行って最後に結先生です」
 私に我慢プレイをしろと……?orz
 美琴が拍子抜けだったのでテンションが上がるように結先生に行きたい所でしたが、俺的最難関の茉理をやれって、そんな殺生な……(涙)
 しかし、今月はナスティ・ボーイ月間なのでその言葉を信じてみます。ほら、このゲーム「はにはに」でも言ってるじゃん? 信じるものは癒されるって(謎)
 茉理は、主人公の従妹で、金髪ツインテール娘。ツンケンしている意地っぱり娘でもなければ、おっとりとした天然娘でもない。ぎゃいぎゃいと騒ぐごく普通の妹って感じ。この時点で既に打てません。
 主人公の1つ下で、ピカピカの1年生だ。クラブ活動に食堂運営委員会を選択し、カフェテリアでウェイトレスをしている。打てないポイントその2。
 マジで勘弁して欲しいナリよ……。
 ふむ……。ファーストプレイで起こった、ちひろと茉理の仲に微妙な変化が生じるところから、シナリオは起こっていく。ここから茉理側にシナリオが振られていくのだろうが、正直ちひろ側に逃げさせてください……(ぉ
> ちひろ「私、久住先輩のこと、好きです」
 声優さんゴッジョブ。(ぉぉ
 特にこのセリフの後半部分の息の入れ方が絶妙で、ひたすらちひろに萌える仕様になっている。選んでいる選択肢は茉理オンリープレイなので、茉理シナリオのはずですが……(ぉぉ
> ちひろ「……分かってました」
> ちひろ「これから言おうとしたこと、分かってました」
 そうなんだ……この気持ち、解かってくれていたんだね……。
> ちひろ「それを、茉理に早く言ってあげて下さい」
 ポカーン。
 ……ち、違うよ? なにこれ? ワールド?(ぉぉぉ
> ちひろ「あたし相手じゃときめかない?」
 うn……ごふんごふん!!(ぉぉぉ
 茉理の勢いで初デート……ときめかない(笑)
 そしてあっさり引き下がる保奈美。おいおい……だからそれはあり得ないって、保奈美的に。
 って、あれ? まだワールドが来ていないのに、ちひろちゃんと3人で海ですか? 引っ張りすぎじゃないんですか? ……まさか展開しないとか?
 ……確かに、ちひろ・恭子・美琴はワールドの設定が強く絡んで、と言うか(ザ・ワールド!)だった。茉理ルートはワールド展開無しなのか……なんか物凄く残念がってる俺ガイル……(ぉぉ
> 茉理「直樹っ、怪我はっ!?」
 ……。
 ……。
 ……orz
 ワールド来た……最悪の形で……orz
 さて、終わりました……(ぉぉぉ
 相変わらず、のめり込むと筆が止まる俺。この辺り、レビュアーとしては失格ですかな。
 感想はと言えば、美琴と同じく非常に惜しいと言わざるを得ない。日記を広げるシーンまでの持っていき方は問題無い。ワールドが展開するのも、もう慣れた。惜しむらくは「日記の内容」と「ノーリーズンで終わった事」だ。日記の内容はイベントシーンしか書かれておらず、その他の日のことが出て来ないのでは威力も半減だ。そして2段階エンドの1段目で茉理の状態が良くなるが、そのきっかけすら描かれていない。きっかけの伏線は、ちひろの持ってきたフォステリアぐらいのもので、それもちひろルートをクリアしないと解からないしこれで「察してください」と言うのは無理があるよ……(笑)
 とかなんとか言ってますが、シナリオ中は当然のように泣きましたが、なにか?(ぉぉぉ

保奈美シナリオ

 では、ラス前。保奈美ルートに行こう。
 結先生をオアズケされて、保奈美ルートにテンションが上がらないかと言えばそうでもない。美琴ルート、茉理ルートでも書いたように、保奈美のキャラポジションが茉理に次いで近い位置で、尚且つパーフェクトな幼馴染み。これは素敵なバーサスイベントが期待出来ると言うものですよ(ぉ
 まぁ、普通に考えれば茉理ルートで出てくると思っていた今の今まで出てきていない主人公最大の謎、記憶喪失になる5年前以前だ。結先生が知っているとは考えにくいし、それが保奈美ルートの焦点になるのだろう。
 しかし無情にもナスティ・ボーイからのリークでは、保奈美と美琴はエロ担ですよとの情報が舞い降りる。保奈美はまだプレイしていないので解からないが、美琴ってエロ担って言うよりコス担なんじゃないかと……(ぉぉ
 保奈美は、主人公の幼馴染み。お隣に住んでいるらしく、毎朝起こしてくれる甲斐甲斐しい女の子だ。ロングストレートの髪に抜群のプロポーション、人当たりの良い優しい性格に成績優秀な頭脳、料理も掃除も大得意で大好きと、もはや非の打ち所の無いスーパー幼馴染みだ。
 キャラ的に見るともちろん打てる所なのだが、何かしら欠点が無いと愛着が湧かないと言うか……(マテ
 さて、シーンはあっさりと夏休みの登校日に飛ぶ。何度も通ってきた共通ルートだし、制エプぐらいしか感想が出ない(マテ
 登校日が終わると天文部の夏合宿だ。他のシナリオとは違い、保奈美も参加することになった。
> 保奈美「……そうだ、夕食の差し入れを持っていっていいかな?」
> 美琴「大賛成!」
> 弘司「是非!」
> 結「プリン~」
 先生、それおかしいです。って言うか、夕食でもないです。
> 結「……じゃなくて、よろしくお願いしますね」
 (;´Д`)ハァハァ
 かなり展開が遅いように感じるが、9月に入ってからちひろルートで出てきたコテージへ行く事になる。
 さて……エロ担の実力を見せていただきますかね……(ぉ
 そこで着替えが入りますか……(ぉ
 うーん……なかなかですな……(謎)
 保奈美の誕生日、エプロンをプレゼントする主人公。
 そして、それに応える保奈美。予想を越える応え方ですよ? ワールド……?
 ほなみんは、ドウシテ、ソンナニ、エロインデスカ……?(ぉぉぉ
 美琴ルートと同じようなワールドのきざし。正直、ワールドはもうおなか一杯です(笑)
 ワールドは恭子先生から語られる。考えれば当然だ……。
 そして……う、結先生が激しく絡んでくるんですが……(←心境をお察し下さい)
 美琴と同じく惜しいなぁ……。
 物語の転がキツいゲーム……シナリオ前半と後半で差が激しいゲームと言えば、俺が知っているゲームで代表格はsence offだ。未来にキスをも同じようなもんだが、俗に言う「元長テキスト」というやつ。
 その元長テキストととの大きな違いは何かと言うと、前半と後半の尺が大きく違う。元長テキストの前後尺(重要度含む)が3:7程度だとすると、はにはにの場合は8:2ぐらいなのだ。
 俺自身は終わり良ければ全て良しって感じなので、好きなのは元長テキストの方になる。いや、はにはにも嫌いじゃないんだが、元長氏なら読むのに10時間はかかるだろうテキスト量を用意してこれる設定で、サクッと終わってしまう辺りが、実に惜しいと言わざるを得ない。

結シナリオ

 はい、ついにはにはにも最終章で御座います。
 って言うか、今の俺を止められるものと言ったら……1000万パワーの人とか、金色の鎧の人とかじゃないと無理。パワーがみなぎっております。ヤル気に満ち溢れております。
 結先生は、新任でやってきた担任教師。主人公が所属する天文部の顧問ともなり、主人公たちとよく関わってくる。
 身長が140cmに届いていない超ちびっこで、クラス全員から可愛がられ、愛されている。そして結先生自身も優しく思いやりがあり、まさに教育者の鏡。実に素晴らしい先生っぷりだ。
 もちろん、打つ。超特大アーチを予告(ぉぉ
 まずは、結先生の冬の私服姿ですが……ふりふりのワンピースはまだ良しとします。激しくふりふりしていますが、吼えるような場所ではないでしょう。むしろ、ここは吼えずにそっとしておくべきです。私の属性ではないので!
 そんな所よりもここはむしろ……その帽子は反則なんじゃないんでしょうか……!
 ごめん、打つとか言った俺が悪かった。
 さて、前半のヤマ場。恭子先生ルートでも通りましたが、
> 男「しっかりした娘さんですね」
 最高。それ最高。
 しかし、この後の1枚CGって結先生が犯罪だよなぁ……(ぉ
 この絵師さんって、保奈美とか恭子先生みたいな女性を描くと巧いけど、ちびっこを描くのは苦手ですな。
 殆どこれまでのルートで通った選択肢なので、華麗にスキップして体育祭。
 結先生を見たことが無い参観父兄の視線が結先生に飛ぶ。
> 結「はい?」
 ん、いい声だ(ぉぉ
 年上のようなそうでないような微妙なラインがいいね……(ぉぉ
 そして6月。いつもの天文部活動だ。
> 結「ちゃんと怒る時には怒るんですよ」
> 主人公「見たことないけどな」
> 結「怒るんですよ」
> 頬を、ぷぅと膨らます結先生。
 よーし、皆の者! ここも撃てっっっ!!!
 7月になると、結先生の私服も夏バージョンだ。
 水兵さんである(謎)
 ……。
 …………。
 ……相変わらず帽子が反則ギリギリです。って言うかアウト。
 そして、ワールドが到来する。来る必要が無い場面なのだが、問答無用だ。
> 玲「ここは、(ザ・ワールド!)です」
 ……。
 相変わらず有無を言わさない、物凄い斬り伏せ方でございますこと……。
 主人公と結先生には、壁がある。教師と生徒、外見的な問題、保奈美ルートで出たアレ……色々あるが、恭子先生とも巧く立ち回ったわけだし、そこらへんはなんとかなるだろうと思った矢先、ワールドが牙を剥く。
> 結「(ザ・ワールド!)がいても不思議じゃないでしょう?」 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 ……ににに、2段階ワールドキタ────(゜∀゜)────!!
 けど……負けないっっ! ラーゥンド1、ファイッ!!(ぉぉぉ
 CGが別人に……っっ!!(ぉぉ
 こ、これも、ザ・ワールドの一種だろうか!? しかし、こんなことじゃ負けられな……GYAAAAAAA!!
 ふむ……(ぁ
> 結「どうして、男の人ってパンツが好きなんでしよう?」
 結先生は教師であり、(ザ・ワールド!)だ。疑問があれば、
> 結「では、興奮するところ見せて下さい」
 解決させなければ気が済まないものである。
 でも先生。場所が……危険極まりないですよ……。
> 結先生のことだから、熱心に勉強してしまったに違いない。
 OK。GOサインが出ました(ぉぉぉ
 そしてシナリオはヤマ場へ向かう。
 これまでのシナリオルートからすればありえないぐらいの丁寧な伏線が貼られ、事態はその方向へ向かう。
 勘弁して下さい勘弁して下さい。
 マ、マルチキタ────orz────!! 真琴キタ────orz────!! 旭ちゃんキタ────orz────!!
 こう言うのは、耐えられません。ほとばしるって絶対。
 しかも、膝の上。それ、無理。マルチは観覧車、真琴は腕の中、旭ちゃんは巣穴の中(ぉぉ
 そして……。
> 結「久住……くん?」
 orz
 もっと引っ張るのかと思って油断してたから、またほとばしっちゃったじゃないですががががががGYAAAAAAAAAAAA!!!!!!
> 結「わたし、(ザ・ワールド!)でした」 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 (  Д  )   ゜  ゜ 
 3段階目のワールドキタ────(゜∀゜)────!? 
 ……。 
 えーと、今更どうしろと……。 
 えーと……。 
 (  Д  )   ゜  ゜
 3度に渡るワールド発言で、さすがに感覚が麻痺してしまった。保奈美ルートで出てきた結先生が絡む事件が結先生のシナリオの本筋になるのかと思いきや、予想の遥か彼方を行く展開が「さすがワールド」と言わしめた。
 最後は良かったね良かったね展開で楽しめたのだから、良かったんだろうか。いやしかし、その「良かったね」は1次ワールド後から2次ワールド、3次ワールドを経ない状態の「良かったね」であって、2次ワールドで号泣した俺は3次ワールド後の「良かったね」に「良かったね」と思いたい気持ちをどうすればいいんだ(電波発言ブチかましてますが気にしないで下さい)
 しかし、「Operation Sanctuary」のラストも見届ける事が出来たし、これまで再三ワールド発言をされて保奈美シナリオでは「おなか一杯」とか言っていたはずなのに複数段ワールド展開で飽きることなく結シナリオを楽しめる事が出来た。結局、結シナリオはラストにしてよかったと思っている。

総括
 さて、総評。
 シナリオは、ザ・ワールド! 前半のノリ、ギャグは俺的にかなりヒット。後半もシナリオごとに落差はあるが、良いシナリオはかなり盛り上がる。俺も半分のシナリオで泣かされた。ただ、全てはワールドを受け入れられる事が出来るか、この1点に尽きる。恭子シナリオ、茉理シナリオ、結シナリオは誉めていい。ちひろシナリオのワールド展開は美しいほどに見事。
 CGは並み程度。特に嫌いじゃないが好きでもない絵柄。コスシーンが意外に多いので要注意だ。あと、しましま。
 音楽は結構好き。もうちょっとBGMにインパクトがあっても良かったかな。シナリオのワールドが突出しているだけに、押しの強いBGMでも負けることはあるまい。
 システムはよく作りこんであるが、キーボード操作しにくいのが減点。
 総じて、ワールドを許容できるか否かに尽きる。ほんと。ワールドを許容できるならば、私のようにちひろルートのワールド展開は美しかったと言えるようになるだろう。ほんと、あそこまで思考が真っ白になったのは久々だ。

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