2009-01-15

ニキビについて

 まずニキビとは何か。これは油分の腐ったものです。
 その油分とは、皮脂が皮膚内に発現した油のことです。
 皮脂腺から皮膚上に出るはずの皮脂がなぜ出てこず、皮膚内に残ってしまうのか。これは理由が2つあり、単純に皮脂腺が詰まっているか、皮脂が皮膚上にたくさんあって体が皮脂はもう必要ないと判断しているかです。

 皮脂の成分は脂肪酸なので弱酸性を示します。
 弱酸性の洗剤や化粧品を使えば、体が「皮膚上に脂肪酸は足りている」と判断し、皮脂の生成を弱め、余った油分はニキビの元となるわけです。
 また、アルカリ性は汚れを分解しますが、酸性の洗剤はその効果を持ちません。泡の発砲により汚れを浮かせて洗い流すだけです。なので、汗腺や皮脂腺まで詰まった汚れを取るのは困難です。
 なので、ニキビで困っている人は弱酸性の洗剤ではなくアルカリ性の石鹸を使いましょう。
 なぜ弱酸性の洗剤が流行っているかと言えば、単純に肌当たりが良いからです。アルカリ性石鹸は洗いすぎると皮膚に必要な皮脂まで落としてしまいますし、万が一洗い残しがあれば皮膚は強く反応して赤くなったりただれたりします。弱酸性ならばそれほど過敏な心配は必要ありません。なので化粧品メーカーもユーザーも扱いやすいので、よく使われているのです。

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