2009-02-05

皮脂について

 ニキビについてで皮脂という単語が出てきたが、それについてもう少し深く解説しよう。

 皮脂は最高の化粧品であるとはよく聞く話で、皮膚を守りながら活性化させてくれるものです。
 皮脂は所詮は脂なので手でこすれば簡単に落ちます。皮膚をゴシゴシこすると黒い消しゴムのかすのようなものが出ると思うけど、それが皮脂です。本来は白色ですが目に見えないような汚れを巻き込んだり熱で変色したりで黒く見えます。一般的には垢と呼びますね。古くなった角質も皮脂と一緒になって垢として落ちます。このようにして汚れや細菌などから皮膚を守り、皮膚を新鮮に保っています。

 こすると落ちるように簡単に落ちてしまう皮脂ですが、一般的には皮膚の一部として考えられています。皮膚は酸性かアルカリ性かと聞けば必ず「弱酸性です」と言われます。皮脂は確かに弱酸性ですが、その下にある角質層はアルカリ性を示します。ただの油膜なのに皮脂を皮膚の一部として考えられている証拠ですね。

 化粧品メーカーが口を揃えて「洗顔はゴシゴシこすらないで」と言うのは、皮脂を落として欲しくないからです。先ほども言ったようにこするだけで簡単に落ちてしまうので、皮膚機能の一部を削らないでと言っているわけです。
 皮脂の組成は非常に複雑で、人工的に作ると非常に高くつきます。万じゃききません。そして皮脂の上ではうまくメイクも乗らないしすぐに崩れますね。しかも皮脂が多いとテカテカします。油膜ですから。そうして基礎化粧品が開発されました。
 まぁそんな話はどうでもいいですか。とにかく、皮脂は落とさないで下さい。いや、脂性肌の人は落としたいだろうし、落としてもまた出てくるものだから「皮脂をあんまり落とさないで」にしときましょう。

 次は何の話がいいかな……「お肌の潤いとは?」「キメの細かい肌とは?」あたりが皮脂絡みで良いですかね。

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