2011-03-28

ie9(Beta),Chrome10,FireFox4

 HTML5を睨んで次世代ブラウザが次々と公開されている。Google Chrome10、Mozilla FireFox4はもうリリースされているが、InternetExplorer9はまだベータ版が手元にあるのみ。もう完成形なのだが、東北地方太平洋沖地震の影響による電力不足を鑑みて日本語版のリリースは遅らせているようだ。なので、ie9 Betaを使ったレビューとなります。

 相変わらず動作速度はChromeが一番速い。体感で分かる速さである。ただ、Chromeはここが変わったなーと言うバージョンアップ点が見つけることが困難だ。細かいバージョンアップで徐々に姿を変えていくChromeは、日本の文化に馴染めるのかどうか。あと、Chromeの動作速度は豊富なメモリが必要らしいので古いパソコンで無理に乗り換えないほうがいいと思うが、自分の古いパソコン(Pen4/メモリ1GB)ではChromeが最も優秀なメモリ管理を見せていた。
 豊富で便利なプラグインが武器だったFireFoxは、Ver.3.6からVer.4.0で大きく姿を変えていた。プラグイン関係はVer4に合わせて作り直す必要があるものが多くあるだろう。FireFoxを愛用している人は多くの便利なプラグインを愛用している人が多いと思うので、プラグインのVer.4対応が進んできてから乗り換えた方が良いと思う。動作重めと言われているFireFoxだが、さすがにプラグインがほぼ無い状態であればキビキビと動く。FireFox Ver.3.6の重さはプラグインによるものが多いので、それらが移行してきた際にどうなるか、だろう。
 ie9もVer.8から見た目を少し変えてきた。ただ、動作は今ひとつ緩慢である。Ver.8から劇的に速くなるものではなく、多少は改善したかなと言う程度である。プラグイン(アドイン)ごとに「このアドインの動作が遅くてブラウザの動作速度に影響を与えていますよ」と知らせてくれる機能がie9にはあるのだが、Microsoft SearchHelper が必ず引っかかる。マイクロソフトのサーチエンジンの弱さを露呈しているシュールな機能となっている。

 どれもこれもブラウザの外観をChromeに寄せてきた感がある。ブラウザ単体として見るならどれも完成度は高く、昔のようにブラウザごとにページの見え方が違うと言う開発者を悩ませる問題は少なくなっている。
 自分の用途や環境に応じて、最適なブラウザを選べば良いと思う。私が選ぶならChromeだが、
■ie系しか対応していないモノ(ActiveXとか)を使うならie9一択。
■豊富なプラグイン資産とカスタマイズ性能に魅力を感じる人はFireFox4で。
■それ以外の人はChromeで。
 と言う感じで選択すれば良いかと思います。
 Opera? Opera Ver.5の愚行を私はまだ許していない(ぉぉ

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