2003-07-23

風ノ唄


 夏をまた今一度。あの素晴らしい夏をもう一度。ざわつく大気に、揺れる風……バーニングサマー2003! 夏ゲー企画第2弾。
 次に崩すのは、この、風ノ唄だ。風評はあまり聞かず、ただ積んであったのだが良い季節に良い機会なので夏ゲーということに致します(ぉぉ
 特に略称などは無いようだ。

ファーストプレイ

 重い……。Windows98対応で、Windows2000とは謳っていないが、このCPU占有率はなんだろう。
 と言うか、かなり久々のCD-DA音源ゲームかも。あんまり古いゲームとは思ってなかったんだが、俺の思い違いなんだろうか……?
 うわ、こう言ったゲームでチャイナキャラとは珍しい……と思っていたら。
 夏野 葉子、登場。
 主人公が住むことになったアパートの管理人。手際よくぽやぽやとしたお人のようである(謎)
 ひらスカにエプロンというK&Iコラボレーションなかなかナイスな取り合わせで親指を出さざるを得ない
 とらハ2の愛さん……が、近い印象か。
 夏野 あや、登場。
 うむ、ホムーランケテーイ(マテ
> 優しいお兄さんの構え、だ。
 ん、当たり前(ぉ
> あや「よ、よろしくお願い、た、奉ります……!」
 キタ────(゜∀゜)────!!
 い、いかんいかん……ファーストインプレッションで5階席にブチ込む所だったよ……(手遅れ)
 この主人公……爽やかなCGに反比例するかのように、煩悩が先走ってるのはどう言うことだろう……(笑)
 春日 さつき、登場。
 ツインテールの幼馴染み。中華風喫茶店でウエィトレスをしている。ようやく名前を思い出した主人公のことを「お兄ちゃん」と呼んでくる。
 ほんと、久々にチャイナっ娘を見たような……とらハ3のレン以来かなぁ。
 もちろん、
激打(ゲキウチ)
 倉敷 凛、登場。
 黒髪ロングストレートの巫女さん。おっとりとした性格で和を保つ癒し系。神社の境内の木の下で昼寝をしていた主人公を行き倒れと勘違いし、鼻先にイカ焼きを突きつけるあたり好感触(ぉぉ
 これまた久々に巫女さんを見たような……そうか、最近何か足りないと思っていたら、コレか……。
 晶、登場。
 ……って言うか、男だよね……?
 いや、まじで……(謎)
 籐子、登場。
 メガネっ娘。性格はかなり辛そう……(笑)
 でも、サブキャラっぽいのが……(笑)
 主人公の立ち位置をようやく把握。と同時にオープニングムービーが再生。なかなか巧い作りになっているものだ。
 主人公はその昔、この街に住んでいたことがあったらしい。その頃の幼馴染みがさつき。時を経て、主人公は大学生となり、一人暮らしを始め煩悩を携えてこの街に帰ってきた。そのアパートの管理人が葉子、葉子の妹があや。
> あや「お、おす、です」
 クッ!?(ぉぉ
 ボイス(・∀・)イイ! どことなく、あさひちゃんの匂いが……(謎)
> さつき「あ、お兄ちゃん、いらっしゃい」
 ふむ……。
 さつきも可愛いが、凛さんも純正巫女さんという……。
 ど う す れ ば い い ん だ …(死
 シナリオに関しても、さつきは病院がどうとか、凛は姉がどうとか、あやは父親がどうとか、カナリ痛そうな予感……ッッ。
 さつきの母、登場。
 さつきをそのままポニーテールにしただけのような、若々しい美人ママ。
 って言うか髪形が違うだけで、同じチャイナ服なので見分けが付かん……(笑)
> あやちゃんは膨れたが、アイスはちゃんと受け取った。
 ……。
 ……ジェーンが来る!(稲村ジェーン)
 時空を揺るがすビッグウェーブが……激しい萌えの波動が……!!(ぉぉ
> 葉子「あやは名門校でも成績は良くて、学年でも10番ぐらいなんですよ」
 ……。
 にゃあ~、ですよ。お兄さん。(謎)
 く、狂おしく狂おしい予感……!!!
 あや関係のイベントしか起こらなくなってきた……どうやら、ルートが確定した模様……。
 で、でも、毎日が痛いよ……?(涙)
 片鱗が……。
 主人公とシンクロしてイラついてる漏れ……シンクロして……。
 ここから、風の唄怒涛のシンクロ攻勢!!
> 俺のやりたいようにやるさ。
> 主人公「ふむ…」(ぉぉ
> 主人公「お兄ちゃんって呼んでいいぞ」(マテ
> 主人公「ふむ…」(ぉぉぉぉ
 アンタ「ふむ」多すぎ! 激しくシ・ン・ク・ロッッ!(んぁ
> あや「……お、お兄……ちゃん?」
 ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
♪風に戸惑~ぅ弱気なボク、通りすがるぅあの日の影~
> あや「……う、うぁぁぁっ」(以降、あやの独白)
 痛タタタタタタタタタタ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ゴブァ
 しかし、こんな時でも本能と煩悩を忘れない主人公に乾杯&完敗ッッ!!(ぉぉッ
……が、がぉ。(←痛い片鱗がキタ)
 がぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉがぉ(ぉぉぉぉ
> しかも、当の本人はそれがバレている事にすら気付いていない。 
 ……が、がぉ(ぉぉ
 でも、お姉さんの目の前でソレは! ソレは……!(爆笑)
 あ、青空教室(メイドマスター)……?
 あー、そっちか……(笑)
 見ていてあまりにも痛々しい……。のだが、現実の女はもっと狡猾だ……こんな場では行使しない。尚且つ、完全なあや主観だ。しかし、それが弱者の視点であり全てなのだ。
> あや「お兄ちゃん、凄いねぇ、息よく続くねぇ。凄いねぇ」
 ま、また俺を困らせますか?
> 何かしきりに感動している。 
 ゴーーーーーーーールッ!
> しかも、本来とはどこか違う所で。 
 ゴーーーーーーーールッ!
> あや「う? うんー」(←無警戒 
 ゴーーーーーーーールッッ!!
 ……開始3分でハットトリックですが、なにか?
> あや「何か、するの…?」(←膝の上で無警戒
 ゴーーーーーーーールッッッ!
> 今更ながらにいい響きだった。
 _| ̄|○ < オフサイドかよ……。
> 主人公「……ふむ」
 神降臨の予感……!
> あや「あ、お姉ちゃんだ。お兄ちゃん、お姉ちゃんが帰ってきたよ」
 
_| ̄|○ < またオフサイドかよ……。
 お兄ちゃんがあまりにも変態ティックなんでつが……_| ̄|○ < ニヤリッ
 ノリノリのテキストと主人公の感情が、シンクロ率を跳ね上げるんですっっっ(ぉぉ
> あや「そんな悪いことしてたら、てんちゅうされちゃうんだからね」
 ……ふむ(マテ
 高崎、プッ殺す。
 ファーストアタックの時も殺そうかと思ったが、もう殺す(斎藤一@るろうに剣心)
 こんな気分は……たんぽぽ以来かねぇ……(闇)
 お兄さんは山へ竹狩りに行ってくるんで、ちょいと待ってナ……。
 ……。
 ぐむ。イベント連鎖。
 吹き荒れるシナリオの山。
 そして、夏祭り風薊。
 ……こ、これって美月が着ていた着物じゃ……。
 またしても、神降臨の予感……!
 ってセカンドアタックで、BGMチェンジ……? なんでこんなに切羽詰ったBGMなの……?(笑)
 再降臨は無かったか……(笑)
 ファーストプレイで呆気なくあやシナリオを引き当ててしまったが、シナリオの構成やテキスト表現、伏線の順序、キャラクター、CGなど、ほぼ全ての面で完璧なのだが、ラストがどうにも一世代前の不可思議オチ。ここだけが惜しい。あと、風ノ唄は夏ゲーという意識だったが、それほど強くは感じなかった。

巫女さんシナリオ

 いきなり、あややんルートを引いてしまったか……俺、正直過ぎ?
 あやシナリオをクリアして解かったが、それほど姉(葉子)とシナリオがカブる心配も無さそうだ。安心して本来のトップバッター、巫女さんルートを目指そう。葉子さんはそうでも無いが、さつきは激痛の予感がするのでラストと言う事で。
 巫女さんシナリオと銘打っているが、公式サイトの紹介からして、凛じゃなくて「巫女さん」と呼ばれているのでそれに倣わせて頂いた。偉大なり巫女さん、天晴なり巫女さん。嗚呼巫女さん、巫女さん巫女さん、夢うつつ(謎)
 凛は、とても純朴な性格が悩ましい(謎)
 独特のスローテンポと、凛々しく奥ゆかしいお姿が、大和魂を狂わせる(ぉ
 何故か目的も無く神社通いを続ける主人公(笑)
 いつの間にか話はトんで凛のテスト勉強を見ることになった主人公。どうやら、1学期の期末テストらしい。凛をアパートの自室に招いて、凛のテスト勉強を見る。
 琳は学校帰りに主人公の住まうアパートに寄っているようで、セーラー服のままだ……巫女衣装じゃないのをちょっとがっかりする俺は悪い子でしょうか……(ぉぉぉ
 つーか、違和感あっても無きにしもあらずとも言えず(いみふめ
 ……。
 やっぱり、かなりがっかりしているらしい、俺……(ぉぉ
 あやは夏祭りの頃にはシナリオが完結しかけていたが、凛はまだまだ片鱗も見せていない。そろそろ夏祭りらしいので、神社でお手伝いをすることになったようだ。
 レイニーブルーよろしく、巫女さんのシナリオとはゆるゆると紡がれるらしい……。けど、そんなにシナリオがタルい訳でもないので、これはこれで。
 凛と海へ遊びに行くこととなる。
 凛はスクール水着しか持っていないので、泳ぐのは嫌らしい……さすがだ……さすが巫女さんだ……(謎)
 むしろ、OK!(ぉぉ
 なんでイカ焼きは美味く作れるのに、握るだけのオニギリで失敗するんだろう……不思議なキャラだ(笑)
> 凛「うん、わたし、好き」 
 ……ふむ。 
> 凛「だって、お父さんみたいなんだもん」 
 ……。 
 ……。 
 _| ̄|○
 凛は、よく「うふふ」と笑うのだが、何回聞いてもドラえもんにしか聞こえない……。俺の耳がおかしいんだろうか(笑)
 はだかYシャツキタ────(゜∀゜)────!!
 キタキタキタキタ────(゜∀゜)────!!
 ……。
 み、巫女さんばりあー!?(謎)
 このもどかしい気持ちは、どうつればいいんダ! 転がるしか! 転がるしか!!(ぉぉぉ
 涼やかな朝に舞い、晴れの舞台で舞い、夜も神前で舞う(ぉ
 ……じ、じじぃ止めれ……(ぉぉ
 つーか、じじぃ公認!? イヤッホゥ!
 盛り上がり方に欠けるとか思ってたのに、俺の心にも風の唄が届いたのか、かなりグッと来た。特にエピローグ。
 冗長に感じることも意味があるんだなぁ……。

管理人さんシナリオ

 では、かなり痛いっぽい気配をかもし出しているさつきをラストに控え、葉子さんのルートを目指そう。
 ちなみに、一瞬だけ目を覆われる若草色の画面は、某氏のサイトの壁紙かと思ったよ……?(ぉ
 うーむ……あやのシナリオでは、なんだか痛そうな部分も見え隠れしてたんだけど、どうやってシナリオが展開するんだろうなぁ……と、思っていたら。
 ブランデーを片手に、やったらオットコ前な管理人さん、登場。(ぉぉぉ
 ……。
 あ、あれ? 何も無しで、突入?(笑)
 いや、スプラッタ物はちょっと……(謎)
 ……肉?(謎)
 ……エプ?(ぉ
 ……青空?(涙)
> 主人公「むしろナイスだ、葉子さん」
 ……。
 あ゛あ゛あ゛あ゛!?
 真面目なゲーム(シナリオ)だとばかり思っていた風の唄が変な方向に! 変な方向にィィィ!
> やっと腑に落ちた表情をする葉子さん(やや呆れ気味)
 モウダメポ……。
 ただ、初めてCGとして登場した主人公の目が、あまりにも悲しそうだったのが印象的だった……。

さっちゃんシナリオ

 さて、なんだか騙された感は拭えませんが、ラストにメインヒロインを張っているさっちゃんルートへと進みましょう。
 ツインテールの幼馴染み。と言っても少し年下らしく、「お兄ちゃん」と呼んで懐いてくれている。
 早速、黒炒飯でつか。解かりやすい性格で、萌えやすいこと。おほほほほほ(謎)
 そして埋伏斥候。ころころ変わる表情で、萌えやすいですこと。おほほほほほほほ(謎)
 いきなりお子様炸裂。お前は解かりやすすぎる。でも、萌えてしまう罠。
 くっ……いきなり過ぎるよママン……_| ̄|○
 主人公頑張ってるよ……_| ̄|○
 おぉ……子供な性格のさっちゃんが、おそらく全キャラの中で最も大きな丘を持っているとは……いわゆる一つのギャップか(笑)
 つーか。
 つーか、理由が解からないのはいいが、回避出来ないのかそれは……。
 何も出来ないまま終わるのか……。
 ……。
 辛すぎるよ……。

風ノ唄シナリオ

 これで全クリなのか、タイトルメニューに増える項目。「風ノ唄」単独ルート。
 凛の幼き頃の話なので、ちびっこ巫女さんが乱舞する世界(ぉ
 作品テーマを強く語るシナリオかと思っていたが、そうでもなく、凛のシナリオを補完するシナリオだった。「風ノ唄」の風ノ唄シナリオなのだから、もっと違うものを期待したのだが……まぁ、これはこれで……(笑)
 しかし、
> あや「お、おつです」
 が、このシナリオの全てだと思う(マテ
 ちなみに、フルコンプするとさっちゃんシナリオが変化する。
 クリアしてみたが、何が変化してそのエンドに辿り着いたのか、の理由付けが薄すぎて……だめぽ(笑)

スク水ノ唄

 かなり面白かったし、何よりあややんが最高なので、こっそりとファンディスクもゲッツしてみたりする(ぉぉ
 いきなり神キタ────(゜∀゜)────!!(ぉぉぉ
 機械仕掛けの馬(バイク)にまたがった、かなりロクースチックな神。お見通し。
 どうやら、凛シナリオで果たせなかった夢を追いかける勇者の物語らしい。風ノ唄シナリオも凛シナリオ補完シナリオだったし、凛はかなりの好待遇を受けているようだ。
 道端で妄想全開超特急キタ────(゜∀゜)────!!
 無人の中華飯店でぬるぬるプレイキタ────(゜∀゜)────!!
 波風浮き立つ浜辺でご奉仕キタ────(゜∀゜)────!!
 この主人公……神が降臨してるね……(笑)
> 主人公「へぅ? じゃない。あやのためにわざわざ買ってきたんだ。もちろん学園指定の旧タイプだぞ。」
 神降臨モードの今、彼を止められるヤツァいねェ……(笑)
 お風呂で、紺色の虹。もはや誰が回避できようか。回避する必要も無いだろう。無限エンジンを搭載した神は、この日5発目の大盤振る舞い。
 ファンディスクとはかくあるべしッッ! を貫く、熱くほとばしる漢の魂を感じます。 
 まさにかくあるべしっっ!

総括

 さて総評。
 シナリオは、夏の日を演出はしているものの、それほど雰囲気を楽しむゲームというわけではなく、かなりの勢いで萌えゲー。しかも、あややん限定(ぉぉ
 CGはやや違和感を感じる場面があるものの、全体的にセンスが良く、オープニングムービーは非常に秀逸。キャラクターCGがかなりストライクゾーン低めに設定されているが、概ね無問題(ぉ
 音楽はなかなか良いレベル。聞いていて飽きないながらも雰囲気によく合っている。ただし、CD-DA音源で、ボイスの音量と合わせるのが難しい。
 システムは、軽快とは言い難い。メニュー構成もデザイン的には優れているが統一感がない。しかし、必要にして充分だろう。
 総じて、萌えゲー好きならやって良い感じかも。膝立てチラリが好きな人は死ぬ(謎)
 あと、昨今熱く議論され、曲芸なんかも参戦してきたスク水ムーヴメントは、どうやら風ノ唄から始まったような感じ(ぉぉ

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