2001-07-01

2代目愛車 TOYOTA COROLLA Luxel

スケール : 4365 × 1695 × 1470 mm
車両重量 : 1080 kg
エンジン : S4-DOHC 1794 cc
エンジン パワー : 136 ps/ 6000 rpm
エンジン トルク : 17.4 Kg-m / 4200 rpm

 買うなら新車。購入を決意する以前から決めていた。おそらく俺は今後も新車を乗り継いで行くと思う。
 さて、カローラを買う際に競合したのは次の車である。シビック、ウィンダム、アルテッツア、プリウス、インテグラ、プリメーラ。
 フルモデルチェンジしたばかりのシビックは、大きな進化が見られなかった点が大きく評価を下げた。良い車だとは思うのだが、カローラに比べるとセールスポイントに欠ける。俺の耳と心に、シビックメッセージは何も届かなかった。
 ウィンダムは非常に魅力的な車だ。今でも是非欲しいと思っている。カムリベースとは言え、あのスタイリングは素晴らしい。しかし、俺の金銭的な理由から泣く泣く選定除外となった。いつかは乗りたい……。
 アルテッツアは最後の最後まで非常に迷った。しかし、パッケージングとノイズフィーリングがいまいちだ。FRの弱点とはいえ、後部座席の窮屈感はランティスよりかなりヒドい。FFとは言え10年前の車に負けるようではダメだろう。実際にはアルテッツアのほうが広いのだが、これは感覚の問題。狭いのではなく、狭く感じるのだ。また、トヨタのエンジン音はあまり好きになれない。高回転域を楽しむ車には致命的だ。俺は、速ければイイと言うドライバーじゃない。こう言うスポーティカーに乗るなら運転する歓びと気持ち良さを味わいたいのだ。その点、カローラなら、もともとそう言う車ではないので割り切れる。アルテッツァのマフラーノイズなんかはなかなか良いんだが……。
 プリウスも欲しかったのだが、バリューフォーマネーで考えると、まだまだハイブリッドカーに選択肢は無い。プリウスで培われた技術と経験が活きた次のハイブリッドカーなら考えたが、プリウスは先駆者なだけに、やはり高い。
 インテグラとプリメーラは外観がもの凄く好かない。インテはあからさまにBMWコピーデザインだし、プリメーラは重っ苦しいリアが好きじゃない。両車ともにフィーリングやメカニズムは悪くないだけに残念だ。
 さて、残ったカローラは、俺が生まれる前から常に日本車業界のトップに立ち続けていた車だ。常に時代のニーズに合わせながら、時代に合った提案をしてきた。先代のカローラは意味の無い馬力競争に終止符を打った。今回のカローラは「高級車は革命的な技術を常に創造し、普及させる義務がある。」と提案しているように感じる。(トヨタの名称で言えば)ABSやVVT-i、VSC等のように、他社も追従しなければならなくなるようなスタンダードになりえる革新的な次の技術を求めている。現代の技術力なら質感を出すことならいくらでも出来ることをカローラは証明したのだ。今の高級車にはスタンダードになりえるような技術を試みたものはないと主張しているんだろう。

 購入車種が決まったところで、次はグレードの選択だが、これは簡単に決定した。トヨタの1.5Lエンジンは秀逸な出来だと思うが、1.8Lにした。1.8Lエンジンと言っても、所詮は低速トルク重視のエコエンジンである。先代カローラもそうだったように、カローラセダンのコンポーネンツは非常に多くの車種バリエーションにわたって使用されるため、1.8Lエンジンでもボデーが勝っていると判断できるからだ。
 外観(エアロ等)に関しては、ディーラーの友人に任せた。気に入らない個所はさすがに首を振ったが、基本的にはオールオーケーで外観を整えてもらった。ランティスのサイドシルエットスタイルやウィンダムのフロントスタイルを好んでいる俺の心をよく汲んでくれる、良い友人を持ったものだ。

 納車前に一度、ディーラーで実車を見せてもらったが……コレ、ほんとにカローラ?(笑)
 一見しただけではまったく解らない外観。知人曰く、「カッコ良く言えばミニアリスト。カッコ悪く言えばガキのチョロQ。」である。非常に的を得ていると思う。
 納車の日から1,000km走破まで約2週間。まずまずのペースだ。その時点でのレビューをしてみると……。

 特筆することが無い(笑)

 質感が高いとされるカローラの内装だが、俺にはたいした問題ではなくスルー。他にと言えば欠点が見当たらないところが欠点か。クセやこだわりがあったほうが、より愛車を可愛く感じてしまうものだなぁと痛感しました。
 ハンドリングは良好だが、タイヤの限界を感じてしまうことが多い。ランティスなどはやたらとフロントヘビーに感じたものだが、カローラではその感覚に辿りつくまでにタイヤに限界を感じてしまう。俺はプロテストドライバーではないので、そこまで無理はしない。よーするに、ハンドルを曲げたらちゃんと曲がるのだが、曲がっている感覚が無いのだ。視界が回っているから曲がっていると感じるのであって、ハンドルからは曲がる感覚の伝達が非常に乏しい。また、90kmを超えた当たりからフワつきが目立つようになる。90kmまでは非常に落ち着いており、街乗りで不安が出るようなことは無いだろう。
 加速性能は非常に良好だ。ゼロからのスタートで不満を感じることは無い。車重が軽いからだろう。ただし、中間加速は物足りない。エンジンとギアセッティングによる限界だ。
 ボディー剛性は高く、剛性に不安を感じることは無い。ドア一つにとっても、しっかりとした剛性感がある。安っぽさを感じることはあっても、タイヤが貧弱な分、ボディー剛性に不安が出ることは無いだろう。タイヤを履きかえればまた違った見解になるかもしれない。
 ロードゴーイングノイズは非常に抑えられている。ただし、それは日常速域での話であって、総合的に100kmを超えたあたりからやたらと騒がしくなってくる。タイヤノイズは90kmあたり、エアーノイズ(風切り音)は100kmあたり、エンジンノイズは4,500rpmあたりから、耳ざわりに感じるようになる。
 総合的に見ると、全てが中庸に造られており、カローラと言う大衆車らしい車に仕上げられている。見た目(内装・外装)はややラグジュアリー路線だが、乗ってみればやっぱりカローラ。日常速域(90kmぐらいまで)では非常に高性能で機能的な車だ。